句読点の丸(。)を正しく書いて使おう!

句読点 丸

みなさん、文章を書くとき、句読点の丸(。)を正しく使えていますか?実は、句読点の丸には正しい書き方と使い方があるんです。文章の区切りを示し、読みやすくするために欠かせない記号なのに、意外と知られていないのが現状です。

そこで今回は、句読点の丸について、書き方・書き順から使い方のコツまで、わかりやすく解説します。正しく句読点を使いこなせば、みなさんの文章力もぐんぐんアップ!ぜひ参考にしてくださいね。

目次

句読点の丸(。)ってなに?

句読点の丸(。)は、文章の区切りを示す記号のひとつです。英語の「ピリオド(.)」に相当します。

文の終わりを示す句点

句読点の丸は、主に文の終わりに使われます。これを「句点」と呼びます。
例えば、

  • 今日は晴れです。
  • 私は学校に行きました。
    このように、文章を読むときに一呼吸おくところに句点を打ちます。

文中の切れ目を示す読点

句読点の丸は、文中の切れ目を示すためにも使われます。これを「読点」と呼びます。
例えば、

  • りんご、バナナ、オレンジを買いました。
  • 大きくて、赤くて、甘いりんごが好きです。
    このように、言葉と言葉の間の区切りを示すとき、読点を使います。

句読点の使い分け

実は、句読点には「句点」と「読点」の2種類があります。

  • 句点(。)は、文の終わりに使います。
  • 読点(、)は、文中の切れ目に使います。
    この2つの使い分けを覚えておくと、正しく句読点を使うことができます。

句読点の丸(。)の歴史

句読点の丸(。)は、日本語の歴史の中で発展してきました。

奈良時代〜平安時代

奈良時代から平安時代にかけて、中国から伝わった「訓点」という記号が使われていました。これが、現在の句読点の原型だと考えられています。

江戸時代

江戸時代になると、「朱点」という赤い点を使って区切りを示すようになりました。これが、現在の句読点の丸(。)に近いものです。

明治時代以降

明治時代以降、欧米の言語の影響を受けて、現在のような句読点の使い方が定着していきました。

句読点の丸(。)は、文章を読みやすく、わかりやすくするための大切な記号です。文の終わりを示す句点と、文中の切れ目を示す読点の使い分けを覚えて、正しく使ってくださいね。句読点を上手に使いこなせば、みなさんの文章力もぐんぐんアップしますよ!

句読点の丸(。)の正しい書き方・書き順

句読点の丸(。)を正しく書こう!

句読点の丸(。)の書き方

句読点の丸(。)を正しく書くことは、きれいな文字を書くために大切です。では、どのように書けばいいのでしょうか?

位置と大きさ

まず、句読点の丸は、文字の右下に付けます。文字からすこし離して、スペースを空けるようにしましょう。丸の大きさは、文字の大きさに合わせて調整します。目安としては、文字の高さの1/2〜2/3くらいが適当です。

次に、丸の形を意識しましょう。ただの点ではなく、ゆるやかな曲線を描くようにします。まるで、小さな丘を描くように書くとイメージしやすいですね。

句読点の丸(。)の書き順

正しい書き順で書くことで、バランスの取れた美しい丸を書くことができます。

一画で書く

句読点の丸は、一画で書きます。途中で筆を止めたり、線を重ねたりしないようにしましょう。

左上から右下へ

丸を書く順番は、左上から始めて右下に向かって書きます。反時計回りに円を描くように書くのがコツです。

句読点の丸(。)を書く練習方法

正しい書き方や書き順を身につけるには、練習が大切です。

手本を見ながら練習

まずは、手本を見ながら丸を書く練習をしましょう。教科書体の丸を参考にして、なぞり書きをするのも効果的です。

紙に書いて練習

次に、実際に紙に書いて練習します。原稿用紙や漢字練習帳を使うと、バランスの取れた丸を書く感覚が身につきます。

句読点の丸(。)は、正しい位置に適度な大きさで書くことが大切です。ゆるやかな曲線を意識して、一画で左上から右下へ向かって書きましょう。手本を見ながら練習したり、紙に書いたりして、美しい丸を書く技術を磨いてくださいね。きれいな句読点は、文章をより読みやすく、印象的にしてくれます。

句読点の丸(。)の使い方のコツ

句読点の丸(。)は、文章を読みやすくするために欠かせない記号です。でも、使い方を間違えると、かえって読みにくい文章になってしまいます。ここでは、句読点の丸を上手に使うコツを紹介します。

文の終わりには必ず句点を打とう

文の最後には、必ず句点(。)を打ちましょう。これは、文章を読む人に、文が終わったことを知らせるための合図です。
例えば、

  • 私は毎朝ジョギングをします。
  • 健康的な生活を心がけています。
    このように、文の終わりにきちんと句点を打つことで、読む人にわかりやすい文章になります。

適度に句読点を打って文章を区切ろう

長い文章は、適度に句読点で区切ると読みやすくなります。文章の内容や文の長さに合わせて、適切な位置に句読点を打ちましょう。
例えば、

  • 私は毎朝ジョギングをします。公園を1周するのが日課です。
  • 私は毎朝ジョギングをします。公園を1周するのが日課です。健康的な生活を心がけています。
    上の例では、2つ目の文章の方が句読点で適度に区切られているため、読みやすくなっています。

会話文では話し言葉に合わせて句読点を打とう

会話文を書くときは、話し言葉の区切りに合わせて句読点を打ちます。話し言葉のリズムを意識して、自然な位置に句読点を打ちましょう。
例えば、

  • 「おはよう。今日は晴れるみたいだね。」
  • 「うん、そうだね。ピクニック日和だね。楽しみだな。」
    このように、会話文では、話し言葉の区切りに合わせて句読点を打つことで、自然な会話の流れを表現できます。

並列する言葉の間は読点を使おう

並列する言葉の間には、読点(、)を使います。これは、言葉と言葉の関係を明確にするためです。
例えば、

  • りんご、バナナ、オレンジを買いました。
  • 大きくて、赤くて、甘いりんごが好きです。
    このように、読点を使って言葉を並べることで、文章の構造がわかりやすくなります。

句読点の丸(。)を上手に使うには、文の終わりには必ず句点を打つこと、適度に句読点で文章を区切ること、会話文では話し言葉に合わせて句読点を打つこと、並列する言葉の間は読点を使うことが大切です。これらのコツを意識して句読点を使えば、読みやすく魅力的な文章が書けるようになりますよ。ぜひ、練習してみてくださいね。

まとめ

句読点の丸(。)は、文章を読みやすく、わかりやすくするための大切な記号です。正しい書き方と使い方を身につけることで、みなさんの文章力がぐんぐん上がります。句読点の丸の書き方は、文字の右下に適度な大きさで、ゆるやかな曲線を一画で左上から右下へ向かって書きましょう。

使い方は、文の終わりには必ず句点を打ち、長い文章は適度に句読点で区切り、会話文では話し言葉に合わせて句読点を打ち、並列する言葉の間は読点を使うことがポイントです。これらを意識して練習すれば、みなさんも句読点の丸を正しく書いて使いこなせるようになります。ぜひ、美しい句読点を使って、魅力的な文章を書いてくださいね。

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