新書おすすめ|中学生から年代別

新書 おすすめ 年代別

新書は、読書愛好者にとって魅力的な存在です。そのコンパクトなサイズには、豊富な知識や興味深い情報が詰まっています。新書は、専門的な分野から一般知識まで、さまざまなテーマを網羅しており、読者に新たな視点や知識の拡大をもたらします。

本記事では、新書の中から特におすすめの作品を厳選しました。選び方の基準は、その年の新書ランキングや出版社の信頼性、読者の評価などさまざまです。また、対象読者層に合わせて、高校生や大学生、中学生などに特化したおすすめ作品もご紹介します。

さらに、新書のジャンルも幅広くカバーしています。社会問題や科学、文学や歴史、経済やビジネス、教育や社会学など、多岐にわたる分野におすすめの新書が存在します。それぞれのジャンルにおいて、読者の関心や学習のニーズに応じた作品を選びました。

本記事では、新書の魅力をご紹介しながら、読者の皆さんに役立つおすすめ作品を提案します。知識の深化や興味の幅広げにぜひ活用してください。新書の世界を開拓し、豊かな読書体験をお楽しみください。

目次

新書おすすめ|中学生から年代別

新書とは、小さくて安くて読みやすい本のことです。新書の魅力は、さまざまな分野の知識や話題を手軽に学べることです。新書は、専門家やジャーナリストが書いたものが多く、最新の情報や見解が得られます。

また、新書は、一般の書籍よりもページ数が少ないので、時間がない人でも読み切れます。新書は、自分の興味や関心に合わせて選ぶことができます。新しい発見や感動を与えてくれるかもしれません。新書を読むことで、知識や視野が広がり、人生が豊かになるでしょう。

新書のおすすめ性と読者へのメリットについて、少し話してみましょう。新書とは、最新の知識や情報を分かりやすくまとめた小型の本のことです。新書は、一般書よりも安価で手に入れやすく、さまざまな分野の専門家や作家の意見や考え方を知ることができます。

新書を読むことで、読者は自分の知識や視野を広げることができるだけでなく、時事問題や社会問題に対する理解や関心も深めることができます。新書は、読書の習慣をつけるのにも最適です。一冊のページ数が少なく、短時間で読み切ることができます。また、新書は、自分の興味や好みに合わせて選ぶことができます。新書は、多様なジャンルやテーマがありますから、きっとあなたにぴったりの一冊が見つかるはずです。新書を読むことで、あなたはより豊かで楽しい読書ライフを送ることができます。

新書のおすすめ:中学生

中学生には新書は少しハードルが高い書籍として印象があるかも知れません。

もちろん文庫本の小説を読むのもいいことですし、たまにはマンガも良いでしょう。今は電子書籍サービスの各社が無料でマンガを読めるサービスを行なっていますので、マンガを避けて通るのは難しいかも知れません。ただアメリカとイギリスの研究では、コミック(マンガ)を読む人の読解力がマンガを読まない人よりも低いことがわかっています。

中学生は人生が始まって間もない年代ですが、この先年代が進むにつれて活字を読む人と読まない人の差が広がっていきます。社会人になって数年後には、本を読む同年代の人が自分の上司になるケースが実際にあります。

中学生のうちから新書で活字を読むことに慣れていくことをおすすめします。習慣づけです。中学生のうちに読んでおくべきおすすめの新書は次の3冊です。

・「夜を乗り越える」|又吉直樹(小学館よしもと新書)
・「なんのために学ぶのか」|池上彰(SB新書)
・「高校生になったら」

お笑い芸人又吉直樹さんの初の新書です。「なぜ本を読むのか」「文の何が面白いのか」などについて書かれています。又吉直樹さんが少年時代に様々な夜を乗り越えてきたことを振り返りながら描かれています。

「どうして勉強しなくてはならないのか」について、池上さん流の教えを学べます。これはまさに「良い質問」に対する池上さんの答えでしょう。一応は子供に向けての書き方になっていますが、社会人の中堅社員・ベテランの社員が読んでも得るものがあるはずです。本を読んで勉強することだと考える大人が多いです。結果、言葉を知らないままの社会人だらけになっています。50代になっても、60代になっても、学ぶことは日々あります。

高校教師であった著者が、高校生になる前の中学生に向けて語っています。

古い本ですので、細かな部分には現在とは違いがあります。しかし高校生になったら起こる諸問題については、今も昔も大きな違いがないように思いますし、人間の基本的な部分については、そのまま活かせます。

新書のおすすめ:高校生

学校読書調査(全国学校図書館協会)によれば、小学生・中学生の間は比較的よく本を読む人が、読書以外に楽しいことを見つけてしまうせいなのかわかりませんが、読書率と読書量がぐんと減ります。

実は、約半分の人が本を読まないこと、読むという人で最も多い人は月に1〜2冊というデータは、高校生以降は大学生になっても、そして社会人になっても概ね同じ傾向なのです。ですので、高校生以降も平均して毎月3冊以上の読書を継続していれば、上位15%(文化庁の「国語に関する世論調査」を参照)の中に入るのです。

社会人になってから良い評価を受けている人は、学歴ではなく、読書によって勉強を続け上位15%の中にいるということなのです。高校生のうちに読んでおくべき本は、なるべく広い範囲から見つけることです。

おすすめするのは次の5冊です。

・「わかりやすさの罠」|池上彰(集英社新書)
・「アドラー心理学入門」|岸見一郎(ベスト新書)
・「生物と無生物のあいだ」|福岡伸一)
・「友だち幻想」
・「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」

ニュースを分かりやすく伝えるプロの池上彰さんが、ネットニュースやSNSでのコピペや要約ばかりのネット情報に警鐘を鳴らしています。

タイトルがアドラー心理学入門とあるように、深くは書かれていません。大ヒットとなった嫌われる勇気と幸せになる勇気を読み、アドラー心理学入門を読むことで、ちょうどよい復習になりそうです。入門と書かれているので誤解してしまいそうです。もし嫌われる勇気をまだ読んでいない方は、本書だけを読むのはあまり意味がないかもしれません。

「生物と無生物のあいだ」は2008年の初代の新書大賞に選ばれた本です。「生命とはなにか」プロローグからして、上質のミステリをー読んでいるかのような気分になっていきます。生物学者が書いた文章に最初から吸い付けられてしまいます。専門的な用語には、分かりやすく噛み砕いた表現がありがたい。

読売中高生新聞主催の「キミに贈る本(キミ本)大賞」の第1位の本です。人との距離感覚を磨いて、人とのつながりを築けるようになろうとする本です。目次を眺めて見るだけでも、身につまされる感覚がします。シンプルでかつ深い。

出版されてから月日が流れたが、未だによく読まれる本です。ジャンルで言えば会計学の本であり、聞いてしまうと手に取りにくいと感じる人もいると思います。しかし文章で使われている題材は、極めて日常的です。会計学の勉強のためではなく、日常の出来事から、お金に関する基本を学ぶことができます。

新書のおすすめ:大学生

大学生は最も本を読まない年代の可能性があります。大学受験が終わり、気が緩んでしまうことが理由かも知れません。一生懸命に勉強をして、第1希望の大学あるいは第2か第3希望の大学に合格したのだと思います。少し酷に聞こえると思いますが、「良い大学に入社できれば、良い会社に入社できる。そして幸せな未来が待っているというのは、もはや幻想です。

社会人になってからの評価には学歴はほとんど関係がないからです。二流と言われる大学出身者でも社会人になっても読書を続けている人は、評価されるような言動が増えていきます。入社数年後には読書量が減っていなければ、同期の出世頭になっている可能性があります。  大学生のうちに読んでおくべき本はこちらです。

・「心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術」
・「なぜ残業はなくならないのか」
・「語彙力こそが教養である」
・「生物はなぜ死ぬのか」

表現に関するコツを学ぶ本です。ブログを書いたり、SNSを書いたり、あるいは誰かにLINEなどを使ってメッセージで伝えることなど、実は文章を書く場面はとても多いのです。いろいろな本を沢山読んでいる方なら、文章の表現についても自然に学んでいる可能性が高いです。しかし今は2人に1人が本を読まない時代です。文章を読んだ経験が少ないのに、文章を書くという時代です。しかし読んだ経験が少ないのですから、文章で表現することなんて難しすぎます。そういう方が読むとヒントを得られるはず。

果たして大学生が読む本なのかと思うかもしれません。本書では残業が亡くなら理由が書かれています。世の中の残業がないといっている企業でも残業が起こりえます。本来残業とは、会社から残業の指示を受けた社員が、業務命令として行うものです。しかし現実には社員の能力不足によって会社に居残る場合や、自宅に持ち帰る(今はコンプラ厳しいので企業は許可しない)などが起こります。企業や上司には内緒にして残業をする場合です。自分の能力をアップさせなければ、仕事は遅れるし評価も下がるということが起きてしまいます。

昔から「文は人なり」といいます。書いた文章に人柄が現れるというのです。本のタイトル「語彙力こそが教養である」にも同じような意味あいを感じます。実際に面談する場合の言葉遣いに知性・教養の有無を感じることは多いです。社会人としてなんの仕事をするのであっても、話すこと言葉や書く言葉には、語彙が豊富な人かどうかは相手にすぐに伝わります。そして語彙がない人だと相手に分かれば、軽んじた扱いを受ける可能性があります。逆に知性や教養が高い人だと判断されると相手から、「一目置いた存在」として扱いを受けることになります。

理系の研究者が書いた「死」に関する本です。すべての生き物は死ぬことがわかっていて生まれてくるものです。誰もがいずれ死ぬことは分かっているのに、人は特に若いうちは「自分が死ぬことはない」と思っているかのようです。しかし年齢が重なり、老化を感じるようになると「いずれは自分にも」という気持ちになってくる。そもそもなぜ生き物が生まれたのか、なぜ生き物は絶滅するのか、どのように死ぬのか、気になります。

新書のおすすめ:社会人

これから社会人になる人は気づいてください。学校で教わった物事の中に、社会で直接役立つことはほとんどありません。

ではなぜ大学まで行って勉強するのかといいますと、勉強をするという習慣を身につけるためなのです。

また社会人になって数年経過している人は気づいていると思います。学歴や出身大学が一流と言われることによって評価や出世をするわけではないということです。流大学卒のはずなのに、入社して数年後には、窓際的なポジションにいる方も実在します。

評価されるような言動をする人たちに共通することは、ほとんど毎日読書をして時間と読書量です。読書から得られた気づきや思考を仕事の中で活用し、周りの人間に気づきを与え評価される人材に育っていきます。おすすめするのは次の5冊です。

・「バカの壁」
・「人は見た目が9割」
・「感情的にならない本」
・「即戦力の磨き方」
・「言ってはいけない」

バカの壁は誰もが持っている思考の壁です。分かっていると思い込んでいる。非常によく売れた本です。非常によく売れる本の特徴には賛成多数だが、反対する人も多く、この初期にもそのような声があります。東大名誉教授などの権威を持っている人の愚痴であると、否定的なも声も少なくない。だからこそ、読んでおくべき。

私たちは、他人を見るときに、見た目で判断しています。長い時間とコミュニケーションを共有したのちに、見た目と違う人柄の持ち主だとわかることがあります。しかしそれまでの間は、ほとんど見た目で判断しているのです。相手に対して知っている情報が少ないために、視覚的情報から相手を判断し、リスク回避しようとするのです。営業マンが読むべき本と思う人もいるのかも知れませんが、仕事で他人と接することがある人なら全員に関係することです。相手はあなたの見た目で瞬時にどん人物なのかを分かろうとています。

人には、気分がいい時や悪い時があります。そんなときに、ついつい感情的になってしまい、交渉ごとに失敗したり、人間関係性を壊してしまうことがあり得るのです。

即戦力となるための具体的はスキルは、語学力と財務力と問題解決力の3つだと著者が解説しています。

2017年の新書大賞の受賞作です。実は世の中には、薄々みんながキレイ事だと感づいていることがあります。本書では、それらのある意味タブーに切り込んでいます。なぜ、2017年の新書大賞に選ばれるような評価を受けたのかは分かりませんが、読んでおくべき1冊と言えます。残酷と言える事実は、実際にあることだからです。

まとめ

新書の魅力は、やはり専門分野の入り口として知識を得ることができることです。いわゆるビジネス書の枠に当てはまらない専門分野にもカバーされています。

勉強のために知識を得るために読むには最適です。年代が進むにつれて知っておくべきことも増えていきます。

社会人になると、知っておくべきことを知らないまま放置してきたことを後悔する瞬間があります。しかし周りの人は、もっと早くに気づいている可能性があります。知らなかったのは自分だけという状況です。

そうなる前に始めたほうが良いです。

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