語彙力や語彙数、また語彙量など似たような言葉があります。英語で調べてみると、全部vocabularyとヒットします。
「ボキャブラリーがない」なんていう表現も聞くようになりました。
当記事ではわかりにくい「語彙」の意味を確認することと、社会人になって語彙が不足しているとどうなってしまうのか、語彙を増やすにはどうすればいいのかについても解説しています。
語彙の意味と基礎知識と増やし方
語彙は、知ってるだけの語彙と使いこなせる語彙があるといいます。語彙がないと困るのでしょうか。
普段の生活で特に困ったことはないと感じている方もご覧ください。
仕事や日常の中で、理解しているつもりだったのに、後に「そういう意味だったのか」と思った経験はないでしょうか。「もっとわかりやすく説明してほしい」「課長のいってることはおかしい」「部下のAくんは何故理解力がないのだろう」などの経験はどうですか。
すべての原因は自分の語彙不足にあります。一見相手に原因がありそうに思えることも深く突き詰めると、相手にも原因がありますが、自分が相手の言葉の意味を理解していないことに原因があることが多いです。
語彙とは何か?語彙の意味
「語彙」とは、ある人や国が持っている単語の数や、ある特定の範囲において使われる単語の数を指します。
一般的には、人が知っている単語の数や使える単語の数が多い少ないことに対して、使われるケースが多いです。
ですので、Aさんは語彙が多い・少ないという言い方で使われます。他には、「日本語は語彙数が多い」などと使います。
「語彙」「語彙力」を英語で言うと
「語彙」という言葉になじみがない方でも、「ボキャブラリー」なら知っている人も多いです。
「タレントBの食レポはボキャブラリー不足でいつもワンパターだ」などと使われます。
「語彙」は英語でvocabulary・ボキャブラリーといいます。ただし「語彙力」も「語彙数」もボキャブラリーと言います。
ですので、英語から日本語に訳す時には、「語彙」「語彙力」「語彙数」のどれなのかを言葉の前後から察する必要があります。
語彙の言い換え・類語
じつは語彙という言葉には、ピタッとくる類語や言い換えが見当たりません。
しいて言えば「日本語」「言葉」などとなります。
むしろ「ボキャブラリー」と言い換える方が、自然な意味として理解しやすいです。
語彙の基礎知識|理解語彙(認知語彙)と使用語彙
語彙には理解語彙と使用語彙があります。
理解語彙とは、認知語彙とも言われます。自分が話す・書く場面で使うことはないが、自分以外の人が話した言葉や書いてた言葉を聞く・読む場面で意味は理解しているという言葉のことです。
対して、使用語彙とは自分で話す場面・書く場面で使える言葉(単語)ということです。一般的には、使用語彙よりも理解語彙の方が圧倒的に多いという人が多いです。
しかし「語彙力がすごい」「語彙数が多い」と言われる場合は、「使用語彙」に対してです。つまり使いこなしているということです。たとえ知っていても使えなくては意味がない、ということなのです。
語彙力がないと困る
語彙が多いか少ないかは、仕事や実生活に非常に強く影響します。
語彙が多いということは、言葉をたくさん知っていて、使いこなせる言葉が多いということです。逆に語彙が少ないということは、使いこなせることが少ないだけではなく、言葉の意味も知ってる数が少ないのです。
語彙が少ない人は、仕事の指示を受けても、アドバイスをされたり、教えてもらっても、わかったような気になるだけで、本当は理解できていません。
語彙が少ない状態のままで、仕事ができる人になることはありません。当然仕事だけではなく人間関係においても、相手が言わんとしている言葉の意味を理解した気になるだけです。
相手が言うようには理解していません。人間関係もうまくいかないことになります。社会人になって、仕事がうまくいかない人、人間関係がうまくいかない人の多くのケースに、「語彙」が少ないことが関係しています。
語彙は年齢が増えても自然に増えない
社会人にとって、語彙が少ないことは、百害あって一利なしという状況です。メリットがなく、害しかない状態です。
中には時間と共に、そのうちに自然と覚えるという都合が良い誤解をしている人がいます。それは毎日たくさんの本を読んでいる人にのみ起きる現象です。
たくさんの本を読む人は、分からない言葉が出てきても、前後関係から言葉の意味がある程度分かるようになります。そんなイメージで言葉の意味がわかるようになるためには、少なくとも毎日数時間本を読む必要があります。
そういう方法(毎日たくさんの読書をする)をとれない場合は、意識的にインプットとアウトプットを繰り返す以外に語彙を増やす方法はありません。
語彙を増やし方
語彙を増やすには、インプットとアウトプットを継続的に繰り返す必要があります。
つまり、語彙を増やすための行動を習慣として行うということです。
知らない言葉に出会うたびに調べる
仕事を含めた日常生活の中で知らない言葉に、スルーせずに調べることです。
簡単に知らない言葉に出会うには本を読むことです。そして意味を調べることです。
語彙を増やすには、ここからがスタートです。
本に限らずに様々な知識情報に触れる
知らない言葉に出会う経験は、本を読む以外にもあります。セミナーや講演会、あるいは異業種交流会に参加するのも良い方法です。
毎日同じ人とだけ時間を共有している場合、知らない言葉に出会う機会が増えません。
同じように、本を読む場合に、好きなジャンル・作家以外の本を選ぶ方法もあります。
普段読み慣れた文章や言葉と使われている言葉が違うことがあるからです。言葉の意味が同じでも類語や言い換えを知ることができるようになります。
覚えた新しい言葉を使って文章を書く
インプットの次は、アウトプットです。
書くことは簡単にできるアウトプットです。最も簡単にできるおすすめ方法は、本を読んで良い文章だと感じた部分を抜き書きすることです。
要約をする方法も悪くはありませんが、知らない言葉を使えるようになるには、原文のままに抜き書きする方法が良いです。良いと感じた1〜2行の文章を、ノートに書きためてください。
語彙を増やすことにもなりますし、本からの学びを得て、脳に定着させやすくなるためのアクションになります。
会話の中で新しい言葉で話してみる
もう一つのアウトプットは話すことです。同じ本を読んだ人が身近にいれば、本を材料にして覚えたばかりの言葉を使って、話をしてみてください。この繰り返しが非常に有効です。
リアルな会話ではありませんが、「読書メーター」というアプリを使えば、特定の本についてのコミュニティに参加してチャットで会話をすることもできます。
コミュニティは自分で作ることも簡単です。あるいは、少しハードルの高さを感じるかもしれませんが、覚えた言葉を会議やミーティングでどんどん使ってみることです。
最初はほんの真似をしているように思えて気恥ずかしく感じるかもしれません。しかし学ぶことはまねることが原点です。語彙を増やすには、実際の会話で使えるように練習を重ねることです。
まとめ
語彙の意味は、知ってる言葉と使える言葉です。語彙が多いか少ないかは、仕事や評価にとても重大な影響をすることです。語彙が少ない人で、仕事も人間関係も順調という人は、いません。
もし自分自身が、語彙が少ない方なのに、仕事も人間関係も順調だと思われる場合、とてもリスキーな状況にいる可能性があります。相手のことを、仕事のことを分かっているつもりになっているだけの可能性があるからです。いずれ「そういう意味だと思わなかった」という場面が来てしまう可能性があります。
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