音読をすると何がいいのか|大人にもメリットが大きい

音読1

なんだか音読には良い効果があるらしい、と聞きながら、小学生みたいで現実ではないと思っていませんか。

本を読み方を全部音読に変えなくとも、毎日5分か10分でも音読を継続することで、2〜3ヶ月もすると目に見えた変化を感じるようになるはずです。

音読で効果があるのは子供だけではありません。40代の会社員でも、続けることで、十分に効果が期待できます。当記事では音読に関する記事をまとめて紹介しています。詳しくはそれぞれのページをご覧ください。どのくらい鍛えるのかによりますが、頭が良くなることが期待できる本の読み方です。

目次

音読をすると何がいいのか|大人にもメリットが大きい

知っての通り、音読は声に出して本や文章を読み上げる方法です。

多くの人は小学校の途中で、先生から、音読から黙読へ移行するように指導されます。

しかし「読む」「聞く」「話す」という動作を同時に行うメリットは、子供だけではなく、大人にとっても大きいのです。すでに、20代・30代・40代になってしまった方も、毎日少しでも音読の時間を作ると、頭の回転が速くなり、頭が良くなったように感じるはずです。

当記事では、音読に関する記事をまとめて紹介しています。詳しくはそれぞれのページをご参照ください。

音読で脳は活性化する

音読することは、読む・聞く・話すという動作を同時に行います。さらにできるだけ速く読むことで、脳の血流が増加し、脳の前頭葉が活性化することがわかっています。

脳が活性化することによって、いわゆる頭の回転が速くなる感覚になり、頭が良くなった印象を感じると思います。それは周りの人に対しても、そのように評価される可能性があります。

効果は頭の回転だけではありません。話すことを繰り返しますので、滑舌が良くなり、話すことが楽になっていきます。コミュニケーションに不安を持っているという人は、過去の何かがトラウマとなり、話すことに緊張を感じて声が小さくなり、声を出すことが苦手になってしまいます。

音読を続けていると、声は発することが楽になるという効果もあります。

音読のメリットデメリット

音読と同じように声を出して読む読み方には、「朗読」があります。

音読と朗読との違いについて解説しています。単純に声を発する音読と、目の前にいる相手を想定して話しかけるように読む朗読では、その効果も違います。

音読の効果が得やすいやり方と音読のメリットについて紹介しています。またデメリットもありますので、ご参照ください。

音読を高速にすることで脳は鍛えられる

音読が脳を刺激することは、前述の記事のとおりです。

東北大学の川島教授によれば、「できるだけ速く読むことでトレーニング効果があり、頭の回転速度が上がり、記憶力もアップする」ことがわかっています。

川島教授が効果的だと示している高速音読は、高速な素読といえる方法で行われます。実は、素読(そどく)も声を出して読む方法です。始まりは、江戸時代の寺子屋にあります。

素読とは、言葉の意味の理解は後回しにして、とにかく途中で止まらずに読み続けることに集中する方法です。江戸時代の寺子屋では、「論語」で素読をしていたようです。論語の内容は理解されていなかったようです。

川島教授は、この素読の方法にできるだけ速く読むことを加えた方法を高速音読として書籍等に紹介しています。記事の中で、高速音読の方法も紹介しています。

音読の効果は大人にもある

本の読み方には、実は音読や黙読以外にもたくさんあります。(音読・朗読・黙読・速読・超速読・瞬読・通読・素読・積読・遅読・輪読・熟読・味読・耽読・深読・査読・誤読・視読など)

つまり読書をすることは単純に、知識を得ること以外にもあるということなのです。中でも、音読が脳へ与えてくれる良い効果が認められています。

人の体のピークは10代後半にあり、その後は徐々に低下していきます。しかし実は脳の成長のピークはかなり遅いのです。知識を得て理解する能力のピークは、50歳とされています。

また語彙力(言葉の意味を覚えて使える能力)は、なんと67歳がピークです。環境さえあれば、脳は成長を続けるのです。環境とは、脳を適度に刺激し続けるということで、読書はその中で最適なトレーニングになるものです。

速く黙読できない人は頭の中で音読してる

音読は脳を刺激し理解も進みやすい本の読み方ですが、一つデメリットがあります。

それは音読の速度は、口を動かす以上には速く読めないということです。一般的には、目で見て読んでいく黙読が速いとされるのですが、黙読をしても速く読めない人がいます。

その原因は、外見は黙読をしているように見えるのに、実は頭の中で音読をしているということにあります。口から発声はしていませんが、普通の音読を同じようにして、頭の中で発声をしています。

頭の中の音読の声を消さない限り、速く読めるようにはならないのです。必ずしも速読が良い読み方とは言えないものの、文章を速く読む必要がある場面では、頭の中の音読では少し困ったことになってしまいます。

音読の2次効果でコミュニケーション改善

音読の効果は、脳を適度に刺激することと、知識情報を理解しやすいということにあります。

実は、直接効果の他に2次効果もあるのです。音読をすることで刺激をする脳の部位は、前頭葉の前頭前野という部分です。前頭前野には、人間らしく生きるために必要なことをコントロールする役割があります。

考える・記憶する・感情をコントロールする・判断するなどの役割です。この感情のコントロールや判断する能力が、コミュニケーションに関係しているのです。

さらに、「話す」という動作が前頭前野に良い刺激を与えるとも言われます。声を発することを繰り返せば、口の周りの筋肉を刺激し鍛えることにも通じます。こうして、総合的に音読をしていることで、コミュニケーション力が改善する効果を期待できるのです。

まとめ

当記事では、音読をすると何がいいのか、についてまとめ紹介しています。

詳しくは、それぞれのページからご覧いただければ幸いです。読書の読み方によって効果は様々であり、音読は脳への刺激があり、頭の回転にプラスの効果がありますので、継続していきたい読み方です。

音読が向いているのは、子供だけではありません。毎日10分音読を継続していけば、頭の回転が良くなってくれるはずです。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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