【感想】嫌われる勇気|あらすじとポイント

レビュー

他人からどう思われているのかを気にして生きてきた日本人にとって、嫌われる勇気は、とても新鮮に感じる人が多いと思います。

受け入れられないという人も少なくない気がします。ただ、他者からの承認欲求が強い人・SNSのいいねが気になる人・既読スルーが気になる人の中には、救われる人も多いようです。

目次

作品情報

本のタイトル|嫌われる勇気

出版社|ダイヤモンド社

ページ数|296ページ

発売日|2013年12月13日

単行本(ソフトカバー)の他に、kindle(電子書籍)とAudibleでの販売があります。ビジネス系の書籍では異常なほどに売れています。国内だけで200万部超(2020年7月時点)、世界累計500万部という驚きの売上を更新しています。年間で10万部売れればベストセラーと言われる中で、過去に例がないほどに売れています。

著者

岸見一郎さん。哲学者であり心理学者。アドラー関連の著作、及び訳書が多数。メディアへの露出も多く、講演会でもアドラーに関して話をされています。

古賀史健さん。ライター。岸見一郎さんとの共著の本書以外では書籍のライティングが主。

あらすじと感想

登場人物は2人だけです。哲人(哲学者)と悩みがある青年だけの対話だけが続いていく内容です。

しかも、青年がかなりしつこく激しい人で、哲人に食いついていく様子に時々ハラハラする気がします。

内容については一言で表せば、「どうすれば人は幸せに生きられるのかについてのアドラーの考え方を知ること」にあります。心理学者で有名なフロイトの考え方とはまったく相容れないものです。

心理学の本といえば、興味がないという抵抗を感じる人も少なくないと思います。本書で書かれているのは、心理学というよりも哲学的な感じを受けます。

感想については、最初は「確かにそうかも知れないが、実践するのはなかなか大変かもしれない。」です。しかし、徐々に気づきを感じ始める人もいると思います。

私たちには、今日ある姿は過去に原因があるという認識が一般的ですが、原因は現在の目的にあるとしています。それ以外にも、これまで常識と考えていたことが、ひっくり返される感覚を味わうかも知れません。何故なら、確かにそうかも知れないと思えることが多いからです。

重要ポイント

人間関係について、相手をほめないことや他人がどう思うのかについての考え方など、一見冷たい関係性を感じる部分があります。ただそれは真理のように感じます。

・現状がどんなことであれ、その原因は過去にあるのではなく、現在の目的があって選択している
・今の行動の目的が分かると、原因だと思っていた過去のことの解釈が変わる
・劣等感は悪いことではない。他人との比較はやめて、自分の理想との比較と考える
・自分と他人の課題を分けて考え、他人の課題には立ち入らない
・ほめてはいけない。相手を能力が低いものと見下す関係になる
・他人の役に立つこと。自分がどう考えて行動するのかが大事

まとめ

世界累計が500万部を超えている書籍は、過去にも例がないというほどに、今現在も売れている本です。

日本国内だけでも200万部を超えています。ただ、当然ながら、万人に受け入れられるわけではありません。現時点で既に、引きこもりなどの状態に陥っている人には合わないと思います。

自分が常識だと考えていたことを否定されたりしますので、受け入れられるかどうかです。ただ、他人からどう思われているのかを気にして生きてきた人、承認欲求で苦しんできた人にとっては、心が解放されるかも知れない一冊になると思われます。

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