・読書はした方がいいと思うが時間がない
・本を読む時間は平均どのくらいなのか
・読書ってそもそも時間の無駄じゃないのか
こんなことを考えてる人が多いと思います。
子供を持つ親も受験には一生懸命で、良いと言われる学校へ行けばなんとかなるものだと思い込んでいます。
しかし社会に出て、現実の世界にさらされれば、今の時代に学歴の違いはほんの些細な違いでしかないことは、よく知られている通りです。
問題なのは、「本を読んだとしても、そんなに人生変わるもんじゃないでしょ。」と考えていることでしょう。
当記事を読んでいただければ、読書時間の重要性がお分かりいただけると思います。
読書時間はスキマの時間をかき集めてでも作るべき

読書時間を作って本を読む人になれば、言葉遣いや行動に変化が現れます。言葉遣いや行動に現れてくるのにかかる時間には個人差があります。
しかし、その変化は周りの人や上司に感じられます。言葉遣いと行動が変わることで、周りの人の評価は変わります。
それでも続けると、あなたの意識や習慣は変わり、本を読む人になっているはずです。その頃には、仕事の役割は責任が重くなっているかもしれません。しかし、それに見合う給料になっているはずです。
読書量が増えるだけ、収入が増えるというデータもあります。明らかに、相関関係があるのです。
ですので、もし月に1冊以上読めば上位50%、3冊以上読めば上位15%の本を読む人の割合の中に入ります。
自分の周りにいるほとんどの人は、読書をしていない人たちです。つまり、政府の発表する平均年収200万〜300万の人たちということです。
読書量と年収の関係性
読書量と年収との明確な関係性を示す証拠はありません。あるのは、状況証拠だけです。
年収が高いから読書量が多いのか、読書量が多いから年収が高いのかは、証明しきれないのです。言えることは、会社の中で収入が多い人は、歩合給の会社でなければ、一般的に課長や部長であること。
課長や部長は、読書する人が多いということです。そのクラスよりも上に上がるほどに、読書する人の割合が高くなり、読んでる本の数も多いです。
ですから、有名な会社の社長は、皆ひとり残らず読書家です。皆、本が好きで趣味で読んでるわけではありません。仕事に役立てようと思って読んでいるのです。
同様に、同期入社の中で、早々に出世していく人も読書をする人が多いです。「何故あいつのほうが出世が速い。何故あいつのほうが給料が高い」と思うくらいなら、いつ仕事に生かせるか分からなくても、読書をすることです。

読書の時間はスキマ時間を集めてででも作るべき
高校まではよく勉強していた人が大学に入ったら読書をやめてしまう人がいます。それも決して少なくないです。
結果、◯◯大学卒業の卒業証書はもらえますが、社会に入ってから非常に苦労をします。そして残念ながら落ちこぼれていきます。
逆に、三流大学卒業でも、読書量不足に気づいていて社会人になってからも読書を続けていく人が企業の要職についたり、起業したりするケースは少なくありません。
一流大卒でも、転職を重ねて、浪人状態の方は意外に多いです。
その違いは、社会人になってからも読書をやめずに勉強をしてきたかどうかの違いによります。
ですから、社会人になったら、通勤や仕事上の移動時間などのスキマの時間をかき集めてでも、読書時間を確保すべきなのです。

読書は時間の無駄じゃない
読書をしても時間の無駄なんじゃないかと思う人もいます。
それは読書がローリスクでハイリターンな自己投資であるために、よく言われることです。リターンがあるまで待ちきれないのです。
投資で考えると、読書は投資信託のようなリターンの仕方をします。10年15後には、ほとんどの場合、利益は複利で増えていき、かなり大きな金額になって帰ってきます。
しかし、投資信託もまたリターンまでの時間がかかることで、多くの投資家は株投資やFXなどの短期間でリターンが得られる可能性がある投資を選びがちです。そして利益を得られている人は5%とも言われ、他方では30%という説もありますので、明確ではありません。しかし株取引は、「ゼロサムゲーム」と言われる側面もあり、誰かが利益を出せば、誰かが赤字になる投資です。
読書の場合、ゼロサムゲーム的な側面はほぼないと考えて良いです。「ほぼ」と言いますのは、読書をしていない人が半分以上いるおかげで、管理職が成立すると、言えなくもないからです。
社会人になってからの読書量が、自分の年収や出世を決めると考えて良いです。そして、気づいたら、20代〜50代でも取り返しがききます。

読書の時間帯で効果的なのは
読書の時間帯で有効なのは、脳が新しい知識情報を得て、理解や定着がしやすいと考えると、有効な時間帯は、「朝」です。
また、寝る前の時間帯も、脳に定着しやすい時間帯とされています。
ただし、現実世界では、休日には朝起きて読書をし、寝る前に読書をすることは可能かもしれませんが、他の日の日常では難しくなる可能性があります。
仕事のある平日は、通勤の時間帯や、日中の移動時間を読書時間に使うのが現実的です。
逆に読書に向いていない時間帯は、食事後の時間帯です。個人差はありますが、食事を摂ると人は血糖値が上がります。脳が働く栄養素は「糖質」なので、血糖値が上がったときは良さそうに思えます。
しかし、体の中では、血糖値の急上昇があると、上がり過ぎを止めるためにインスリンが分泌されて血糖値が下がります。この血糖値の下降が急だと、眠気が起きてしまいます。
ですので、食後に本を開いて少しすると寝てしまうかもしれません。
本を読む時間は平均どれくらいが良いのか|目安は15〜25分で休憩を挟む方法

本を読む時間は、読書に集中できる時間ということです。
人の集中力には、15・45・90という法則があると言われています。人の集中力が最も高いのは最初の15分ということです。45分までが一般的であり、90分は限界とされています。学校の授業の時間割と同じですね。
以上から、読む本の種類にもよりますが、15分か45分が集中できる時間と考えて良いです。
また、人の集中力を応用したポモドーロテクニックという時間管理の方法もあります。25分間集中し、6分間の休憩をし、また25分の集中に入ることを繰り返す方法です。
この方法は、読書に限らず生産性を上げる方法として知られており、数時間続けて仕事をするよりも、ミスの発生が少なく、仕事量も多いことが、様々な研究データで実証されています。

まとめ
本を読むだけではなく、仕事や勉強に活かそうと意識的に応用することが大事です。ただ読書時間は暇になったら、読むものではなく、自分の給料を増やしたいと思ったら、時間を作って読むものなんです。
その効果が出るには、毎日読書を繰り返して、何ヶ月か何年かかかるものです。しかし、たまたまの営業成績の歩合で給料が増えるのとは違います。
安定的に着実に増えていきます。そのためには、毎日30分から1時間、移動時間に読書をしましょう。
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