本を読むことはノーリスクの自己投資であり、人生を変えるとも言います。
たくさん読むと人生が変わる、圧倒的に読むと知能指数が上がる、読書量に比例して収入が上がる、などと言います。
では、具体的には、何冊以上読めばそうなるのでしょう。
本をたくさん読む人は何冊以上読んでるのか?
本をたくさん読む人は、月に何冊以上読んでるのでしょうか。
何を持って人生が変わったのかを判断するのは、それなりに難しいところです。
それにリアルタイムで変わったことがわかるというより、数年後に振り返った時に、「あの頃だった」と感じるものと思います。
ただし、一つの指標となるものはあります。
人生が変わるほどの突出した存在となったり、時間を経験したりなどと考えると、一つの目安となるのは、文化庁の読書に関するアンケート結果があります。
本をたくさん読む人|毎月3〜4冊以上読むと人口の上位20%以内に入る
最初に目に止まるのは、1ヶ月に1冊も読まない人が、平成20年25年30年の調査共に、50%近くいることです。しかも徐々に増えています。
次に目に止まるのは、月に3〜4冊以上(5〜6冊、7冊以上を含めて)読む人の合計が、平成20年度が17.8%、25年度が18.1%、30年度が15.2%ということです。
この割合とよく似ているのが、総務省の所得の分布状況です。
年収1000万円以上になりたいなら毎月5冊読む
年収800万円以上の合計が約21%なのです。読書量と収入は比例するという説が証明されている感じがします。
つまり毎月3〜4冊読めば、800万以上の年収で、5〜6冊以上読むと年収1200万以上という関係性にある可能性があるということです。
本をたくさん読む人のことを一般的には読書家|トップビジネスマンや経営者に多い
読書家と言われる人が何冊以上読めば、読書家と言われるのかの定義はありませんが、一般的には、年間50冊以上読んでる経営者は多いです。
そして経営者には読書家と言われる人が多いです。
例えば、ドラッカーの著書を学生の参考書のように、マーカーを引き、ペンで書き込み、付箋だらけにして読み込んでる経営者は少なくありません。
経営者を目指さないとしても、組織人としてのキャリアアップを目指すなら、年間50冊くらいを目標とするのがいいです。
本を読む人の印象は年代で変わる|本を読んでいる人は知的好奇心が旺盛
10代20代などの若い年代だと、本を読む人の印象は、「根暗」なイメージを持たれる人もいると思います。
しかし、これが30代40代になると、男性も女性も知性的イメージに変わります。
もし現在10代20代で、他人から根暗なイメージで見られていることに、不満を感じているかもしれませんが、心配しなくても30代になると、周りの目が変わります。
本を読む人の性格は知的好奇心が強い|本を読む人と読まない人の違いの差が開き始める
もともと本を読む人は、知的好奇心が強く、仕事に対しても同じように、論理的に考える傾向が強く、上司からの評価もされやすいです。
本を読む人と読まない人との評価の違いの差がついてくるのは、30代からです。30代からは、本を読む人の知的好奇心が、仕事の成果や評価に反映することが増えてきます。
本を読んでいる人は、自分自身の経験だけではなく、本から学んだ疑似体験も経験値になっていきます。
本を読まない人は、本の中に書かれていることと現実社会で起こることは別物と考えてる傾向がありますが、実際にはそうではないので、本を読む人は、本を読まない人の何倍もの経験値を持つことになります。
その結果、使う言葉が変わり、考えが変わり、行動が変わり、人生が変わっていくのです。
本を読む人は少ないのでチャンス|まとめ
前述の通り、本を読む人は少ないので、今の人生を変えるために、それほど本好きではないが、読書量を増やして人生を変えるという考え方は、当然ありです。
すでにそうして行動している人たちはたくさんいます。
今からでも、毎月4冊の本を読んで人生を変えたいとお考えならばアドバイスを一つ。
これまでに本を読むことが習慣になっていなかった、という方は、月4冊の本を読んで、行動することです。学びを行動で実践する必要があります。
それをしないと、ただ読むだけの読書になってしまいます。
関連記事一覧
本をたくさん読む人は何冊以上読んでるのか?*当記事