知らない言葉を調べるかどうかが語彙力高くなる人との境目

知らない言葉

知らない言葉と出会ったときにどうしていますか。語彙力不足のままでいるか、語彙力が高くなる人になるのかは、その次の行動で決まります。

次の行動とは、「知らない言葉を調べる」です。

もし社会人として仕事が出来る人となり、評価もされたいと考えるなら、知らない言葉とであったら、「調べる」事です。

そういう面倒なことはしたくない、と考えるなら語彙力不足のままでいることを選択するだけです。どちらを選択するのかは自分次第ですし、語彙力がある人になるかどうかの境目です。

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知らない言葉を調べるかどうかが語彙力高くなる人との境目

知らない言葉1

ボキャブラリーや語彙力という言葉を見たり聞いたりする機会が多くなっているように感じます。

「語彙力がないと人生で損をする」「語彙力がないとバカだと思われる」等々です。

実際に仕事をする上では残念ながら正しいと言わざるを得ません(日常生活だけではそこまでではありません)。仮に自分が上司であると考えると分かりやすいです。語彙力不足の社員と語彙力が高い社員がいれば、仕事を依頼するのは語彙力が高い社員になります。語彙力が高いので、上司の指示を正確に理解して仕事をしてくれるからです。当然、高評価をする機会も増えます。

語彙力は後天的能力

色々な言葉を知っていて使いこなしている人を見ると、賢い人・頭のいい人にみえませんか。この時に頭のいい人、つまり知能指数が高い人と考えてしまいます。同時に、自分には無理だなと感じてしまうこともあると思います。

確かに、知能指数は先天的なもの(様々な議論があり結論は出ていない)と考えられる傾向はあります。しかし、語彙力は生まれてから覚える知識によって作られる能力です。

生まれつき、言葉をたくさん知っている人はいません。また知らないはずの言葉を使いこなす人もいないということです。どちらも、読むことや聞くことから覚えて身につく能力です。語彙力は最初は皆不足している状態から始まるということです。

その後に、どれだけ本を読んだか、調べたか、覚えたかによって、語彙力が高くなっていくということです。

ですから、両親がともに本を読まない等ということは、自分の語彙力には無関係ということです。自分が語彙力を高めたいと思えば、自分の努力で十分に可能ということです。

知らない言葉は誰にでもある|分からないときに調べるから語彙力が高くなる

知らない言葉に出会うという経験は誰にでもあることです。語彙力が高い人は、知らない言葉に出会うと調べて覚えようとします。

仕事の上では当然のことのはずですが、実は自分で調べて覚える人は現実には少数派です。逆に言えば、自分で調べて覚える語彙力が高い社員が出世するのです。

多くの人は、仕事の上で知らない言葉があってもスルーしてしまうか、人に聞いて終わらせてしまう人が多いです。しかし専門家ではない人から聞く知識情報は、責任や根拠がなく、不確かな情報が多いものです。ですから、人に聞いて覚えたつもりになっていることを、別の場面で自分が説明する側になるとほぼ説明できません。

自分で調べた言葉でないと、理解も浅いし根拠もないので、説明できないのです。つまり使いこなせないということです。分からないと感じた時に、自分で調べるからこそ語彙力が高くなるのです。

語彙力は調べる努力をすれば上がる|しなければ語彙力不足のまま

語彙力を高めることは、このように考えると実はとても簡単なことなのです。自分が知らないと感じた言葉を、調べて人に説明できるようになれば語彙力は高くなるのです。

調べる努力をするかどうかの違いだけなのです。調べる方法は様々です。

・ネットで検索して調べる
・辞書で調べる
・専門家に聞く

簡単なのはネットで検索することですが、言葉によっては調べてもわかりにくい場合があります。そんな時は、専門家に聞くことです。

特に仕事の上での分からないことは専門家に聞くことが一番役に立ちます。例えば、法律に関係することなら弁護士に聞く、税金に関する事なら税理士に聞く、ローンのことなら銀行に聞く、等です。無料で教えて貰える範囲には限りがありますが、意外に教えてくれるものです。

実は最も役に立たない情報は、同僚や先輩に聞くことです。実はその人というフィルターを通っているので、間違っている場合や古い知識の場合があるからです。

語彙力がないと仕事にならない|2つの語彙力が必要

語彙力が重視されるのは日常よりも仕事の場面のはずです。日常生活でも何かの契約書を取り交わす場面などでは、語彙力不足で困ることはありますが、年に何度もあることではありません。

仕事で上司が何やら難しいことを言っていると感じた時はありませんか。同僚や先輩から原因不明に冷たくされたと感じたことはありませんか。

仕事の指示内容が簡単なことだけになったと感じたことはありませんか。仕事の上で、自分と接する相手が感情的になったり冷たくなったと感じた事はありませんか。

これらの原因は、自分の語彙力不足にある可能性があります。一般的には、相手が語彙力不足だと感じてもその事を指摘することは、ほぼありません。代わりに、「語彙力不足の人」「言葉を知らない人」というレッテルを貼ります。話しても仕方がないと思われるか、この人には簡単なことしか頼めないと思われるようになります。

もう少し厳しい言い方になると、「仕事のことでは期待されなくなる」ということです。語彙力がないと仕事にならないのです。そうなってしまってから挽回するのは大変です。

まず知ってる言葉(理解語彙)を増やし、使える言葉(使用語彙)を増やしましょう。

語彙力が不足のままの人は仕事がうまくいかない

前述の通り、語彙力は後天的能力です。最初はみんな語彙力不足の状態なのです。その後に読んだ本の数・知らない言葉を調べた数が多い人ほど語彙力は高くなります。

社会人になれば、その差は明確になっていきます。自分で調べずに誰かに聞いた情報を頼りに、その場をやり過ごして語彙力不足のまま中堅社員になってしまうと、とってもマズい状況です。

語彙力不足の為に、上司やリーダーが発する言葉の意味が正確に分かりません。当然良い結果になる事はありません。中堅社員なのに、新人社員と同じ仕事しか与えられなくなります。

実は知らない言葉を調べることを習慣にするだけで、語彙力アップになりますが、ずっと続けていけば人生さえも変わります。知らない言葉に出会った時は、その境目にいるということです。

まとめ

本格的に語彙力を高める方法はあります。しかし最も簡単で、かつ有効なのは、知らない言葉に出会ったらスルーせずに、自分で調べることです。

都度この積み重ねをしているだけで、語彙力は一定のレベルには維持できます。語彙力は後天的能力です。調べる努力を重ねていけば、語彙力はついていきます。

知らない言葉に出会ったときに、調べる努力をするかどうかが、語彙力がある人になるかどうかの境目です。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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