読書ノートに限りませんが、何か記録を始めようとする時、テンプレートがあると書きやすいような気がします。
そして何度か書いていくと、不自由さを感じるようになる時がきます。
そして気がついてしまいます。
誰かとデータとして共有しているのなら、既存のテンプレートに意味があります。しかし利用者が自分しかない読書ノートで、誰かが作った使いづらいテンプレートに読書ノートを書くことに、自分として価値はありません。
既存のテンプレートを参考にして、書きにくい部分を改善して自作をした方がいいです。
読書ノートの自作のテンプレートが書きやすい
そもそもなぜ読書ノートを書こうと思ったでしょう。
読書ノートを書く目的によって、読書ノートの書き方は違います。
読書ノートを書く目的は
読書ノートを書く目的は大きく分けると2つあります。
1つは、記録し管理するためです。もう1つは読書した内容をなるべく覚えておくためです。
記録管理のために、読書ノートを書こうと思う方は、読書ノートがきれいに並んでいることや、検索しやすいことなどが重要ポイントです。ですので、アプリやPCで入力や管理できる読書ノートの使い方を求めます。
読んだ本が数多くなってくると、本の中の一節がふと気になり、もう一度目を通したいと思うときに、タイトル名と要約などを記録しておくと、キーワード検索することで、数秒で目指す本のノートを見つけ、要約文を確認したり、その当時何を感じたのかを、知ることができます。
もう1つの読書した内容をなるべく覚えていたい人ならば、ノートに手書きのスタイルが、忘れにくい記録の仕方ということになります。記録し記憶に残すことを優先して考えるなら紙のノートに手書きが一番おすすめです。
当記事では、読書ノートを手書きで書く方法で、テンプレートを自作することをお勧めします。
読書ノートのフォームにはルールはない
読書のテンプレートは、ネットで検索すれば、たくさん見つけられます。
見比べていくとわかりますが、読書ノートのテンプレートの項目は、目安はありますが、こうなっていなくてはならないというルールはありません。
ですので、テンプレートは自作するのがおすすめです。
ここまでくる前に、書きやすいテンプレート・書きにくいテンプレートを体験していることもあるはずです。これまでのの経験を活かして、既存のテンプレートをアレンジしてスペースのサイズや、項目などを調整すると良いです。ルールはありません。
読書ノートで書きやすいと感じるのは使う自分だけで良い
読書ノートは書き方によって役立つものになりますが、一方では面倒くさいという声もあるとおり、書きにくいフォームになっていると継続することが難しくなる可能性があります。
ですから、なるべく継続しやすいテンプレートであり、項目になっているといいです。目的は、誰かに見せるための読書ノートではなく、自分が本の内容を忘れずにいられるためのノートです。
使うのは自分だけです。
読書ノートのテンプレートを自作するなら目安は4項目あれば十分
読書ノートの項目はあまり多すぎると、続けていくのが面倒になり、しんどくなっていきます。自分が書きやすい内容で、項目は少ない方が良いです。
参考までにお勧めするのは、4項目です。
・読んだ日付
・本のタイトルと著名
・要約
・感想
大事なことは、本の内容を忘れないように記録することなのです。
テンプレートを自作するといいましても、4項目前後なら、ノートを開いて2〜3本の線をひき、項目の番を振るだけでも十分です。
読書ノートは復習に最適|大事なのは要約と感想
実は人間の記憶は、一度本を読んだだけでは、翌日には7割忘れるようにできています(エビングハウスの忘却曲線)。
さらに本を読んで読書ノートに内容を記録したとしても、さらに数日するとやはり忘れるようになっています。これは、人間の記憶は短期記憶と長期記憶に分かれているためなのです。
短期記憶は数分から数10分でどんどん忘れていきます。長期記憶の方は、逆になかなか忘れず何年でも記憶に残るという特徴があります。自分で長期記憶として保存したいと念じてもそうなってくれません。
脳がこの短期記憶は、命に関わるかもしれない重要な記憶だと認識したときに、短期記憶から長期記憶に移行するのです。その条件は、感情を伴ってインプットされた記憶か、何度も繰り返し入力された記憶なのです。
ですので、反復学習、すなわち復習することが有効なのです。読書ノートは復習をするために最適の材料になります。理想的な復習のタイミングは、翌日と1週間後と1ヶ月後です。このタイミングで、復習すると、なかなか忘れにくい記憶に移行します。
しかし、本を一度読んでもう一度読もうと考えると、理想的な翌日と1週間後・1ヶ月後読むのは現実的ではありません。読書ノート1ページか2ページに書いた内容であれば、現実的になります。それに完全に忘れているわけではありませんので、読書ノートを読み始めると記憶が戻ってきます。
読書ノートの要約はカラフルに自由に
読書ノートの中で、一番重要なのは、要約です。そして、感想文です。
しかし要約は実際に書こうとすると、要点を整理してまとめるという作業が必要になります。
ここが面倒になるかもしれません。
しかし読書ノートの目的は、良い要約文を書くことではなく、本の内容を復習しやすく整理することです。
ですので、読みながらでも書いていけることを考えると、要点は要点のまま記録するのでも十分です。そして、本の最初か最後の方のページには、著者が一番伝えたいと考えている要旨が書かれているはずなので、見つけて読書ノートに記録します。
つまり要約は、まとめる為の時間が惜しいですから、要点と用紙を書き残すことでもOKということです。ただし、読書ノートを作る目的に要約文をうまく書けるようなることも目的とする方なら、要約文も書くようにすると良いです。
その場合でも、後日復習で振り返るときには、要点が書かれている方が記憶がもどりやすいですので、要点は読書ノートに書き残しておくことをお勧めします。
また、記憶に残しやすくする方法として、アンダーラインや矢印を使ったり、カラフルに仕上げることは有効です。黒や青色だけで、文字だけを記すよりも記憶に残る可能性が高くなります。
読書ノートの復習が有効|どんどん忘れにくくなる
エビングハウスの忘却曲線で記されているように、人間の記憶は、どんどん忘れるようにできています。
ただ、復習を重ねることで忘れる割合が減少していくこともまたわかっています。私たちはすでに試験勉強の時に、教科書やノートを書いて、何度も読んでという経験をしています。それはこの忘却曲線に基づいてのことだったのです。
読書をしたら、その日のうちか24時間以内には、ノートに書くようにしましょう。忘れないうちに書くことがコツです。数日経ってしまうと思い出しながら書くことになり、時間も余計にかかってしまいます。
まとめ
読書ノートは手書きで書くと記憶に残りやすいです。
テンプレートをダウンロードをして使う方法もありますが、当記事でおすすめしているのは、自作する方法です。
テンプレートが書きにくいと感じてしまうと、途中で面倒くさくなってしまう可能性もあります。最も簡単な自作方法は、ノートを開いたら線を数本引いて、番号をつけることです。
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