要旨の書き方はどう進める?考える順番と作り方

要旨 書き方 手順

要旨を書くとき、多くの人が「何を書けばいいか」よりも、「どこから考えればいいか」で手が止まります。
実は、要旨は文章力よりも考える順番を押さえることで、安定して書けるようになります。

この記事では、要旨を作るときの基本的な流れを整理し、迷わず書き始められる手順を解説します。

→ 要旨の意味や役割、レポート・論文での基本的な考え方については、こちらの記事で全体像を整理しています。
要旨とは?簡単にわかる解説からレポート・論文での書き方まで


目次

要旨の書き方で迷いやすいポイント

要旨の書き方でつまずく人には、いくつか共通した傾向があります。
文章力の問題ではなく、要旨の役割や考え方を正しく捉えられていないことが原因です。ここでは、多くの人が迷いやすいポイントを整理し、なぜ書きにくく感じるのかを明らかにします。

いきなり文章を書こうとしてしまう

要旨を書くとき、最初から文章にしようとすると、
・情報が多すぎて整理できない
・重要度の判断ができない
といった状態になりがちです。

要旨は「書く前の整理」が大半を占めます。


本文と同じ説明を繰り返してしまう

要旨は本文の要点をまとめるものですが、
本文と同じ流れで説明し直す必要はありません。

まずは、全体像を一段上から見る視点が必要です。


要旨の書き方を整理する基本的な考え方

要旨を書く前に、まず押さえておきたいのは、要旨がどのような役割を持つ文章なのかという点です。
この理解が曖昧なまま書き始めると、情報を詰め込みすぎたり、逆に大切な内容が抜けたりしやすくなります。ここでは、要旨を書くときの考え方を整理し、後の手順につながる土台を作ります。

要旨は「結論文」ではない

要旨は結論だけを書く部分ではありません。
目的・方法・結果・結論の流れを、短く整理したものです。

最初から強い主張を書こうとすると、内容が偏りやすくなります。


要旨は「情報の並べ替え作業」

要旨を書く作業は、新しく文章を生み出すことではありません。
本文にある情報を、順番を変えて並べ直す作業と考えると楽になります。


要旨の書き方|考える順番と手順

要旨は、思いついたことをそのまま文章にするのではなく、順番に整理していくことで書きやすくなります。
先に考える内容を分けておくことで、情報の取捨選択がしやすくなり、要旨全体の流れも整います。ここでは、要旨を形にするまでの考える順番を、具体的な手順として紹介します。

ステップ1:本文の要素を書き出す

まず、本文から次の4点だけを抜き出します。

・何を目的に書いたか
・どんな方法を使ったか
・何が分かったか
・最終的に何が言えるか

この段階では、文章にしなくて構いません。


ステップ2:重要度で削る

次に、書き出した内容を見て、
「なくても伝わる情報」を削ります。

要旨では、背景説明や細かい補足は不要です。
判断に必要な情報だけを残す意識が大切です。


ステップ3:流れを整えて文章にする

最後に、残した情報を
目的 → 方法 → 結果 → 結論
の順に並べ、短い文章にまとめます。

このとき、説明を足そうとせず、
「伝わる最低限」を意識すると、要旨が長くなりにくくなります。


要旨を安定して書くための作り方のコツ

要旨は手順を理解していても、毎回うまく書けるとは限りません。
その差が出るのは、書き方以前の小さな意識や進め方にあります。ここでは、要旨を安定して仕上げるために押さえておきたい基本的なコツを整理します。少し意識を変えるだけで、書き直しの回数を減らすことができます。

先に本文を完成させる

要旨は、本文が完成してから書くほうが正確になります。
途中で書くと、内容がズレやすくなります。


書き終えてから一文目を調整する

要旨全体を書いたあとで、
最初の一文を読み返し、
「何についての文章か」がすぐ分かるかを確認します。

この調整だけで、要旨の読みやすさは大きく変わります。


要旨の書き方は手順で考えると楽になる

要旨は、感覚で書くものではありません。
考える順番を整理すれば、誰でも形にできます。

・情報を抜き出す
・削る
・順番を整える

この流れを意識するだけで、
要旨作成の負担はかなり軽くなります。

目次