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不動産売却|ネット時代に一般媒介を選んでも広告は増えません。損しますよ。

不動産売却をする際に、不動産会社に売却依頼をします。

この時に、「専任媒介契約」「専属専任売却」そして「一般媒介契約」の3種類から、選んで売却依頼をすることになります。

 

売主にとって、媒介契約が3種類に分かれていて、その違いが分かりにくい部分があるかもしれません。

しかし、複数の会社に売却依頼ができるという一面だけを見て、損している売主さんがいることに驚きます。

 

それは、現実を知らない古い間違えた知識で、損をしています。

現役の不動産会社社長が解説します。

 

一般媒介のメリットは広告量増やすこと|ネット時代では1社分以上に広告量は増えません

同じタイプの広告が並ぶ
同じタイプの広告が並ぶ

 

一般媒介契約が「有効だった」のは、インターネットが浸透する前の時代です。

 

インターネットがない時代は、不動産会社はmのチラシ広告や看板が主な情報源でした。

買主にしてみれば、どこにどんな売買物件情報があるのかは、不動産会社を訪ねたり、営業担当者に聞く、またはオープンハウスに行って、紹介してもらうしかありませんでした。

 

一般媒介のメリットは、本来は複数社に依頼して広告量を増やすことだった|メリットは昭和で終わりました

インターネットがない時代は、売却してもらう会社を増やすことで、広告量が増えました。

 

広告量が増えることで、買主の情報が増えて、良い条件の売却にもつながっていました。

それはメインとなる情報源が、チラシや看板だったからです。

不動産各社の広告が重なることが、めったになかった。

 

しかし、そのメリットは、インターネットの普及が進むにつれてなくなりました。

インターネット広告という同じツールを使う様になったからです。

 

ネット時代では、1社に売却依頼しても、10社に依頼しても広告チャンネル(ポータルサイト)は同じ

ネット時代には、不動産ポータルサイトと呼ばれる、SUUMO やアットホームのような不動産の総合サイトが、買主さんのメイン情報源になっています。

 

今では、ほとんどの不動産会社が、SUUMOやアットホームなどという不動産ポータルサイトと契約しています。

つまり、物件情報を広告するチャンネルが同じになっています。

 

1社に売却依頼(媒介契約)をしても、10社に売却依頼をしても、世の中に発信される広告量は、同じなのです。

さらに言えば、社長が営業を兼任している小さい不動産会社であっても、営業社員が数万人という企業グループであっても、広告量は同じになりました。

 

現実をよく知らないと、社員が多い会社のほうが、人数の分だけ売れる可能性が高くなるような錯覚をしますが、それまた勘違いです。

 

一般媒介の重複広告は、損しますよ

同じ広告 重複
同じ広告 重複

 

複数の会社の方がいいだろうと思っていることが、広告的には、マイナス効果に働くこともあります。

不動産のプロでもなく、広告のプロではない人が、PCやスマホで、複数の不動産広告を見たらどう感じると思いますか?

 

一つの広告チャンネル(スーモなど)に複数の会社から、同じ物件の広告は、重複した広告にみえる

例えば、マンションならば、

最初は、「このマンション、随分売ってる部屋がおおい」と思います。

次に、「あれっ?価格が同じだ。・・・・よく見ると同じ物件だ?!」

 

土地や戸建の場合、番地表示は広告に入れませんが、おおよその所在エリアは表示します。

すると「この辺は、売り物件が多いのか・・・」

「じゃあ、値引きの相談もできるか・・・」と買主は、物件を見る前から、「物件が多いのなら、安くなるかも?」と考えるのが、自然です。

 

買主は売主が何故一般媒介を選んでいるのか知りません。

広告の表示の中には、「専任」「一般」という表示はされませんから。

買主によっては「売れなくて困って、何社にも依頼しているのかも・・・」と思う人も、実際に居ます。

 

買主から見た物件イメージは決して良くはない|損です

買主は、物件を選んで決定するまでの期間が、中古物件の場合、非常に早いです。

 

つまり、何ヶ月もの間、物件情報を見ている買主はいません。

それは、不動産会社の社員だけです。

 

すると、複数の会社から、同じ物件情報が広告されていると、一般媒介は複数社で広告・専任媒介は1社で広告なんてことは、普通の買主さんはしりませんので、「重複広告」にしか見えません。

 

重複広告の物件イメージは、よくありません。

「売れ残ってる?」

「必死に、なんとしても売ってる感じ!?だとしたら、値引きもしてくれるよね」

「売れ残ってる物件は、なんか嫌だな・・・」

 

自分が、買い手の立場になったときのことを、思い出せばわかるはずです。

同じ商品の広告がたくさんあることを、見かけた時に思うことです。

不動産も同じです。

 

一般媒介で、複数の会社から、ネット広告をすることは、売主さんの「損」になります。

 

一般媒介 損する
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