読書ノートを書く人は多いです。書き方を指南する本やネット情報がたくさんありますが、形にこだわる必要はありません。
ですから、汎用タイプのテンプレートを利用するのであっても、全く問題はありません。重要なことはなぜ書くのかにあるからです。
なぜ書くのかを理解していれば、継続する意味や価値も変わってくるかもしれません。
読書ノート、また読書記録ノートを書くことは、自分の人生を良い方向へ導いてくれるきっかけや教訓になってくれるかもしれません。
読書ノートはテンプレートでOK!重要なのはアウトプットすること
読書ノートは、テンプレートを作っておけば、効率が上がります。
それは読書ノートのコツの一つとも言えます。
読書ノートの書き方
読書ノートを書こうと思った当初は、何を書いたら良いのかのヒントであったり、綺麗に揃って整理されている様子や、後で見返した時の見易さや、などが気になるかもしれません。
しかし、読書ノートを書くことの本質は、そこではないので、形はある意味どうでも良いのです。途中で改善したいと思う部分が出てくるかもしれませんが、読書ノートは、自分だけのものです。
誰かに見せる前提のものではありません。
後で、見返した時に、見にくいと感じたとしても、それは自分が成長進化した分なのかもしれません。むしろ、変な部分が残っていれば、成長の幅もわかると思います。
読書ノートの書き方を指南する本やネットの情報では、書き方について、非常に詳しく解説されているものもあります。
しかし、所詮、自分ではない人の発想で作られたものであり、後で、「違うかな」と感じることも少なくありません。
また、繰り返しになりますが、人に見せるために読書ノートを書いているわけではなく、自分のために書いているはずだからです。ですから、テンプレートで全く問題ありません。
読書ノートは小説でも書く?
小説の読書ノートを書く場合には、ビジネス書とは、少し違いがあります。小説を読むことは、社会人としての基本スキル(語彙力・読解力・文章力・要約力)をアップさせることの他に、登場人物への想像力や発想力が高まる効果があります。
ただ、ビジネス書のように知識情報によった勉強という目的は、少し違いがあります。
小説の読書ノートの目的の1番は、「本の内容を忘れないため」となるでしょう。
読書ノートのテンプレートは自作もOKだし、無料ダウンロードでもOK
読書ノートの手書き用のテンプレートを準備する方法は、2つです。
自分で、オリジナルテンプレートでノートをつくる方法と、オンラインの無料ダウンロードを利用する方法です。
オリジナルで、読書記録のノートをテンプレートで作る場合、どの項目を設定するのかは、個人の考え方で良いと思います。
読書記録ノートを、将来どう役立てるかによって、テンプレートの項目設定は変わります。最低要素としての必要要素は、整理番号・読み終わった日付け・題名・著者名です。
大事なのは、この他の部分です。本の内容の要約したポイントを、数行かけるスペースが必要です。
多くの場合、読書記録ノートと名付けている場合は、ここで終わりです。しかし、これでは、後で見返した時に、本のタイトルと著者と読んだ日付、そして本の内容が数行だけがわかるだけです。
この場合ですと、管理という意味での読書ノートの記録でしかありません。数年か数ヶ月のちに見返した時に、感じることは、「そういえば、そんな本を読んだこともあった」ということだけです。この内容では、わざわざ、読書ノートを書いた意味があったのか、ということになります。
当サイトで推奨する読書ノートの目的は、読んだ内容を覚えていたい・身につけたいということです。
そのためには、読書ノートを復習できるように改良する必要があります。追加すべき項目は「要約」と「感想」です。
要約は、要点と要旨をそのまま書く方法でも良いでしょう。要点をまとめて、要約を書く場合、作業量が増えるからです。しかし、読書ノートを書く目的の1つに、「要約文を書けるようになる」があるのでしたら、やはり要約は書くべきです。
また感想文については、単純に何を感じたかを書くだけではもったいないので、「本から得た学びで何を実行する」を書くようにすると、効果がプラスになります。
ただ読書ノートに書くべき内容は、基本的に自由です。書きやすいように継続しやすい内容である必要があります。
読書ノートはテンプレートを無料で使う
オンラインの無料テンプレートを使う方法も有ります。
ピンタレスト から、使えます。ただし、商用利用には、著作権について、確認しておく必要があります。そのほかには、以下のリンクから紹介します。
読書ノートはテンプレートは無料ダウンロードもいいが自作が一番
テンプレートといえば、ダウンロードリンクからアクセスして使うイメージがあります。しかし一番使い勝手が良いのは、テンプレートを自作することです。
無料のダウンロードリンクをいくつか見て見ると、多くの場合、使いやすそうな部分と使いにくい部分が混在しているものです。
ですので、いくつかのテンプレートを参照した後、自分でエクセルなどを使って作るのやり方が、一番しっくりしたデザインになることを実感するでしょう。
一旦、テンプレートを作ってしまえば、実際に書くのは、手書きでもいいですし、パソコンで記録していくのも良いです。どちらかに決めて継続していくことです。
後で、見返しをしやすいのは、パソコンで入力していく方法です。検索することで、何年前の記録であろうと瞬時に探し出すことができますので、お勧めです。
読書ノートのテンプレートをiPadで自作するのもあり
読書ノートをテンプレートを自作するなら、iPadで使えるようにすると、入力がラクになります。
パソコンではなくiPadを利用したいと考えるのは、やはり手書き入力ができるからです。紙のノートに手書きで書くのに近い感覚で入力ができて、紙のように劣化しないことが魅力です。また文字の手書きが脳に定着しやすいメリットもあります。
さらに、iPadのノートアプリの進化は素晴らしく、手書き文字からのテキスト変換精度がレベルアップしています。多少の癖字でも高い精度でテキスト変換してくれます。テキスト変換ができれば、後日キーワード検索をして過去に書いたノートを見つけることも簡単になります。
テンプレートを自作すると言いましても、読書ノートに必要な項目はそう多くはありませんし、あまり凝りすぎると継続することに邪魔になります。
読書ノートが重要なのはアウトプットすることと知識の集積
形はなんでもいいんです。自作のテンプレートでも、ダウンロードしたテンプレートでも、テンプレート無しでも。
と言うと語弊があるかもしれませんが、事実、重要なのは形ではなく、書くこと=アウトプットすることです。
アウトプットしないと読書の効果が薄い
人間は、体験から学ぶことが身につきやすい仕組みになっています。つまりインプットしただけでは、記憶はすぐに薄らいで行きます。
ですので、効果的なアウトプットは、読書でインプットしたことを、実際の行動に移してやってみるのが1番なのです。2番目は、同じ本を読んだもの同士で、意見を交わすことです。
しかし、現実的にこの2つは実現することに限りがある場合が多いです。そこで、3つめのアウトプットの方法として「書く事」が有効なアウトプットとなるのです。
読書ノートに書くことは知識の集積にもなる
あえてテンプレートを使わない読書ノートの書き方もあります。
読みながらでも、読み終えてからでも、心に残ったことを、響いたことを、ただただノートに書いていきます。そのまま抜き書きする抄録の方法でも良いです。
あるいは、要約してでもいいですし、自分の意見でもいいです。この、いわば吐き出す作業により、読書したことが残っていくようになります。
この時、手書きにこだわれば、脳にも記録として残る可能性が高まります。パソコンやデジタルツールなら、後日検索したり、データとして使える事にもなります。どちらにも有効性があります。
まとめ
読書ノートはテンプレートを使って書くと効率的です。ただ読書ノートを書く目的は、別にありますので、テンプレートにこだわる必要はありません。無料ダウンロードのテンプレートで十分でしょう。
こだわるなら、テンプレートを自作する方が良いです。
読書ノートを知識の集積と考えるなら、テンプレートすら必要ないかも知れません。ただただ書くだけのノートです。それでも、読むだけで終えるよりも、脳に知識が定着することについては、遙かに効果的ですので、おすすめします。
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