黙読をマスターすれば読書スピードが速くなり読解力が高くなる

黙読

本の読み方にはいくつかあります。

一般的には黙読で読む人の数が多いような印象があります。

本の読み方には一般的には、黙読と音読が知られていますが、他にも精読や速読があります。記憶するには黙読よりも音読の方が良いともされます。

では、黙読の特徴やメリットには何があるのか深掘りします。

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黙読をマスターすれば読書スピードが速くなり読解力が高くなる

本を読む環境で、周りに人目がある場所・コーヒーショップや車の中、など周りの人に迷惑をかけないように、本を読むときの読み方は、黙読で読む人が多いでしょう。

黙読の意味を調べると、「声に出さないで、目だけで読むこと」とあります。

黙読の方法はマスターしておく必要がある

前述の通り、本の読み方にはいくつかあり、黙読は音読と共によく知られる方法です。好き嫌いとは別に、黙読の方法はマスターしておかないといけません。

黙読のやり方は、簡単に言えば、声に出さないで、目だけで読むことですが、もしうまくできないと学校のテストや試験の時に困ります。

黙読のやり方で、読解力を高める必要があるのです。じゃないと、試験問題も読めないです。慣れるしかないと言い方には、少し問題を感じますが、早く慣れることです。読むのが遅いことを気にしている方はこちらの記事も読んでみてください。

黙読してるが頭の中で音読してる?

黙読は声に出さないで読む方法です。しかし実は頭の中で音読している人が多いです。

本を読むのが遅い人は、頭の中で音読しているケースが多いのです。これは小学生の頃に、音読から黙読へと本の読み方を移行するときに、その癖が残ってしまったのです。

この癖を捨てない限り、読書スピードが速くなるには限界があります。実際に声を発していなくても、頭の中で音読している限り、音読のスピードの限界が読書スピードの限界になってしまうからです。

文字を目だけで追いながら読んでいく視読を意識して読んでみることをお勧めします。頭の中で音読する方法をやめられないと思い込んでいる人も、最初は指先やペンで文字の上を滑らせて文字を目で追いかけていくと、頭の中で音読するのと同じように理解できていることに気がつくはずです。

黙読の効果で最も効果が期待できるメリットは読書スピードと読解力

黙読が優れているのは、読書スピードと読解力です。

黙読が身についていないうちは、頭の中で音読するやり方から覚え始めるのが良いですが、いずれ黙読本来の方法である「並んでいる文字」に目を合わせて、文字を映像的に認識しながら読み進めていくのです。

音読では発音発声のために、データとなる文字を1文字ずつ認識し、口を動かす必要がああります。その分、頭に定着しやすい読み方点されますん。

しかし、黙読の場合、1文字ごとというよりも、一つの単語や文節として注目しながら、読み進んでいきます。

その途中には、文章を飛ばしながら読んでいたり、斜めに読んでいたりなどして、どんどん読み進んでいくために、読書スピードが速いのです。

また、本の内容を理解するために、素早く読むには、黙読のほうが優れていると言えます。ただ、脳を活性化する効果が高いのは、読む・聞く・話すを同時に行う音読であり、より高速に音読することで、脳の活性化がすすみやすいことも分かっています。

それぞれの目的・適性に合わせた読み方をすることで、効果的な読書ができるようになっていきます。

文章記憶については音読と黙読に違いがある

福岡教育大学の森敏昭教授の「文章記憶に及ぼす黙読と音読の効果」によれば、文章記憶については、音読と黙読に違いが見られるとしています。その研究によれば、音読は短期記憶となり、黙読は長期記憶として保存されるとしています。

読書後に、記憶に残っていることのテストを行うと、直後のテストでは音読のほうが記憶に残っていることが確認されているのです。一時的な記憶(短期記憶)は音読のほうが優位ということです。

黙読が長期記憶として優位なのは、読書後に復習をした場合です。音読と黙読を行ったあとに復習を行い、その後に文章についての記憶のテストをしたところ、黙読のほうが記憶に残っていることが確認されています。復習とは、再読や読書ノートに記録することです。

まとめ

一般的に読書といえば、黙読で読んでいる人が多いと思います。

もし自分の読書速度が遅いとかんじているひとは、頭の中で音読する癖をなくするだけでもかなり早く読めるようになるはず。

ぜひ一度試してみてください。

 

 

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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