要約の書き出しは具体的にどう書けばいい

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本の要約を提出してください、などという宿題が出て、「要約」に苦手意識を持っている方もいると思います。

特に悩むのは、要約の書き出しではないでしょうか。書き始める時に、パソコン画面や原稿用紙に向き合って、書き出しまでに時間がかかっていないでしょうか。

書きなれてない人は、書き出しまでに時間がかかるのです。書き出しが、すっと出てこない時は、先に本文を書いてしまいましょう。

また、要約文は、読書感想文のように読み手に読む前の期待感を高めるものではありません。要約文は基本的に要点をまとめたものであり、意見を書くものではありません。誇張することなく、ありのままに書くものです。

ですので要約の書き出しについてはテンプレートのように覚えておくと応用しやすくなります。。

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要約の書き出しは具体的にどう書けばいい

学校から要約文作成の宿題が出されることがあります。

また社会人は社内文書で連絡内容を通知する場合や、忙しい顧客に伝えたいことを書き出して伝える場合などで、要約文作成のスキルは、実際の文章やメール文、あるいは口頭で、応用する場合が多くあります。

要約文の内容の書き方や注意については、当サイトでも紹介しています。

当記事では、要約文の書き出しをどうすればいいのか、具体的な書き出し方について注目し紹介いたします。

要約の書き出し方は最後に書く

要約文の書き出し部分については、最後に書いてください。まず、要約文の作成をしましょう。

あくまでも、一般的な要約文の書き方として紹介します。基本的には原文の流れに合わせて、要約していきます。

最初に、要約する本や文章を読むときに、あとで要約する前提で、読みながら「ここは要点」と思うところに付箋などでチェックし、書き出しても良いです。

読み終わったら、要点をまとめていきますが、文章全体の流れを崩さないことと、章をまたがないで、章ごとに要約し要約文を作成してください。ここまでの手順の中で、自分の頭の中には、この文章あるいは本は、全体としては、「こういうこと」という1行でまとまりそうな、究極な要約文ができていると思います。

要約の書き出しは、それで決まりです。

この本あるいはこの文章は、1行で表すとしたら、なんと表現しますか。1行の要約です。いまいち分からないと言う人は、5W1Hにはめ込むようにして、要約文章全体を整理してください。

要約の書き出しの例文

書き出しの具体的な例文は、次のように書き出すと良いでしょう。

1行目の書き出しは、5W1Hを意識しながら、書き出しを作成してください。(すべての要素を入れなくても良いです。)

what・whyかwho・whatで整理して書くと良いです。

例文として書き出しを紹介するなら、以下のようになります。当然ながら、要約する原文によって詳細は違いますので、書き出しの参考として応用してください。

・本書は、誰々が何々をしたのは、こういう理由からであることをまとめたものです。
・本書では、何々が何々することについて、何々であるという主張がされています。

大学生や社会人が書く読書レポートは基本的に要約文が主体となっています。その書き出しの違いは参考になるかも知れません。

要約の書き出しでは1マスあけるのが正しいか

要約文の書き出しで1マスをあけるのが正しいのか、あけないのが正しいのか、という不安を持つ人がいるようです。

日本語のルールには面倒なことが多い、と感じます。

結論としては、原則として要約文を作成する場合、1マスをあけずに書き出します。作文の場合は、1マスあけて書き出します。1マスあける書き方は作文が、原稿用紙の書き方で書いていくためです。

ただし、要約文でも字数が多い場合は段落分けして書く場合もあります。また、内容に区切りがついて、別の内容を続けて書いていく場合に、別の内容に変わる文章に段落をつける場合には、最初の書き出しも1マスあけるのが正しいとされます。

そうした長文でない限り、要約文の書き出しでは、1マスをあけることに、こだわる必要はありません。

まとめ

要約の書き出しは、どう書いていけばいいのか、迷う人もいるかも知れません。

ルールごととしてではなく、相手にとっての読みやすさに配慮すると、要約文の1行目の書き出しは、内容の概要が分かる一文であることが望ましいです。

繰り返しですが、要約文の書き出しで注意することは、読み手の期待感を高める役割ではありません。要約文あるいは原文の全容が書き出しに集約され、ごく簡単に表されていることです。

つまり「本書は、何々について書かれています。」ということが書き出し部分の役割です。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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