読書感想文を書くときの本選びには、皆さん苦労をしているようです。
本をなかなか決められない人もいるようです。
「せっかく書くのなら〜」と考えて迷うようですが、早く決めて、サクッと読んで、読書感想文の作成時間を多く持った方がいいです。
そのためには読書感想文をかきやすい本を選ぶのがコツです。
読書感想文をかきやすい本を選んでる?
読書感想文を書くのって、苦労しますよね。
感想文は書き方も難しいと感じているかもしれませんが、本選びを上手にすれば、かきやすいと感じるはずです。
かきやすい本を意識して選んでいるでしょうか。
読書感想文をかきやすい本の選び方
本が指定されている場合は、仕方がありませんが、自由に選んでいいとしたら、次の2つのポイントを参考に選ぶことをおすすめします。
・文字数|長編だと読む時間が結構かかってしまいます。おすすめなのは短編です。まず読むのが速く済みます、文字数は4,000字〜30,000字台です。短すぎると、逆に感想文は書きにくい可能性がありますが、基本はすぐ読める本を選ぶことです。それがかきやすい本になります。
・自分が興味・関心あるジャンル|好きなことは、知ってることも多いですし、共感したり感動しやすいです。つまり、かきやすいということです。何がどのようにオモシロイと思ったのかを書くのですから、自分が詳しい分野や好きなジャンルの方がかなりかきやすいです。
簡単に言いますと、ページ数が少なめで、すぐに読める本が良いです。そして得意のジャンル・好きなジャンル・詳しいと感じているジャンルの本が、読書感想文では共感しやすく「かきやすい本」ということになります。
読書感想文をかきやすい本|中学生の場合
中学生におすすめする読書感想文がかきやすい本を紹介します。あくまでも一般論として、かきやすい本です。つまり読みやすい本ということです。
坊っちゃん
205ページ。四国の中学校に赴任した正義感に燃える若い教師の奮闘ぶりが面白い。
赤毛のアン
529ページ。孤児のアンが老兄弟に引き取られます。カナダのプリンスエドワード島の自然を舞台に、アンが成長していく様子があがかれています。
走れメロス
304ページ。人間の友情と信頼について書かれた物語です。
天気の子
320ページ。 主人公の帆高は離島を飛び出して東京にやってきた。祈るだけで天気を晴れにできるという不思議な能力を持っている少女。その少女と翻弄される少年の物語。
カラフル
主人公は死んでしまった少年。天使から人生の再挑戦のチャンスをもらい、自殺した少年の体に入って、暮らし始めます。その暮らしの中で、大切なことを気づいていきます。
読書感想文をかきやすい本|高校生の場合
高校生におすすめする読書感想文をかきやすい本を紹介します。中学生の時のように、すぐ読める本を基準にするだけではなく、心を動かされた本(感動した)や、前述したように自分自身が関心があるジャンルやテーマの本が興味を持ち続けて読めるはずです。
どんな本が「受けがいい」と考えて選ぶよりも、自分が得意なこと・関心あることや、自分の思いと重なる部分があるテーマなどというように選ぶのも良いです。
結果的に読書感想文がかきやすい本になるはずです。
少年と犬
308ページ。男と犬。泥棒と犬。夫婦と犬。娼婦と犬。老人と犬。そして、少年と犬。犬を愛する人なら涙なくして読めない。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
256ページ。各所で話題になった作品。元・底辺中学校の日常。
アルジャーノンに花束を
464ページ。320万部も売れた不朽の名作。知的障害を持つ主人公が、脳手術によって、IQが68から185の天才になってしまう。その後、手術の効果は一時的であるとわかるが、打ち手がなく、もとに戻っていく。アルジャーノンは先に脳手術を受けていたハツカネズミの名前。少し長いが名作です。
夢をかなえるゾウ
359ページ。若干長めかもしれませんがスラスラ読める。非常に分かりやすく平易な言葉で書かれている自己啓発本。立ち止まって考えるエッセンスがたくさん盛り込まれている
秘密結社LadyBirdとぼくの6日間
341ページ。恐らく1〜2日で読めてしまいます。著者の喜多川泰さんの著書には、どの作品もストーリー展開の面白さというより、所々に埋め込まれている「言葉」がとても魅力的。感想文も書きやすいのではないかと思います。
フラダン
震災後の福島が舞台です。前向きに生きる高校生が主人公です。男子高校生がフラダンス愛好会にスカウトされ、仕方なしに入会したはずなのに、徐々に真剣になっていきます。震災後の福島を元気にするために、頑張る様子が描かれています。
読書感想文はすぐ読める本を選ぶとかきやすい
読書が苦手という方には、短編の本をおすすめします。すぐに読める本を基本に選んでいます。
河童・或阿呆の一生
288ページ。表題作を含む6篇の短編集。すぐに読み終えます。芥川龍之介の晩年の作です。読書感想文におすすめするのは、「河童」です。
インストール
119ページ。当時著者17歳の作品。文藝賞を受賞。主人公の高校3年生登校拒否児と壊れたコンピュータとそれを直した小学生。そして風俗チャットが始まり、 チャットを通して主人の心が徐々に変化していく。
キッドナップツアー
208ページ。実の父親に誘拐された旅行記。別居中のだらしない父親と徐々に心通わさせていく物語。
まとめ
大学や社会人の読書感想文では、読む本のタイトルが指定されることが多いです。提出する内容も読書感想文ではなく、読書レポートを出してくださいと変わります。
あらすじや感想ではなく、要約や考察を求められます。
中学生・高校生の場合は、本の選び方は、自由とされる場合が多いと思います。基本的に自分が好きな順で、すぐ読める本を選ぶと良いです。
また本のページ数は、100ページ程度の短い本から500ページを超えるものもあります。読書感想文を書く事を目的とするなら、短めのページ数の本を選んでおいた方が、感想文作成の時間が取れます。
当記事で紹介しているのは、ごくごく一部です。2つの選び方のポイントで、感想文を書くのに最適なかきやすい本を選んでください。
自分が興味を感じるジャンルで、ページ数の上限は300ページ前半程度の中で選ぶと良いです。
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