理解力を鍛えるトレーニング|日々鍛錬することで理解力は高くなる

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理解力を身につける方法や鍛えるポイントについては、当サイトの他の記事でも紹介しています。

では具体的に理解力を鍛えるには、日々どんなトレーニングをしていけば良いのでしょう。

当記事では、日々のトレーニングに注目し解説しています。

目次

理解力を鍛えるトレーニング|日々鍛錬することで理解力は高くなる

理解力は生まれつきの能力ではありません。

理解するという判断は、何か物事に出会ったときに、記憶に蓄積したデータ(経験と情報)と照合・分析を行います。頭の中で関連性あるデータも参照し、想像力を使って数秒後には「わかった」「理解した」と判断するのです。

理解力を使う場面は、いつ発生するかわかりません。もしかすると人によっては、毎日あるのかもしれません。

いつでも対応できるように、理解力を使える状態に日々トレーニングをして鍛えておく必要があります。

理解力を鍛えるポイントは3つ

理解力を鍛えるポイントは大きく分けて3つあります。

1)言葉を知ること
2)全体から細部に向かう考え方
3)理解を深めるために疑いをもって考えること

トレーニングはこれらの項目ごとに行います。

理解力を鍛えるためのトレーニング|できるだけ毎日行うべき

トレーニングとは、練習というよりも鍛錬するという意味になります。ですので成果が目に見えて現れてくるというものでなく、ベースとなる力を磨いていくという意識で繰り返すのが良いです。

理解力を鍛えるトレーニングの1|言葉を知るには読書をする

文章を表現するにも経験を表現するにも、カギとなるのは言葉です。何を食べても「美味しい」しか言えないレポーターがいます。ボキャブラリーがないレポーターです。どう美味しいのかわかりません。

理解力を表現するにも言葉が大事です。様々な場面で、色々な言葉の表現があることを知っておく必要があります。そのためのトレーニングは、「考えて本を読むこと」です。最初のうちは、読書量よりも同じ本3回読んででも知らない言葉がない状態を目指しましょう。考えて読んでいるうちに、追体験や疑似体験を感じると思います。それは良いことです。

毎日少なくとも30分のトレーニングとして、読書をしましょう。言葉の意味を考えながら読むのがトレーニングの肝です。字面だけ30分読んでも効果はありません。

理解力を鍛えるトレーニングの2|全体から細部に注目する

このトレーニングでは2つのことを行います。まず文章を読みますが、時間の負担を減らすために、社説を材料にします。どの新聞社でも構いません。ホームページのトップに近いところに、社説があるはずです。

多くの場合は、500文字〜1000文字程度で時節に合わせた記事が書かれています。日本人の平均読書スピードは、1分間に600文字と言われています。ですので、社説は約2分で読めるはずです。

読み終えたら、要旨を見つけて書き出します。社説を書いた人が全体として何を言っているのかです。それができたら、次は要点を見つけ同じように書き出します。要点は、要旨に関連して、部分部分に書かれている大事なポイントです。

この要旨と要点を書き出すことで、全体として何を言っているのか、細かい部分では何が大事だと言っているのか、を見つけ出す感覚が身につきます。理解力を鍛える大事なトレーニングです。

要旨を見つけて書き出すのに5分、要点を書き出すのに10分として、最初に読む時間を含めて20分あれば可能なトレーニングです。毎日20分トレーニングしましょう。

理解力を鍛えるトレーニングの3|本や文章の反論を考え調べる

論理的思考(ロジカルシンキング)はご存知だと思います。ここに紹介するのは、ロジカルシンキングの次に覚えるべき思考法であるクリティカルシンキングに基づいています。

本や文章の反論を考えるというのは、「嫌な感じ」に感じるかもしれません。しかしより深く読み込んで理解するために必要なトレーニングです。日本人には、本や新聞は間違いがないものと捉えている傾向があります。

理解を深めるための読み方として、否定したりケチをつけるのではなく、「疑い」を持って本や文章を読むというトレーニングです。(周りの人に対してはしないほうがいいです)

文章の校正チェックをするときの視点に近いかもしれません。どこかに間違いがあるかもしれない、前提条件に間違いはないか、漏れてることはないか、という視点で考えながら本や文章を読みます。

そして、気づいたことは根拠を調べます。この分析的な視点(物事の見方)が、理解力を鍛えるトレーニングになります。

このトレーニングは、毎日時間を決めて行ってもいいですし、常に意識として持っておいて、場面ごとに応用しても良いです。但し1番の読み方とは、読み方が違いますので、同時にはできません。別の時間で行ってください。

具体的には、本や文章を読んで、疑いを感じるポイント・反論するポイントを見つけ、そのことに関して調べるというトレーニングです。

まとめ

理解力を鍛えるトレーニングを3つ紹介しています。

トレーニング方法としては、本や文章を読むことを基本としています。そもそも言葉を知らなければなりません。また読み方を変えることで別の効果があることも実感できると思います。

繰り返しになりますが、理解力とは、生まれつきの才能では有りません。記憶(経験と情報)の蓄積があって、分析と想像力を使って判断するものです。そして、理解力はないと困るものです。

生まれて初めて見るもの聞くものに対しては、「なるほど分かった」とはなりません。ですから、読書は大事なのです。

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