読解力を鍛えることは小学生・中学生にも大事なことですが、深刻なのは、大人です。
社会人になって読解力が不足している人には、至急鍛えることが必要です。
読解力を鍛えると仕事の成果も人間関係も変わります。今まで上手くいっていないとすれば、読解力不足に原因があるからです。
読解力を鍛えるとどうなるか|メリットは仕事の成果と人間関係に
読解力といえば学校の勉強と繋げて考える人もいるかも知れません。
しかし実際には、社会人になって仕事がうまくいかない人や人間関係がうまくいっていない人の原因の一つになっています。
読解力とは文章を読んで理解する能力です。しかし今は仕事でもメールやLINEが使われるようになり、文章でのコミュニケーションが中心になっています。
社内の連絡や相談、そして上司への業務報告、さらに顧客や取引先との商談や交渉など、文章によって行われています。文章を正確に読めるかどうか、さらに行間を読めるかどうかによって、相手の意図を汲み取ることも読解力です。
読解力を鍛えると何が変わるか
読解力がない人は、本や文章を正確に読むことが苦手です。
自覚がある人もいると思いますが、読解力がない社会人の現状は、仕事や人間関係で困っていることがあるはずです。
1)上司の仕事の指示が理解できない
2)指示された通りに仕事をしているはずなのに、違うと言われる
3)顧客や取引先とのメールのやり取りで怒らせてしまったり理解不足で叱られた
4)同僚とのコミュニケーションがうまく取れない
読解力とは、国語の文章問題などを連想する人がいるかも知れません。
しかし社会人の読解力不足は、仕事ができないこと・ミスが多いこと・クレームになること・同僚や上司から何故か嫌われてしまうなどという状況を起こしてしまいます。これらの問題の原因の根っこにあるともいえます。
読解力がないことが原因となって、さまざまなトラブルやクレームが発生します。
読解力が身につけば、これらのマイナスの状況が全て変わっていきます。繰り返しですが、全ての原因は読解力にあるのです。
読解力を鍛えることで、文章を正確に理解して読めるようになることで、それらがうまくいくようになります。
1)上司が発した文章の意味・書いた文章の意味が正確にわかれば、上司が求めていることとのすれ違いがなくなる。
2)いちいち文章や言葉になっていなくとも、どう理解すべきか考えるべきなのかがわかるようになり、上司や同僚からの評価は変わります。
3)顧客や取引先が何が困っているのか、何を希望しているのか、などが理解できるようになり、交渉や商談が的なり契約が増えるようになる
4)自分の理解不足ですれ違っていたことが理解できるようになり、伝わるようになる。
5)本や資料から知識情報を読み取れるようになる。
6)相手が書いた文章・話した文章から、何を言っているのか要点も分かるようになります。
読解力を鍛えると変わることの一部を紹介しました。
ゆくゆくは、仕事内容が理解できるようになり、ミスがなくなり、良い成果が生まれるようになります。当然、上司や同僚からの評価も上がります。
当然収入も増えていくでしょう。
現状が、先に紹介した読解力がない状況の中にいる方は信じられないかも知れませんが、現実は読解力を鍛えると、良いことだらけなのです。
読解力を鍛える方法
読解力を鍛える方法は、本を読むこと・考えること・理解したのか確かめることです。この繰り返しを続けることで、読解力は鍛えられていきます。
読解力を鍛える方法|本を読む
一番おすすめする読み方は、良い本に巡り合ったら、同じ本を繰り返し読むことです。
読書量を増やすことの方が有効ですが、それはこれまでに本を読んできた人の場合です。読解力がない人の多くは、本を読む経験が少ないです。読書経験が低い人の場合は、まずは同じ本を何度も読んで、字面をたどっていく読み方ではなく、意味を考えて読むことです。
読解力を鍛える方法|クリティカルに考える
クリティカルシンキングとは、批判的に考えるという意味です。
批判的に考えるとは、否定的に考えるのではありません。事実に反することはないか、間違えていることはないかを考えながら読むことにつながります。
実はクリティカルに考えて読むということは、理解をしていなければできないことですので、深く意味を読み取ることにもなります。
読解力を鍛える方法|理解したのかを確認する
理解したのかを確認する方法で簡単なのは、要約をアウトプットすることです。(アウトプットしなければ、読書内容は残りません。)
要約は、要点を要旨に沿って、まとめることです。
要点を抽出するには、要旨を見つけ出し、要旨に合う要点を抽出作業をすることになります。全体を精読していなければ、出来ないはずです。
アウトプットの方法は、目的が読解力を鍛えることですので、自分が結果を確認できることがひとまずできれば、方法の制限はありません。日々の練習として、毎日繰り返す方法をお勧めしますが、その場合1日1冊を読むことは難しいかも知れません。
「1日に読んだ数ページについて章ごとにまとめる方法」か、本ではなく「社説を読んで要約する」なら、せいぜい1000文字ですので、数分から10数分で読めるでしょう。読んだ後は、要約してみることです。要約力を高めることにもなります。
まとめ
読解力といえば、小学校や中学校をイメージするかもしれませんが、現実社会で本当に重要なのは、社会人になってからです。
社会人になってからの時間のほうが遥かに長いし、影響も大きいです。
もしも、読解力が低いという状態ならば、少しでも早く、至急鍛えあげて本を読む人になる方が得な人生になります。本を読むと何がいいのかと言う人もいますが、本を読まない人生は、客観的に見て損をしています。
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