話が長い人は頭が悪いというのは本当なのか?

話が長い人 頭悪い

話が長い人は実際に頭が悪いのかどうかは、検証することは難しいです。

しかし、一般的には「話が長い人は頭が悪い」と思われている傾向にあります。

頭が悪いと思われる原因があるのです。

また話が長いと感じることと実際の時間が、必ずしも一致しません。

深堀りして解説します。

目次

話が長い人は頭が悪いというのは本当なのか?

話が長い人 頭が悪い1

話が長い人が本当に頭が悪いかの事実について検証は困難です。

知識情報を豊富に持っている人は、一般的には頭が良いとされます。しかし、知識情報が豊富であることで、話が次から次へと膨らんでいき、話が長くなる可能性もあります。

そもそも話が長いことについて、どういうことなのかを考える必要がありそうです。

話が長いと感じることと実際の時間の関係は一致しない

話が長いということは、何分なのか、何時間なのかという具体的な目安はありません。それは聞き手の主観によるものだからです。

2時間の話であっても、「あっという間だった」と思う場合もあります。逆に、5分10分でも「長い」と感じることがあります。つまり、長い話とは物理的に時間が長いということではないのです。

相手が長いと感じれば長い話になります。話す方の立場になるときには、逆に短いと感じてもらいたいものです。

話が長いと思われる原因は

話が長いとされるのは、前述したとおり相手の主観が決めることです。では、どんなケースの時に、話が長いと感じられてしまうのかが大事なところです。

これは、誰にでも起こることです。また仕事の場面が多いですが、日常生活においても起こることです。

仕事の場面で見ても、話が長いのは上司だけではありません。話が長い部下もいますし、話が長い同僚もいます。

話が長いと思われる原因は話の内容に問題がある

立場の違いはあっても共通することは、長い話だと思われる原因は話の内容にあります。

相手にとって長い話だと感じるのは、話の内容に興味や関心・共感を感じることができない場合です。簡単に言えば、面白くない話・つまらない話・役に立たない話、ということになります。

不平不満や愚痴などネガティブな話題も、同様です。立場上、嫌でも受けるしかない場合はツライものです。

怖いのは、相手が社外の場合です。社内の場合のように、話が長い事を指摘されないからです。最悪の場合はクレームになる可能性がありますし、商談が順調に進まなくなる可能性が高いです。

話の全体像・ゴールが見えない・文章の構成が見えないし要約されていない

このケースは、社内によくあります。この場合、話が長いのは、上司の場合もありますし、部下の場合もあります。

いわゆる論理的な話し方になっていないというケースです。相手にしてみると、「何の話なのか」「どこへ向かっている話なのか」「何をしたいと考えている話なのか」が、分からないことがあります。

最初に全体像やゴールを示してから、話し始めるのがコツです。ただし、話し手は文章構成を考えたり、要約をして話す必要があります。構成されていることや要約されていることが、分かりやすくなる文章のコツだからです。

悪い見本として、「最後にもう一つ」を繰り返す人がいます。頭が悪いと感じるケースです。

感情的で言い尽くさないと気がすまないから|要約しない

話しているうちに興奮するタイプの人は、要注意です。コントロールしきれずに、感情の垂れ流しになり、ただただ長い話になります。言い尽くさないと、感情的に収まらない状態になるケースです。

ほとんどの場合、話の途中からは同じ話を繰り返してしまいます。話をする前に、頭の中に文章を構成して、要約をしてコントロールして話す練習をすべきです。

文章力が必要ですが、話す前に大体の文章が用意できていれば、実際の場面では現行に沿って読みすすめるようにして話すことができます。内容を暗記する必要はなく、メモを手元において話すのでもいいです。

実際には、話が長い人が自分では気がついていない場合が多いです。特に自分が上席の場合、自分は熱意を込めて話していると感じている場合は、ほとんど同時に話が長い人と思われています。

話が長い人を頭が悪いと感じる理由

一般的には話が長い人のことを頭が悪いという声があります。

また話が長い人は頭が悪いとするタイトルの書籍(「バカの話は必ず長い」「頭のいい人は短く伝える」など)もあります。

しかし問題なのは、単純に話が長いことではないのです。話が長いことだけではないことに、頭が悪いと思われる理由がありそうです。

話が長い人が頭が悪いのは相手が興味を感じていないことを感じ取れない

人は自分が興味や関心を持てない話・共感もできない話には、「つまらない」「無駄だな」と感じます。すると、「つまらない」「無駄です」「興味がありません」という感情が、仕草や態度に現れます。

一般的には、話し手はその仕草・態度から、話の方向性を変えたり、話題を変えていくものです。

しかし中には、相手の様子の変化を感じ取れない人がいます。結果的に、相手が望んでいない話を続けてしまいます。これが、頭が悪いと思われる理由の一つです。

話題に興味・関心を感じても話し手の思考に偏りがありすぎる

仕事の話の場合、興味や関心を感じないということは、通常はありません。(あるなら別の問題)

しかし話し手の思考が偏っている場合があります。語彙力・読解力がない人にある現象です。読書で学んだ知識を持っていないために独自のロジックで、物事を考えます。

受け入れがたい思考の偏りがある時に、頭が悪いと思われる可能性が高いです。

話が長いことに注意を受けても改善されない

上司によっては、話が長い部下に対して、育成のために指摘をして改善のアドバイスをします。部下の話が論理的になり、分かりやすくなることは、当人のためであり、店やチームのためだからです。

しかし、何度アドバイスをしても改善できない人もいます。そんなときには、頭が悪い人だと感じることがあるでしょう。

まとめ

話が長い人は頭が悪いと言われますが、そう単純ではありません。

頭が良くても、話が長い人はいるからです。

この場合の「話が長い」というのは、物理的に長いのではなく、面白くない話・つまらない話でゴールラインが不明瞭のまま続けられている状態です。

その上で、相手の良くない反応に気づくことができないままに、つまらない話を続けている状況にあります。

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