夏休みの宿題の定番、読書感想文。 小学生のお子さんをお持ちの親御さんは、「どんな本を選べばいいの?」「読書感想文ってどうやって書けばいいの?」と悩んでいるかもしれません。
この記事では、そんな悩みを解決するために、小学生におすすめの読書感想文の本を学年別に紹介します。さらに、読書感想文の書き方のコツも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
読書感想文の本 小学生が選ぶポイントとは?【2024年版】
読書感想文を書くのが苦手な小学生は少なくありません。本選びでつまずいてしまう子もいます。この記事では、小学生が読書感想文の本を選ぶときに失敗しないためのポイントを3つ紹介します。
1. 読書感想文の本 小学生が選ぶポイント:興味のある分野の本を選ぶ
好きなことや、やってみたいこと、知りたいことなど、自分が興味を持てる分野の本を選びましょう。
例えば、動物が好きなら動物が出てくる物語、歴史が好きなら歴史小説、スポーツが好きならスポーツ選手についての本など、自分がワクワクするような本を選ぶのがおすすめです。
【例】
- 動物が好きなら… 『シートン動物記』、『クマのプーさん』
- 歴史が好きなら… 『日本の歴史』シリーズ、『三国志』
- スポーツが好きなら… 『キャプテン翼』、『マラソンの父 金栗四三』
2. 読書感想文の本 小学生が選ぶポイント:難易度で選ぶ
読書に慣れていないうちは、短編や児童書など、読みやすい本から始めるのがおすすめです。高学年になるにつれて、長編小説にも挑戦してみましょう。
【例】
- 低学年におすすめの本: 『ぐりとぐら』、『かいけつゾロリ』シリーズ
- 中学年におすすめの本: 『若草物語』、『ドリトル先生』シリーズ
- 高学年におすすめの本: 『ハリー・ポッター』シリーズ、『ナルニア国物語』
3. 読書感想文の本 小学生が選ぶポイント:読書感想文コンクールに応募する
読書感想文コンクールに応募する場合は、課題図書の中から選ぶ必要があります。課題図書は、各コンクールの主催者が発表していますので、確認しましょう。
【主な読書感想文コンクール】
- 青少年読書感想文全国コンクール
- 各都道府県・市町村の読書感想文コンクール
- 新聞社・出版社主催の読書感想文コンクール
読書感想文 本 おすすめ 小学生低学年向け(1~2年生)【2024年版】
読書感想文の本を選ぶとき、低学年の小学生は、まだ活字を読むことに慣れていないので、絵が多くて短いお話から選ぶのがおすすめです。
この記事では、読書感想文におすすめの絵本や短編集を3冊紹介します。
読書感想文 本 おすすめ 小学生:『どうぞのいす』(香山美子 作 / 降矢なな 絵)
あらすじ
うさぎさんが作った「どうぞのいす」に、次々と動物たちがやってきます。
「どうぞのいす」に座って、うさぎさんが置いていったおいしいものを食べ、お礼に自分のおいしいものを置いていきます。
おすすめポイント
- 優しい気持ちになれる心温まるお話です。
- 登場人物の気持ちの変化や行動について、感想文を書きやすいでしょう。
読書感想文 本 おすすめ 小学生:『おしいれのぼうけん』(ふるたたるひ 作 / たばたせいいち 絵)
あらすじ
保育園で、いたずらの罰として、おしいれに入れられた男の子2人。
暗くて怖いおしいれの中で、2人はおばけの世界を冒険します。
おすすめポイント
- 怖いもの見たさで、ドキドキしながら読めるお話です。
- 勇気を出して困難を乗り越える主人公の姿に、感動するでしょう。
読書感想文 本 おすすめ 小学生:『スイミー』(レオ・レオニ 作 / 谷川俊太郎 訳)
あらすじ
小さな黒い魚スイミーは、兄弟たちを大きな魚に食べられてしまいます。
1匹だけ生き残ったスイミーは、海を旅する中で、たくさんの素晴らしい景色に出会います。
おすすめポイント
- 美しい絵と詩的な文章が魅力的な絵本です。
- スイミーの成長や、仲間との協力について、感想文を書きやすいでしょう。
読書感想文 本 おすすめ 小学生中学年向け(3~4年生)【2024年版】
小学3年生・4年生にもなると、本の内容を理解する力もついてきて、少し長めの物語や、登場人物の気持ちの変化が描かれた作品も読めるようになってきます。
この記事では、読書感想文におすすめの本を3冊紹介します。どれも、ワクワクする冒険や不思議な世界、心温まる友情物語など、子どもたちの心を豊かにしてくれる作品ばかりです。
読書感想文 本 おすすめ 小学生:『チョコレート工場の秘密』(ロアルド・ダール 作 / 柳瀬尚紀 訳)
あらすじ
貧しい少年チャーリーは、世界的に有名なチョコレート工場の工場長ウィリー・ウォンカが開催する工場見学の招待券を手に入れます。工場の中では、チョコレートの川や歌って踊る小人など、不思議な世界が広がっていました。
おすすめポイント
- 奇想天外なチョコレート工場の世界に夢中になれる!
- 個性豊かな登場人物たちの行動や、物語の意外な展開にドキドキ!
- 正直さや優しさの大切さを教えてくれるお話です。
読書感想文 本 おすすめ 小学生:『魔女の宅急便』(角野栄子 作)
あらすじ
13歳の魔女キキは、一人前の魔女になるために、黒猫ジジと一緒に新しい町で暮らすことになります。キキは、空を飛ぶ能力を生かして、宅急便を始めます。
おすすめポイント
- 新しい生活に奮闘するキキの姿に共感できる!
- 様々な人たちとの出会いや交流を通して、キキが成長していく姿に感動!
- 夢に向かって頑張ることの大切さを教えてくれるお話です。
読書感想文 本 おすすめ 小学生:『エルマーのぼうけん』(ルース・スタイルス・ガネット 作 / 渡辺茂男 訳)
あらすじ
心優しい少年エルマーは、どうぶつ島に捕らえられたりゅうの子を助けに行くことを決意します。危険がいっぱいの冒険の中で、エルマーは知恵と勇気を振り絞ります。
おすすめポイント
- スリル満点の冒険物語にハラハラドキドキ!
- エルマーの優しさと勇気に、心が温かくなる!
- 困難な状況でも諦めずに立ち向かうことの大切さを教えてくれるお話です。
【読書感想文】小学生高学年におすすめの本を紹介!書きやすい本選びのコツも伝授!
夏休みの宿題の定番、読書感想文。でも、どんな本を選べばいいか悩んでいませんか?
この記事では、読書感想文におすすめの本を、小学生高学年(5~6年生)向けに紹介します。書きやすい本を選ぶコツも解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
読書感想文の本選びのコツ
読書感想文を書きやすくするためには、次の3つのポイントを押さえましょう。
- 自分の興味のあるテーマを選ぶ 好きなことや気になることについて書かれた本なら、夢中になって読めるし、感想も書きやすいはずです。動物が好きなら動物が出てくる物語、歴史が好きなら歴史小説など、自分の「好き」に素直になって選んでみましょう。
- 登場人物に共感できるか 主人公の気持ちや行動に共感できると、物語に入り込みやすくなります。主人公が自分と同じくらいの年齢だったり、同じような悩みを抱えていたりすると、感情移入しやすいかもしれません。
- 読みやすい長さか 長すぎる本は、読むのが大変で途中で挫折してしまうことも。読書感想文を書くのが初めてなら、短編小説や児童書など、短めの本から始めてみましょう。
小学生高学年におすすめの本:感動する物語編
『かがみの孤城』辻村深月
学校での居場所がなくなり、家に閉じこもっていたこころ。ある日、部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように入った先は、お城のような不思議な世界でした。そこには、こころと同じように心に傷を負った6人の子どもたちがいました。彼らと出会い、こころは少しずつ変わっていきます。
おすすめポイント: いじめや孤独など、誰しもが経験するかもしれない問題を扱った物語。主人公の成長を通して、勇気や希望をもらえます。
『二分間の冒険』斉藤惇夫
主人公の少年は、不思議な時計の針を動かすと、2分間だけ過去や未来に行けることに気づきます。彼は、その力を使い、困っている人たちを助けるために奮闘します。
おすすめポイント: ファンタジーでありながら、友情や家族の大切さを教えてくれる物語。ハラハラドキドキの展開に、ページをめくる手が止まりません。
小学生高学年におすすめの本:考えさせられる物語編
『チョコレート戦争』大石真
全寮制の男子中学校を舞台に、学校で起こるチョコレートの販売をめぐる騒動を描いた物語。主人公の少年は、学校全体の権力に立ち向かい、自分の信念を貫こうとします。
おすすめポイント: 正義とは何か、本当の勇気とは何かを考えさせられる物語。自分の意見をしっかり持って、行動することの大切さを教えてくれます。
『君たちはどう生きるか』吉野源三郎
おじさんが主人公の少年に、人生について語りかける哲学的な物語。お金や友情、愛など、さまざまなテーマについて考えさせられます。
おすすめポイント: 生きる上で大切なことを、わかりやすく教えてくれる本。大人も子どもも、一緒に読んで話し合いたくなる作品です。
【読書感想文】コンクールに挑戦!小学生向け本の選び方&書き方のコツ
読書感想文コンクールって聞いたことあるかな? 自分の書いた読書感想文をみんなに読んでもらって、賞をもらえるチャンスがあるんだ! でも、どんな本を選んで、どうやって書けばいいんだろう?
この記事では、読書感想文コンクールに挑戦する小学生に向けて、本の選び方や書き方のコツを教えるよ!
読書感想文コンクールってなに?
読書感想文コンクールは、夏休みの宿題で書いた読書感想文を、学校や地域、全国規模で募集しているコンテストのことだよ。 入賞すると、賞状や図書カードがもらえたり、新聞に名前が載ったりすることもあるんだ!
コンクールで入賞しやすい本の選び方
コンクールで入賞するためには、「自分の心に響いた本」を選ぶことが大切だよ。 ただ有名な本を選ぶだけじゃなく、自分が本当に面白いと思った本、感動した本、考えさせられた本を選んでみよう。
1. 自分の興味のあるテーマを選ぶ
好きなことや気になることについて書かれた本なら、夢中になって読めるし、自分の言葉で感想を書きやすいよ。 例えば、動物が好きなら動物が出てくる物語、歴史が好きなら歴史小説など、自分の「好き」に素直になって選んでみよう。
2. 登場人物に共感できるか
主人公の気持ちや行動に共感できると、物語に入り込みやすくなるよ。 主人公が自分と同じくらいの年齢だったり、同じような悩みを抱えていたりすると、感情移入しやすいかもしれないね。
3. 読みやすい長さか
長すぎる本は、読むのが大変で途中で挫折してしまうことも。 読書感想文を書くのが初めてなら、短編小説や児童書など、短めの本から始めてみよう。
おすすめの本:読書感想文コンクール向け
『Wonder ワンダー』R.J.パラシオ
顔に生まれつきの障がいを持つ少年オギーが、学校に通い始め、周りの人たちと交流しながら成長していく物語だよ。 オギーの勇気や優しさに触れると、きっと心があたたかくなるはず。
『橋をかける』モリス・グライツマン
ホロコーストを生き延びたおじいさんが、孫娘に自らの体験を語り継ぐ物語。 戦争の悲惨さや命の尊さを、心に刻むことができる作品だよ。
『転校生』山中恒
ある日突然、主人公のクラスにやってきた不思議な転校生。 彼との出会いが、クラス全体を少しずつ変えていく様子を描いた物語だよ。 友情や思いやりの大切さを考えさせられる作品だよ。
読書感想文コンクールに挑戦する上での注意点
読書感想文コンクールには、「課題図書」といって、主催者が指定した本の中から選ばないといけない場合もあるよ。 課題図書がある場合は、必ずその中から選ぶようにしようね。
まとめ
この記事では、読書感想文におすすめの本を、低学年~高学年まで幅広く紹介しました。読書は新しい世界との出会いです。わくわくする物語や、考えさせられる物語との出会いが、きっとあなたの心を豊かにしてくれるでしょう。
今回紹介した本以外にも、たくさんの素晴らしい本があります。ぜひ図書館や書店で、自分の心に響く本を探してみてください。
読書感想文を書くのが苦手な人も、好きな本について自分の言葉で感じたことを書いてみましょう。きっと素敵な読書感想文が書けるはずです。
読書感想文を通して、本の世界をもっと楽しんでくださいね!
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