読書感想文は書けたのに、タイトルが決まらなくて困ってる人って少なくないと思います。
「・・・(タイトル)を読んで」ではつまらないですね。
読んでよかった感を感じさせる感情的な表現がある方が、読み手の目に止まりやすくなります。当記事を読むと題名の付け方のヒントが得られます。
読書感想文の題名の書き方|規定はないが注意点がある
青少年読書感想文全国コンクールの規定によれば、読書感想文の題名については、特に規定がありません。
文字数についても、題名と氏名の書く位置についても、規定がありません。題名と氏名の場所については欄外でも、枠内でも良いとしています。
ただし、地域ごとの独自の決まりがある場合がある場合もあるとしています。学生の場合は、学校の先生が、都道府県に確認しているはずですので、先生の指示に従うと良いです。
ですので、当記事で紹介する「読書感想文の題名の書き方」は、一般論と捉えていただき、実施都道府県に確認していただく必要があります。
読書感想文の題名の書き方
読書感想文の題名の書き方には、いくつかのポイントやコツがあります。せっかく読書感想文を提出するのですから、良い評価を受けられるように、応用してみてください。
読書感想文の題名の付け方
当記事で紹介する読書感想文の題名の付け方はルールではありません。一般的に「良い」とされる方法を紹介しているものです。型にはめて考えることは必要ありません。参考にしていただいて、オリジナリティが表現される方が、評価が高い可能性があります。
・本のタイトルと関連付けて書く
・最も強く感じた感想から関連させて書く
・本文中の強いメッセージを転用させる
本のタイトルから関連付けて
よくあるのは、「・・・(タイトル名)を読んで」ですが、「普通すぎて、つまらない」という感情で読み始める可能性があるのは、もったいないです。例えば「・・・で知った□□□」「・・・から学んだ□□□」などとすると、読書で成長した感を伝えられ、関心度が高くなる可能性があります。
同様に、強く感じた感想や本文中の強いメッセージを関連付けると良いです。感じたこと・学んだこと・役立つこと・気づいたこと・見つけたことなどと関連付けて、自分自身にプラス効果や変化進化があったことを表現し、読んでよかった感が伝わる題名にすると、読み手の目に止まりやすくなります。
読書感想文の題名の書き方で注意すること
読書感想文の題名をつける時に気をつけるべきことがあります。ルールとして明文化されているわけではありませんが、注意することで良い題名をつけられるようになります。
・考えすぎて感想文の内容から離れすぎないようにする
・あまりに長い題名はむしろ分かりにくい
・題名の場所は一番最初に
・題名に本の名前は必ずしも入れなくても良い
読書感想文の題名は感想文の内容をイメージしやすく
題名をつけることに凝りすぎてしまい、感想文の内容から離れすぎてしまっているものがあります。感想文の読み手は、題名から感想文の内容の方向性などをイメージして読み始めます。
時に、題名を目を引くものにしようと凝りすぎてしまった結果、感想文の内容から離れすぎている場合があります。すると、題名からイメージを持って読み込んでいく読み手は、題名に書かれていることが感想文に書いてないことに違和感を感じてしまいます。当然ながら、感想文の評価は下がってしまいます。
読書感想文の題名は長い場合は2行でも良い
読書感想文の題名に思いを込めていると、気がつくと長い題名になってしまうことがあります。あまりに思いを詰め込みすぎると、長くなったり、むしろ分かりにくい題名になってしまうことがあります。
題名の長さは15文字前後が良いです。長い題名をイメージしていると、15文字前後では短すぎる感覚があるかもしれません。しかし、読み手にとってみると短い題名のほうが、いくつものイメージを感じつつ読み始めてくれます。
ただし、本のタイトルがそもそも長いなど、どうしても短く整理できない場合は、2行に分けて書きます。1行目は言葉の区切りの良いところで終えて、2行目は下詰めで書くのが一般的です。
読書感想文の題名を書く場所はどこに書く|何マスあけるか
一般的に読書感想文の題名を書く場所は、「1行目に上3マスをあけて4マス目から」書きます。
名前は2行目に、下1マスをあけ、姓と名前の間にも1マスあけてください。本文は3行目から書きます。上1マスあけて書いていきます。以降は、段落ごとに、上1マスあけて書いていきます。
ただし、青少年読書感想文全国コンクールの規定では、指定がありません。当記事の書き方はあくまでも一般論です。
各地域で、独自ルールを作っている場合は、そちらが優先と考えてください。
読書感想文の題名に本の名前は入れるべきか
題名の中に本の名前・タイトルを入れなくてはいけないというルールはありません。実際、かなり長いタイトルの本もありますので、題名に含めることが難しい場合もあります。
ただし、何の本の感想文なのか、読み手が理解できなくなってしまいますので、本文中に書いておくべきです。
本文の書き出しである必要はありませんが、ある程度早い段階で、読み手が理解しやすいほうが良いです。
中学生・高校生の読書感想文の題名の書き方|小学生との違い
結論から言えば、中学生・高校生だから題名の書き方はこうすべきというルールはありません。ただ、少しだけ大人びた表現として、例えば「○○(本のタイトル)、私はこう考える」などという題名の書き方があります。逆に小学生の場合なら、この題名の書き方ではこの題名の書き方では、似合わない感がします。
また読書感想文の題名はいつつけたら良いのかという問題があります。中学生・高校生でたびたび読書感想文を書く機会がある方ならば、読書感想文を書き始める時点で、感想文の内容が決まっているかもしれません。その場合は書き始める時点で、題名をつけてから書き始めると良いです。先に題名を決めていることで、読書感想文の内容の方向性が定まり、ゴールに向かって書いていけるからです。
しかし読書感想文は普段ほとんど書かないという中学生・高校生の場合は、感想文を書いている途中か書き終えてから題名をつけると良いです。ある程度書き慣れていないと、内容の方向性が決まらないからであり、内容が決まらない段階で題名をつけることは難易度が高いからです。
読書感想文をつける難易度から考えると、感想文を書き終えてからつけるのが最も題名をつけやすいタイミングだと思われます。ただ定番のように「○○○○(本のタイトル)を読んで」という題名だけはやめておきましょう。前述の通り、つまらない印象を与えてしまいます。
また先に題名をつける場合に、時間を使いすぎないように注意しましょう。考えすぎて時間をロスしてしまう失敗がよくある読書感想文の失敗の一つです。もし決まらないなら感想文の本文から書き始めることです。
まとめ
読書感想文の題名をつける時には、実は自由に考えて良いと思います。せっかく書くのですから、良い評価を得られる方がいいと思いますが、考えすぎた結果、実際に書いた感想文と離れすぎてしまったり、伝わりにくい題名になることもありえます。
また感想文は個人の主観であり、よほど偏った記述をしない限り、「間違えた感想文」にもならないはずだからです。
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