視読だけでも読書は十分速くなる

視読

本や文章を読むのが遅いと感じている人は、例えば試験問題の読み込みや読書の速度をもっと速くできないか、などと悩んでいる人もいるかもしれません。

現在のあなたの本の読み方が、もし心の中で発音するようにして文字を読んでいる方法ならば、視読にするだけで、十分に何倍もの速度で読めるようになります。

目次

視読だけでも読書は十分速くなる

視読 (1)

視読の読み方は「しどく」です。読書の読み方の一つです。

速読を始める場合のスタートの読み方で紹介される場合もあります。

本格的な速読の有料講座やセミナーを受ける前に、従来の自分の読み方から、視読を意識するだけで読書スピードは2〜3倍になります。

視読の方法とコツ

よく言われることですが、本や文章を読むのが遅い人は、黙読をしているのに、多くの場合、心の中(脳の中)で音読しています。もちろん、黙読ですので、口からは音は出ていませんが、心の中ではほとんど発音しているのと同じ状態で本を読んでいます。

これは、子供の頃に、音読から黙読に移行する際に、覚えた癖をそのままの状態でずっと引き継いできているのです。

これが本を読むのが遅い原因になっています。脳のスピードは、とても早いのですが、(無音でも)発音するという動きを挟むだけで、グンとスピードが落ちてしまいます。

視読の方法の1段階目のコツ

試しに、脳の中の発音を止めるように意識してみるだけで、文字の上を視点がとてもスムーズに移動していく感覚がわかると思います。

うまくいかない人は、指先を文字の横にあてて、スーッとスライドさせてみてください。いかがでしょうか。発音をしないでも、頭に入ってくる感じがわかるのではないでしょうか。

どうしても発音してしまうという人は、あえて「あー」「うー」などと、心の中で発音しながら、読んでみてください。

この時点でも、少し早くなったことに気づくと思います。

視読の方法の2段階目のコツ

次に、文字を1文字ずつ読むのではなく、単語ごとに「見る」意識で、文章を見ることを試してください。

私たちは普段、初めて目にする文章は最初の文字から読んでいますが、何度も目にしている文字、例えばチラシのキャッチコピーや看板の文字などは、単語などを一つの塊のようにして、瞬時に判断して読んでいます。

まるで、単語や一塊ごとに、カメラのシャッターを切るのに近い感覚で、「読む」のではなく「見て」判断しているのです。

視読の方法の2段階目のコツは、文章を読むのに、普段の塊ごとに判断している方法を使うことです。

最初の慣れないうちは、多少もたつくかもしれませんが、続けていくうちに、同じような単語や言葉が出てくるので、どんどん早く次の言葉に視点が動いていきます。

視読で読書速度は速くなるか

日本人の読書速度は、1分間に400文字から800文字とされています。参考までに、アナウンサーのアナウンス速度が1分間に300文字とされています。

文章を読むのが遅いという悩みがある人は、心の中で音読する癖が、抜けていませんので、アナウンサーの速度と同等程度で読んでいるのかもしれません。

前述の視読の方法を身につければ、慣れてくると、1分間に2,000文字程度になるとされています。

ですので、現在よりも6倍から7倍の速度で、読書が進むことになります。本一冊を読み切る前の所要時間(日数)は今までの6分の1から7分の1になるということです。

記憶の定着を高めるには時間内に要所を再読

視読は、本格的な速読ではありませんが、従来の何倍もの速度で知識情報が脳に入ってくることになります。これまでとは違う速度で脳に入力されていくことになりますので、記憶の定着に不安が残ります。

大学の研究結果でも、速読の速度と脳への記憶の定着については、速度が速くなれば、定着率が下がる場合があるという結果もあります。

ですので、視読で読み終えた後で、本の中の要所については、再読することで記憶の定着を高めることをお勧めします。速読を身につけた場合でも、時間内に何度も読み返すことで、記憶を定着させる作業を行なっている事例もあります。

まとめ

視読は本格的な速読のレベルではありませんが、単語・言葉で一つのグループ(かたまり)として、読み込んでいくことで、従来の心の中(脳の中)で音読している状態と比べると、読書速度は遥かに速くなります。

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