要点とは、物事の大切な箇所です。また要約するために、要旨に関連するポイントを本文から抽出したものでもあります。本や文章の場合は段落ごとに要点がある場合もあります。
社会人の場合なら、文章化されていない業務状況のなから要点を抽出することもあります。ですので理解度を共有化するために箇条書きを使う方法も有効です。まとめた要点(要約)ではなく、あえて箇条書きを使うという方法です。
要点の書き方について深掘りします。
要点の書き方はまとめるか箇条書きにするか
要点の書き方については、出題者や相手(上司)から指定される場合もあります。また相手が理解しやすいように考え、要約としてまとめるか、要点の箇条書きにするかを選択する場合もあります。
社会人の場合、相手が理解しやすいことや、後の検証をしやすくするために、要点の書き方を箇条書きにするケースが多いです。箇条書きにすることで、要点一つずつについて計画を立てて実行後に検証し、改善や中止の決断をしていくことができます。
要点の書き方ではどちらの方が良いということではなく、必要に応じて使い分けたり、併用する事もあります。
要点をまとめる書き方の場合|要約
要点をまとめる書き方では、枝葉となる細かな情報を削り取るのがポイントになります。
段落ごとに要点として抽出した段階では、要点一つ一つは簡潔であっても、要点を書き並べるとかなりの文字数になる事もあり得ます。そこで、要点をまとめて要約する作業が必要になります。
要約するときに大事なことは、要旨に沿って短くまとめることです。そもそも要点を抽出段階でも、要旨に沿っているかが大事です。しかし、補完的説明や調査に関する説明などがスペースを取っている場合もあり、最初の読み込みの段階では、見間違う可能性もあります。
要点をまとめて要約とする書き方では、一般的には文字数の指定があります。出題者が求めている文字数に合うように調整し、枝葉となる情報を削っていきます。情報を削る目安は、5W1Hの情報は残す事です。
大学生によくある文字数指定がないレポート提出の場合であれば、A41枚程度が適正と思われます。文字数にすると約1400字〜1500字程度(文字の大きさでも変わります)です。多ければ有利と言うことではありませんので、注意です。
要点の書き方でまとめる場合のポイントは以下の通りです。
・枝葉の情報を削る
・5W1Hを意識してまとめる
・要旨にそっていること
・全体の文字数は大事
要点を捉えて整理して示す書き方の場合|箇条書き
社会人の場合、「要点を書く」という場面は2つあります。基となる文章がある場合と、ない場合です。
実際には基となる文章がある場合はケースが少なく、読書レポートやプロジェクトの総括などしかありません。社会人が要点を書くという場合は、業務に関する様々な書面や書類・文章があります。
それらの文章は、様々な人が見ることが前提ですので、理解しやすく書かれている事が前提になります。理解しやすい文章とは、簡潔であり、整理されていて、言葉づかいも最適である必要があります。
要点の書き方を箇条書きにするということは、簡潔で整理された状態を追求した結果にあるものです。接続詞・形容詞・副詞などは可能な限り整理されていることです。また同系の物事に分類して、箇条書きにすることもわかりやすくする方法です。
前提となるテーマからハズレないこと、事実と個人的意見は明確に分けることも重要です。
要点の書き方で箇条書きにする場合のポイントは以下の通りです。
・簡潔で整理された文で構成する
・接続詞・形容詞・副詞は原則使わない
・テーマからハズレないこと
・事実と個人的意見は明確にすること
要点の意味を理解すると要約はできるようになる
要点がわかると要約自体はそう難しいものではありません。重要なのは、重要らしき文章を、著者の意図から絞り込み、こうして絞った要点を整理し、まとめると要約になるからです。
つまり重要なのは、要点の見極めという事です。
まとめ
要点の書き方は、要点をまとめて要約として文章化する方法と、要点のまま箇条書きで示す方法が有ります。
学生時代には、本や文章の要点をまとめるという要約する書き方をする場合が多いです。要点は、文章の中に隠れています。スムーズに適正に見つけることが出来れば、書き方の注意は細かい情報を削り文章化するだけです。
社会人の場合は、基となる文章がないため、要点の書き方は箇条書きをするケースが多くなります。要約と同様に相手に分かりやすい形に仕上げるには、余分情報となる言葉を極力整理することが大事です。
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