「文章を書くと読点が多くなる」「句読点を使いすぎて読みにくくなっていないか」と気になっていませんか。
句読点が多くなる原因には、一文に情報を詰め込みすぎること、話すときの間に合わせて読点を打つこと、誤解を避けようとして細かく区切ることなどがあります。
なお、文章の途中に打つ「、」が読点、文末に打つ「。」が句点です。一般に「句読点が多い」という悩みでは、読点の多さが問題になっていることが多くあります。
この記事では、句読点が多くなる主な原因、読みにくくなる使い方、句読点を減らして文章を整える具体的な方法を解説します。
句読点が多くなる主な原因
句読点が多くなる原因は一つではありません。
一文に多くの情報を入れている、考えながら書いた文章をそのまま使っている、話し言葉の間に合わせて読点を打っているなど、複数の要因が重なることがあります。
また、誤解されたくないという意識から、文章を細かく区切りすぎる場合もあります。まずは、自分の文章でどの原因が当てはまるかを確かめましょう。
誤解を避けようとして細かく区切っている
文が長いと読みづらいのではないか、意味を取り違えられるのではないかと考え、読点を多く打つ場合があります。
しかし、読点を増やしすぎると、文章のつながりが細かく切れ、かえって意味を追いにくくなります。
読点だけで区切ろうとせず、一文を二つに分けられないかを確かめましょう。
思考の区切りをそのまま読点にしている
考えながら文章を書くと、頭の中で一度立ち止まった場所に読点を打ちやすくなります。
書き手にとって自然な間でも、読み手にとって必要な区切りとは限りません。
書き終えたあとに文章を読み返し、意味のまとまりに関係しない読点を削ることが大切です。
丁寧に説明しようとして情報を詰め込んでいる
相手に詳しく伝えようとして、一文の中に理由、補足、例などを詰め込むと、読点が増えやすくなります。
この場合は、読点の数だけを減らすのではなく、補足説明を別の文に分けると読みやすくなります。
一文では一つの中心的な内容を伝えることを意識しましょう。
文章の構造が原因で読点が増えるケース
読点が多くなる原因は、書き手の気持ちだけではありません。
一文が長い、複数の情報を並べている、文の組み立てが複雑になっているなど、文章構造そのものに問題がある場合もあります。
一文に複数の内容を入れている
一文の中に複数の話題や結論が含まれていると、それぞれを区切るために読点が増えます。
読点がいくつも続いて読みにくい文は、二つの文に分けられないか確かめてみましょう。
ただし、読点が三つ以上あるだけで誤りとは限りません。意味のまとまりと読みやすさを基準に判断します。
話すときの呼吸や間に合わせて読点を打っている
会話の感覚で文章を書くと、話すときに息を継ぐ場所や、一度間を置く場所に読点を打ちやすくなります。
しかし、文章の読点は呼吸だけでなく、意味のまとまりや文の構造を分かりやすくするために使います。
音読だけで判断せず、読点を外しても意味が伝わるかを確かめましょう。
修飾する言葉が長くなっている
主語や目的語を詳しく説明する言葉が長くなると、どの言葉がどこにかかっているのかを示すために読点が増えます。
修飾する言葉が長い場合は、語順を変えるか、説明を別の文に分けると整理しやすくなります。
接続詞や補足表現を多く使っている
「しかし」「また」「つまり」「なお」などの接続詞や、「たとえば」「もちろん」などの補足表現を多く使うと、その直後に読点が増えます。
接続詞を削っても前後関係が伝わる場合は、省略すると文章がすっきりします。
句点が多くなる原因
句点「。」が多い文章は、一文を短くしすぎている可能性があります。
一文が短いこと自体は悪くありませんが、「私は本を読みました。内容は心理学です。初心者向けです。」のように短い文が続くと、文章が途切れて見えることがあります。
内容がつながっている文は、接続表現を使ってまとめると自然になります。
ただし、スマートフォンで読む文章や、要点を強調したい文章では、短い文が読みやすい場合もあります。文章の目的に合わせて調整しましょう。
句読点の多い文章を改善する方法
一文を二つに分ける
読点が多い文は、内容の切れ目で二つの文に分けます。
読点を句点へ変えるだけでなく、分けた後の文に主語や述語がそろっているかも確かめましょう。
読点を一つずつ外して読み返す
読点を一つずつ外し、意味が変わるか、読みにくくなるかを確かめます。
外しても意味が自然に伝わる読点は、削除できる可能性があります。
一文で伝える内容を一つに絞る
理由、具体例、補足、結論を一文にまとめず、必要に応じて別の文へ分けます。
一文の中心となる内容を一つにすると、句読点も自然に減ります。
接続詞や補足表現を減らす
「また」「しかし」「つまり」などが続いていないかを確かめます。
前後の文章だけで関係が伝わる場合は、接続詞を削っても問題ありません。
時間を置いて読み直す
書いた直後は、思考のリズムと文章のリズムを区別しにくいことがあります。
少し時間を置いて読み返すと、不要な句読点や長すぎる文を見つけやすくなります。
句読点が多い文章の修正例
修正前
私は、文章を書くときに、相手に、誤解されたくないと考えて、読点を、多く使ってしまいます。
修正後
私は文章を書くとき、相手に誤解されたくないと考え、読点を多く使ってしまいます。
さらに読みやすくする場合
私は文章を書くとき、読点を多く使ってしまいます。相手に誤解されたくないと考えるためです。
補足文
読点を削るだけでなく、原因と結果を別の文に分けると、内容がさらに伝わりやすくなります。
句読点が多くても必ずしも間違いではない
句読点が多いからといって、必ずしも間違った文章とは限りません。
意味の誤解を防ぐために必要な読点もあり、短い文が読みやすい場面もあります。
大切なのは句読点の数ではなく、文章の意味が自然につながり、読み手が内容を理解しやすいかどうかです。
数だけを機械的に減らさず、文章の構造や目的に合わせて調整しましょう。
よくあるQ&A
句読点が多くなる原因は何ですか?
一文に多くの情報を入れている、考えながら書いたときの間に読点を打っている、誤解を避けようとして細かく区切っているなどの原因が考えられます。
読点は一文に何個まで使えますか?
一律に何個までという決まりはありません。読点が多くても意味が明確な文章はあります。ただし、読点が続いて読みにくい場合は、一文を二つに分けられないか確かめましょう。
読点を打つ場所はどこですか?
主語が長い場合、意味を区切る必要がある場合、読点がないと誤解される場合などに使います。話すときの呼吸だけでなく、文章の意味や構造を基準に判断します。
句読点が多いのは心理的な問題ですか?
句読点の多さだけで心理状態を判断することはできません。誤解を避けたい意識が影響する場合もありますが、一文の長さや文章の組み立て方など、技術的な原因も多くあります。
句読点が多いと文章は読みにくくなりますか?
必要以上に読点があると、文章のつながりが細かく切れ、読みづらくなる場合があります。一方、意味を明確にするために必要な句読点もあるため、数だけで判断しないことが大切です。
句読点を減らすにはどうすればよいですか?
一文を二つに分ける、不要な接続詞を削る、補足説明を別の文へ移す、読点を一つずつ外して読み返すなどの方法があります。
まとめ
句読点が多くなる主な原因は、一文に情報を詰め込みすぎること、思考や会話の間に合わせて読点を打つこと、誤解を避けようとして細かく区切ることです。
読点が多い場合は、不要な読点を削るだけでなく、一文を二つに分ける、補足説明を別の文へ移す、接続詞を減らすなど、文章の構造から見直しましょう。
句点が多い場合は、内容がつながる短い文をまとめると、文章の途切れた印象を抑えられます。
句読点の数に決まった正解はありません。読み手が意味を自然に理解できるかを基準に調整することが大切です。
句読点の使い方だけで、性格や障害の有無を判断することはできません。
句読点の多さと心理的な要因について詳しく知りたい方は、「句読点が多い人は障害なのか原因と心理の特徴を正しく理解する」も参考にしてください。
