本のサイズの種類には、たくさんのサイズの種類があります。
書店では、単行本・文庫本に大きく面積が分けられていますが、ついで新書というサイズの本の種類があります。
少し縦長のスリな感じの本が新書です。
では、サイズ以外の違いについてはご存じでしょうか。
新書とは?定義・見分け方について|サイズ以外にも違いがある
本のサイズは、内容によってサイズが決まっています。
写真集などはA4判(297mm✖️210mm)が多く、文字が中心である文庫本や単行本は、それぞれA6判(148mm✖️105mm)とB6判(182mm✖️128mm )のサイズで作られています。
新書のサイズ・定義は
新書のサイズは、新書版と言われ、サイズは173mm✖️105mmです。
元々は、サイズの違いにの他に、新書・文庫本・単行本には、それぞれジャンルの違いがありました。しかし、今や本のサイズを変更して文庫化されることも少なくなく、サイズとジャンルの関連性は無くなってきていると思われます。
新書とは?定義・見分け方・ジャンル
新書(しんしょ)とは、新書版の本・叢書(そうしょ)と定義されています。
叢書とは、同じ種類・分野の事柄を、一定の形式でまとめたもの・編集したものとされます。
また内容のジャンルは主にノンフィクション・教養・専門分野について書かれた新書・ブックスと主にフィクションのノベルズに分けられます。
また大辞林によれば「書物の形式の一つであり、文庫よりも少し大きいサイズで、内容は軽い教養ものや小説など」とされています。
最初の新書は岩波新書
そのほかに、世界百科事典やウイキペディアによれば、「1938年に岩波書店が古典中心に収録する岩波文庫に対して、書き下ろしを中心として、岩波新書として創刊」が新書の始まりと記録されています。(書き下ろしとは、新聞や雑誌への掲載を経ずに、直接発表されるもの)
当時の文庫の判型は決まっておらず、岩波新書のサイズは172mm✖️112mmでした。その後、1940年に用紙規格規則が告示されて、1941年に施行されています。
現在の新書サイズの173mm✖️105mmへと変更されたのは、戦後の1946〜1949年ごろと思われます。
まとめ
昔の新書は、タイトルを見ても専門性が高く、手に取るのはハードルが高いと感じさせる新書が多かった気がします。
2000年代以降は、新書が雑誌化しているという説が増えたように思いますが、出版社として存続をかけた工夫が裏目に出ているのかもしれません。
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