読書レポートの序文の書き方|例文とコツを押さえて迷わず書ける

読書レポート 序文 書き方

読書レポートを書くとき、最初につまずきやすいのが序文です。
何から書けばいいのか分からず、本文より先に手が止まってしまう人も少なくありません。

しかし、序文には「型」と「役割」があります。
ポイントを押さえれば、序文は難しいパートではなく、むしろ書きやすくなります。

この記事では、読書レポートの序文の役割を整理したうえで、具体的な書き方のコツと、そのまま使える例文を紹介します。

読書レポート全体の構成や、テンプレートを使った書き方については、
読書レポートはテンプレートで書くと読み手が分かりやすくなる」でまとめています。


目次

読書レポートにおける序文の役割とは

読書レポートにおける序文は、読み手に向けて「このレポートが何について書かれているのか」を示すための導入部分です。感想や評価を書く場ではなく、題材となる書籍と、本文で扱う視点やテーマを簡潔に伝える役割を持ちます。

序文が整理されていると、読み手は本文の流れを理解しやすくなり、内容を把握しやすくなります。逆に、序文が曖昧だと、本文を読み進める前に混乱を招くこともあります。読書レポートでは、序文は内容を要約するための準備段階として位置づけることが大切です。

序文は「感想」ではなく「案内文」

読書レポートの序文は、読書感想文の書き出しとは役割が異なります。
感想文では「感じたこと」を書きますが、レポートの序文ではそれを行いません。

序文の役割は、
・どの本を題材にしているのか
・本文では何について述べるのか

この2点を、読み手に分かりやすく伝えることです。
いわば、本文への案内文のような位置づけになります。


序文で評価が決まるわけではないが、印象は左右する

序文だけでレポートの評価が決まることはありません。
しかし、序文が整理されていないと、「全体も読みづらそうだ」という印象を与えてしまいます。

逆に、序文が簡潔で分かりやすいと、読み手は安心して本文を読み進めることができます。
序文は短くても、役割を果たしていることが重要です。


読書レポートの序文を書くときのコツ

読書レポートの序文を書くときは、難しく考えすぎないことが大切です。序文は本文の要約でも感想でもなく、あくまで読み手に向けた案内文の役割を持っています。

そのため、盛り込む内容は必要最小限で構いません。題材となる書籍が何で、本文ではどのような視点やテーマを扱うのかを、簡潔に示すことを意識しましょう。また、序文は最初に書かなくても問題ありません。本文や結論を書いたあとに全体を見直し、最後に整えることで、内容のズレを防ぎやすくなります。

最初に「作品情報」を簡潔に書く

序文の冒頭では、題材となる書籍の基本情報を簡単に示します。
書名と著者名を中心に、必要であればテーマに関わる背景を一言添えます。

細かいあらすじや評価を書く必要はありません。
読み手が「どの本の話か」をすぐに把握できれば十分です。


本文で扱う視点を先に示す

次に、このレポートで何を扱うのかを明示します。
課題でテーマが指定されている場合は、そのテーマに沿って書くことが重要です。

「本書を通して何を考察するのか」を一文で示すだけでも、本文の方向性が明確になります。


序文は最後に書いても問題ない

序文は、必ずしも最初に書く必要はありません。
本文と結論を書き終えたあとに、全体を整理してから序文を書く方が、内容がぶれにくくなります。

「最初に書けない」と悩む場合は、無理に序文から始めないことも大切なコツです。


そのまま使える読書レポートの序文例文

読書レポートの序文は、型を覚えてしまえば書きやすくなります。ここでは、テーマが指定されている場合と、特に指定がない場合の2パターンを想定した例文を紹介します。

どちらも、作品情報と本文で扱う内容を簡潔に示すことを目的としています。文章表現や言い回しは、課題の条件や文字数に応じて調整して構いません。まずは例文を参考にしながら、自分のレポートに当てはめてみることで、序文を書く際の迷いを減らすことができるはずです。

テーマ指定がある場合の例文

本書『〇〇〇〇』(著者名)は、△△△△というテーマについて論じた作品である。
本レポートでは、本書の内容を要約したうえで、特に□□□の点に注目し、考察を行う。


テーマ指定がない場合の例文

本書『〇〇〇〇』(著者名)は、△△△△を軸に展開される内容である。
本レポートでは、本書の要点を整理し、印象に残った主張について考察する。


読書レポートの序文でよくある失敗

読書レポートの序文では、無意識のうちに役割をはみ出してしまうケースが多く見られます。序文は本文の内容を整理して示す部分ですが、感想や評価を書きすぎたり、本文で扱わない内容に触れてしまったりすると、全体の構成が崩れてしまいます。

また、序文だけを先に書いてしまい、後から本文との内容が合わなくなることも少なくありません。序文は読み手のための導入であることを意識し、本文を書き終えたあとに見直す姿勢が大切です。

感想を書きすぎてしまう

序文で「面白かった」「考えさせられた」といった感想を書くのは避けましょう。
それらは結論や考察部分に書く内容です。


本文と序文の内容がズレている

序文で示した内容と、本文で実際に書いている内容が一致していないと、全体がちぐはぐになります。
序文は、本文を書き終えたあとに調整する意識を持つと失敗しにくくなります。


まとめ

読書レポートの序文は、長く書く必要はありません。
作品情報と本文の方向性を簡潔に示すだけで十分です。

序文の型と役割を理解すれば、書き出しで悩むことは減ります。
まずはシンプルな構成を意識し、読み手に分かりやすい序文を書くことを心がけてみてください。

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