本の読み方のコツ|分厚い本でも同じ

本 読み方のコツ

本の読み方は、読書が苦手な人にとってみれば、なかなか分かりにくいことでしょう。

でも、コツがわかれば、苦手な読書でも、読み進めることができるようになります。

本の読み方のコツを得て、読書のメリットを受け取ってください。

目次

本の読み方のコツ|分厚い本でも同じ

本の読み方

本の読み方のコツは、読みやすくなり、記憶に残りやすく、なるための方法です。

最もまずいことは、1ページから、順にページをめくり、途中で興味関心が続かず、辞めてしまうことです。

むしろ、極論すれば、本を読んだことの価値は、分厚い本の中の数行か1ページほどに凝縮していますので、そこを読み取れればいいのです。

本の読み方のコツは付箋とメモ

頭に入る本の読み方には、個人差があります。

一つには、付箋を貼る方法です。

付箋の色に、自分のルールを持たせたり、重要度によって、色を変えたりなどの方法があります。しかし、付箋をつけるだけでは、不十分なんですね。頭にはいるようにと、という狙いで考えるならば、2回か3回、同じ本・同じ箇所を読む必要があります。

実は、付箋をつける方法は、もう一度読むときの、目印になります。頭に入る読み方は、「1回目」に、大事だと思ったページに、付箋をつける。次に、2回3回と、付箋の箇所だけを読み返す。これで頭にはいる確率は、ぐんと高まります。

もう一つの方法は、読書ノートに書くのでなく、本に直接書き込む方法です。

気付きや感じたこと、自分の状況に合わせた活用の仕方など、を直接書き込むのです。3色ボールペンやマーカーを使って、本に直接マーキングやメモをしていくことで、自分だけの本を作ってみてください。自分専用の教科書のような、役立つ本になってくれます。本は綺麗な状態で、読む必要はありません。

3つ目に本に付箋を貼る応用方法を紹介します。大きめの付箋を用意して、本やノートに書き込むのではなく、付箋にメモを書き込むのです。書くべきメモは、自分の仕事や人生に、どのように活かすかというポイントについて書き込みます。読了後には、付箋のメモだけを読みます。

更に、本から付箋を外してノートへ貼り付けます。気づきのヒントとなるメモだけのノートが出来上がります。本は付箋をとってしまえば新品同様になります。

日をおいて同じ本を読むと、まっさらな状態で読んで読むことができるので、また新たな気づきがあるかもしれません。

本の読み方のコツは目次を読む|読むべきページを見つけ全文を読まなくて大丈夫

ビジネス書には400ページを超える分厚いページ数の本が少なくありません。(一般的には200ページ〜300ページが多い)

分厚いビジネス書の読み方では、効率的な本の読み方があっています。

仕事の問題解決のヒントを探す場合もあります。読みたい内容が具体的に決まっているのなら、目次から読むべきページをみつけて、その部分だけを集中的に読みます。

つまり全文を読まなくても大丈夫ということです。特に同じジャンルのビジネス書を複数読んでいく場合、内容がすでに知っていることが書かれている場合が少なくありません。

ですので、小説を読むように行間までも味わって、ゆっくりと読むという必要はありません。

逆に小説を効率良く読もうとすると、ストーリーだけを読み進めることになり、小説の良さは、まったく味わえなくなってしまいます。つまり、効率的な読み方とは、ビジネス書の読み方にこそ馴染むものです。

効率的に、長い時間をかけずに、本を読むと考えると、問題解決となる答えを探すような考え方に基づいています。となれば、効率的な本の読み方が見えてきます。目次から、期待する答えが書かれているページを探すのです。本文と、目次のページをいったり、来たりしながら、知りたい答えが書かれているページを探すことが最も効率的な読み方です。

本を読む時に意識すること|理解度を深める本の読み方のコツ

付箋とメモを使う方法と、ビジネス書の場合の読み方(目次から読むべきページを見つける)を紹介しました。

この他にも本の読み方のコツがあります。先に紹介した方法は、効率よく本を読むコツです。以下に紹介するのは、理解度を深める本の読み方のコツです。

本を深く読む|読み方のコツ

本の読み方は複数ありますが、早く読むことにこだわりすぎると、読了しても本の内容が頭の中に残っていないという状態が生まれてしまいます。

そんなことはないと思われる方は、読了後に本の要約を100文字程度で書いてみると分かります。せっかく本を読んだのに、内容について要約を書けないという人は、実は少なくありません。

それは字面をながめただけの読書のせいです。読書速度にこだわって読むと、起きてしまう可能性が高いです。本を読むことの一番の目的は早く読むことではなく、本の内容を理解することです。(脳をトレーニングすることを目的とした素読の場合は理解は後回しです)

本の内容を理解する読み方には、いくつかあります。まず同じ本を3回程度読む方法を紹介します。

一度読み終えたら24時間以内にもう一度読みましょう。そして1週間以内に3回目として読んでみてください。2回目と3回目の読書では、一度読んだはずなのに新たな気づきがあるはずです。

そして復習効果により、脳に定着しやすくなります。

本を理解しながら読む|読み方のコツ

本の内容の理解を深める本の読み方のコツの2つ目は、理解しながら読むことです。

具体的には、「なぜ」と考えながら、クリティカルに読む方法です。

主人公が何かを話す場面や何かをする場面で、「なぜ」と考えるのです。あるいは著者が主張を展開している文章では、「本当なのだろうか」と批評するように読むのです。

「なぜ」と考えながら読むと、想像力と思考力を使って読むことになり、理解度は高まります。

本をたくさん読むコツ

一度に10冊の本を読め、という本があります。いきなり10冊のレベルにチャレンジすることには無理があると思いますが、2〜3冊の本を並行して本を読むことは、脳を刺激する良い方法です。

カバンに1冊入れて通勤や移動時間などのスキマの時間に読む、食後に読書するように自宅のリビングに本を1冊おいておく、寝る前に読めるようにベッドサイドに1冊おいておく、などとそれぞれの場所に、すぐに手に取れるように本をおいておくのです。

同時に複数の本を読んで意味があるのか、と思われる人がいるかも知れません。しかし紹介したように多読することで、脳はいつもの読書以上に刺激を受けます。

体力は男女共に10代でピークを迎えますが、人の脳は良い刺激を与え続ければ、脳の能力は50代60代まで進化します。特に語彙力は67歳がピークとされており、良い刺激を与えることで成長していきます。

沢山の本を読むことは、脳に良い刺激を当たる方法になります。

本の読み方のコツ|小説の読み方

小説の読み方にも、実は色々あるのです。ストーリーだけを読むという方法にこだわらないと、他の読み方も見えてきます。

場合によっては、モノや言葉にこだわって読むという読み方もありますし、受験生のように、感情移入をしないようにして読むという読み方もあります。

本の読み方を変えると頭に入りやすくなる

「本を読む」といいましても、細かなポイントを考えるといろいろな要素があります。それらのポイントを今までと少し変えてみることで、読書の効果が変わります。

記憶に残りやすくなったり、理解しやすくなるには、何かを変えてみることです。

まとめ

「読書するぞ!」と意気込まずに、まずは気楽にチャレンジしてみましょう!

上記の「おすすめな読み方」のように、「気持ち」を大切にしても、紙媒体から電子書籍に変えても、はかどらない・・・。という方は、読書する場所を選びましょう!

自宅で読書をすると、ベッドやお気に入りの漫画、DVD・・・。数え切れない誘惑があります。しかし、カフェや図書館に場所を変えれば誘惑から切り離されます。書店と併設されているカフェ、おしゃれな図書館など、お気に入りの読書スポットを探してみてください!

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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