現実には本を読んだほうが知識や情報を得られるし、本を読んだほうがいいことは分かっているが、なかなか本を読む時間を作れないという人がいます。
読書に関する調査で、読書をしない理由の筆頭に挙げられるのが、「読書にかける時間が取れない」ことです。そんな方に役に立つのが朗読してくれるアプリです。朗読アプリを使えば、通勤通学や移動の時間などを中心とした1日の中で散らばっているスキマ時間に耳で読書をすることができます。
もちろん自分で文字を読むほうが良いことは誰もが分かっていることです。語彙力を身につける点から考えれば、音声で聞くのでは漢字の読み方を知ることができないからです。しかし朗読アプリで本の読み聞かせを聞くことは、それだけでも十分に役立つことです。
ゲームやSNSだけに時間を使っているのは、もったいないことです。朗読アプリによる耳からの読書で得た知識情報が蓄積されていくと、数ヶ月もすれば大きな差になります。
朗読アプリ|無料のおすすめを比較して小説を聞く
朗読アプリによる耳からの読書では、漢字の読み方までの知識は身につきません。しかし耳からの読書で得られた知識や情報は、必ずその後の自分を助けてくれます。例えば毎日通勤や通学などの移動時間の中から、5分10分のスキマ時間を重ねる習慣をつけることをおすすめします。
朗読アプリサービスは2023年2月現在複数の会社が行っています。当記事では、自分好みの朗読アプリが見つかるように、内容を比較して紹介いたします。
朗読アプリでは小説だけがおすすめということではありませんが、これまで読書の習慣がなかったという方は、継続しやすいように小説から始めることをおすすめします。まず習慣づける事が大事だからです。もちろん、すでに読書の習慣がある方や明確に読みたい本がある方は、特定のジャンルを選んでスキマ時間を重ねて朗読アプリの読書量を増やしましょう。
朗読アプリの比較
朗読アプリには各社の特徴があります。おすすめする選び方は、無料期間を活用して試して比較してみることです。操作性や自分の趣味に合うカテゴリーの本をどれくらい利用できるのか体験するのが一番です。紹介の記事を読むだけでは、違いがわかりにくいです。せっかく耳からの読書を始めようとする良い習慣が、使いやすいかどうかの段階で身につかないうちに挫折してしまうかもしれません。
ですので、無料期間(14日間や30日間)を活用してみることです。最もよく知られているオーディブルとオーディオブック.jpではほとんどの作品が両方のサービスで利用可能ですが、中には一方でしか聞けない作品もあります。
オーディブル|ビジネス書から小説まで
Amazonが提供しているオーディオブックサービスです。無料体験は30日間試すことができます。その後は月1500円で機器放題プランを利用可能(退会はいつでも可能)となります。音声はプロのナレーターが朗読してくれています。会員になれば12万以上の作品を聴き放題することができます。会員にならずにタイトルを購入することも可能です。
使い方は、最初にスマホやタブレットにオーディブルのアプリをインストールします。そして聞きたい作品をダウンロードしましょう。再生スピードを変えたり、スリープタイマーなどの設定も可能です。
ジャンルは多岐にわたります。洋書を英語で聞きたい方ならオーディブル一択です。
オーディオブック.jp|小説を聞くなら
株式会社オトバンクが提供するサービスです。利用可能のプランは3つあります。「聴き放題プラン」「チケットプラン」「月額会員プラン」です。
聴き放題プラン(月額750円)では、無料トライアル(14日間)がクーポン利用で30日間利用可能です。チケットプランは、毎月もらえるチケット(チケット1枚は月額1500円、2枚なら月額2900円)で対象作品と交換ができます。単品で購入するよりもお得です。
月額会員プランは、毎月自動でもらえるポイント(1ポイント1円)で、オーディオブックを利用することが可能です。プランの金額は、月額550円(税込み)から33,000円(税込み)まで7通りあります。対象となるオーディオブックは最新作まで利用可能です。おすすめは月額2,200円のプラン、2,450ポイント分が利用可能です。
青空朗読|完全無料で古典を聞く
青空朗読の最大の魅力は、完全無料で利用できることです。青空朗読は、青空文庫に登録されている1万7,294冊(2023年1月29日現在)の中からプロのアナウンサーが朗読した作品を聞くことができます。現在約1000タイトルが利用可能です。ジャンルについては、小説・童話・随筆等です。ビジネス書や自己啓発本はありません。また著作権期限が切れている本がほとんどですので、日本の古典小説が中心です。
himaraya|ビジネス書中心に聞きたい方へ
ビジネス書に特化して聞きたいという方には、「himaraya」がおすすめです。小説や文学のジャンルも扱いがありますが、ビジネス書関連が中心のコンテンツです。30日間の無料お試しで試してみてください。その後は月額750円、年額7500円の聴き放題プランを選択します。スマホにアプリをインストールして試してみましょう。
kikubon|小説が中心
朗読アプリのサービスは月額定額プランがほとんどだから、仕事が忙しくなって聞けない日が続くと損をする気がするという方には、kikubonがおすすめです。kikubonなら聞きたい作品だけを買うことができます。作品によってはレンタルで安く聞けるものもあります。定額プランが希望という方には月額税込み550円・1100円・2200円・5500円のコースが有り、ポイントを取得して聞きたい作品を選ぶことができます。また無料で聞けるオーディオブックが300タイトルある(会員登録(無料)が必要)のも特徴です。
Google Playの音声ブック
Google Playの音声ブックはアンドロイドユーザーだけではなく、アップルの各デバイスでも利用可能です。コンテンツはオーディオブック.jp・ことのは出版で扱う作品と同じものですが、価格が安い場合がありますので要チェックです。ただしGoogle Playの音声ブックで扱っている作品数はやや少ないのがネックです。購入する際はアプリ経由ではなくサイトから購入する方法になります。
聴いて読める本棚|読む聴くが両方できるアプリ
電子書籍と朗読が一体化したアプリが特徴です。読めない漢字や言葉を聞きながら楽しむことができます。朗読アプリでは聞き取りにくかった漢字をテキストで確認しながら読んでいけるというメリットにも繋がります。アプリはiPhone・iPadでのみ利用可能です。月額プランは税別1500円ではじめの1ヶ月は1冊、翌月以降は毎月2冊をダンロードし、視聴可能です。
朗読アプリの声優
朗読アプリの音声には、AI音声やプロのナレーター、そして声優が朗読をしてくれているものがあります。ベテラン声優から著名人の方々も朗読してくれています。
朗読アプリAudibleの声優一覧
高橋李依・雨宮天・中井和哉・茅野愛衣・釘宮理恵・神谷浩史・福島潤・朴璐美・古谷徹・井口裕香・平川正三・矢尾幸子・大森ゆき・佐藤恵・佐々木健・三好翼・後藤敦・吉開清人・岩崎了
朗読アプリaudiobook.jpの声優一覧
古賀葵・赤羽根健治・田澤茉純・佐東充・緒方佑奈・小田果林・赤星真依子・ボルケーノ太田・大谷翔太郎・桑島法子・伊倉一恵・清水健佑・高塚正也・田中沙耶・長谷川天音・宮園拓夢・小平桃歌・坂本久瑠実・千葉翔也・黒木ほの香・藤原聖侑・中村純也・木本景子・野田航弥・内山悠里菜・國府咲月・杉村ちか子・柳原かなこ・上村源・峯田大夢・山本綾・和村康市・真瀬皐・山口キヨヒロ・花守ゆみり・東山奈央・島崎信長・伊藤かな恵・小林裕介・西村宏太朗・大和田仁美・堀江瞬・他
聖書を朗読アプリで聞く
世界で一番読まれている本は聖書だといいます。このことはギネスの記録として認定されています。ただ歴史も長いために定かな数字は示されてはいません。少なくとも50億以上、150億という説もあります。
それは信仰する方の人口から裏打ちされています。キリスト教の信者は約20億人いるとされています。イスラム教はその約半分ほどです。仏教は意外に少なく3億6千万人とされているのです。
聖書の朗読アプリは60以上の言語から選択できるようになっています。読むことはもちろん朗読アプリを再生させて聞くことができます。
まとめ
朗読アプリには様々な特徴があります。サービスを選ぶには、運営が長く継続されると思われるものを選択するのがおすすめです。中には、いつの間にか運営が中断されてしまっているサービスもあるからです。
当記事で紹介した朗読アプリでは、AmazonのAudibleかオトバンクが運営するaudiobook.jpが安心して選べる朗読アプリとしておすすめできます。
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