句読点を減らす方法:文章をスッキリさせる修正のコツと実践例

句読点を減らす方法

「自分の文章を読み返すと、読点(、)だらけでリズムが悪い……」 「どこを削れば読みやすくなるのか、具体的な基準がわからない」

親記事の「句読点の多い人の特徴と心理|使いすぎはデメリット」では、句読点が多くなる心理的背景や、それによる読み手への印象について学びました。しかし、いざ「実践」しようとしても、どの読点をどう書き換えるべきか、その具体的なプロセスがわからないと修正は進みません。

この記事では、句読点を物理的に減らすための5つの具体的なテクニックを、書き換え前後の例文(ビフォーアフター)を用いて徹底解説します。

目次

読点(、)を減らすための具体的な改善プロセス

文章から不要な読点を消し去るには、単に記号を消すのではなく、文章の「構造」そのものを見直す必要があります。以下のステップで修正を行いましょう。

1. 一文を短く区切り、句点(。)を増やす

もっともシンプルで効果的な方法は、一文を長くしすぎないことです。読点でつないでいる場所を、思い切って句点で切り離します。

  • Before(読点過多): 今日は朝から雨が降っていて、外出するのも億劫だったのですが、どうしても必要な買い物があったので、傘を差して駅前のスーパーまで、歩いていくことにしました。
  • After(改善後): 今日は朝から雨が降っており、外出が億劫でした。しかし必要な買い物があったため、傘を差して駅前のスーパーまで歩いていくことにしました。

修正のコツ: 「~ので、」「~ですが、」といった接続助詞が出てきたら、そこで文章を切るチャンスです。

2. 語順を入れ替えて「係り受け」を整理する

修飾語と被修飾語が離れていると、誤読を防ぐために読点が必要になります。語順を最適化すれば、読点は不要になります。

  • Before(読点過多): 彼は、昨日買ったばかりの、お気に入りのスニーカーを履いて、公園を散歩した。
  • After(改善後): 彼は昨日買ったばかりのお気に入りのスニーカーを履いて公園を散歩した。

修正のコツ: 主語と述語、修飾語と対象を近づけることで、読点に頼らずとも意味が通るようになります。

3. 不要な接続詞のあとの読点を削る

「しかし、」「そして、」「また、」といった接続詞の直後の読点は、リズムを整えるためのものであり、必須ではありません。

  • Before(読点過多): まず、材料を切り、次に、フライパンを熱します。そして、一気に炒めます。
  • After(改善後): まず材料を切り、次にフライパンを熱します。そして一気に炒めます。

修正のコツ: 文頭の接続詞のあとの読点を取るだけで、文章全体の「点々としている印象」が劇的に和らぎます。

実践!「読点だらけ」の文章をスッキリ書き換える

ここでは、より複雑な文章の改善プロセスを見てみましょう。

事例:ビジネスメールの報告文

【修正前】 プロジェクトの進捗についてですが、現在は、設計フェーズが終了し、来週からは、開発フェーズに移行する予定で、予定通りに、進んでいます。

【修正プロセス】

  1. 「現在は、」の読点は不要。
  2. 「~終了し、」の部分で一度句点(。)を打ち、文章を分割する。
  3. 「予定通りに、」の読点を削り、述語「進んでいます」とつなげる。

【修正後】 プロジェクトの進捗は、現在設計フェーズが終了したところです。来週からは開発フェーズに移行する予定であり、全体として予定通り進んでいます。

文章の読点を減らすための「3つのチェックポイント」

自分で書いた文章を推敲する際、以下の3点を意識するだけで「読点過多」は防げます。

  1. 「一文一義」になっているか: 一つの一文に詰め込む情報は一つに絞ります。
  2. 音読して「間(ま)」が多すぎないか: 読点の場所で毎回止まると、話がブツ切りに聞こえるはずです。
  3. 箇条書きに逃げられないか: 複数の項目を読点で並列するなら、箇条書きの方が圧倒的に読みやすくなります。

具体的な直し方を身につけると同時に、なぜ自分が無意識に読点を打ちすぎてしまうのか、その心理的な側面を知ることも大切です。
書き手の内面にある不安や、句読点過多が読み手に与えるデメリットについては、親記事の以下の章を参考にしてください。

[句読点の多い人の特徴と心理|使いすぎはデメリット]

まとめ:物理的な修正が読み手の負担を減らす

句読点を減らすことは、単なる見た目の調整ではありません。読み手の脳が情報を処理する際の「ひっかかり」を取り除き、スムーズに内容を届けるための重要な作業です。

今回紹介した「短く切る」「語順を変える」「削る」という改善プロセスを、日々の文章作成に取り入れてみてください。

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