読解力がないので理解力もないし読書もしない

読解力が ない

読解力がないのは子供の問題だけではありません。大人になっているのに、自分が読解力や理解力がないことに気づいていないことの方が問題です。

社会人として仕事をし始めて感じる人もいるはずです。上司や先輩の指示通りに仕事をしたはずなのに、「そういうことを指示していない」と言われた経験はありません?もしあるのなら、要注意です。その状況がこれまでに何度かあるなら、「読解力がない人」「理解力がない人」「仕事できない人」と認識されている可能性が大きいからです。

読解力がない人は、そもそも読書もしないので、文章を読んで理解する事ができないのです。

読解力がないことを頭が悪いからだと決めつける人がいますが、それは間違った認識です。読解力は後天的に身につく能力です。現在、読解力がないとすれば、これまでに本を読んで内容について考えたりした経験が少ないからです。

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読解力がないので理解力もないし読書もしない

読解力 ない1

読解力があるのかどうかは、リーディングスキルテストなどで知ることができます。しかし、もっと簡単に分かる方法があります。本を1冊取り出して、2〜3ページを読んだ後、本を閉じます。何が書いてあったのか、紙に書いてみて下さい。

この時に、もう一度本を開かないと分からないのであれば、読解力レベルは危険レベルの可能性があります。読解力とは文章を読んで内容を理解する能力です。実際には書いてある文章の場合と、相手が話してる文章の場合があります。

読解力レベルが危険レベルなら、相手が何を言っているのか、分からない可能性があります。

読解力がない人は理解力がない|読解力と理解力

本来は理解力とは、様々な物事の意味や内容ついて分かる能力です。読解力は前述の通り文章について理解する能力です。しかし、一般的に「読解力がない」「理解力がない」という言葉が出てくる場面は、仕事上の知識情報についてと人から人への情報伝達の場面にみられます。

仕事上で覚えるべき新たな商品やサービスについて、関連する知識についての資料を読んでも、説明を聞いても正確に理解出来ないということです。一部を聞いて全部が分かったつもりになります。後になって、「そんな話は聞いてない」「聞き漏らしていた」などということが多いです。

また相手のいうことも同様です。部分的にしか聞いていません。全体を通して話を聞いていません。仕事の指示を受けても、結局何をすればいいのか、分からない状態になります。その結果、分からない状態で何かしようとして、間違った行動を取ってしまいます。後になって「そういう意味だと思いませんでした」「勘違いしてました」「だってそう言ったじゃないですか」などという言葉をよく使います。

読解力がない人が発する言葉|要注意

・そんな話は聞いてません

・聞き漏らしてました

・そういう意味だと思いませんでした

・勘違いしてました

・だってそう言ったじゃないですか

読解力がない人は読書してない

読解力がない人は、子供の頃から読書をしてない人が多いです。一般的には、小学校の時には読書率は高く、中学から減少し始めます。高校大学からは月に1冊以上読書するのは3人に1人のレベルになり、全く読まない人も3人に1人の割合になります。

社会人になって、本を読まないと仕事ができないことに気づいて読み始める人がいます。それでも、全体の約半分は、月に1冊も読まないというデータ(政府や民間に各種あります)があります。

マンガは読んでるという人は、残念ながら文章は読んでいません。ですから、読解力はありません。SNSに夢中の人も注意です。何でも短い文で書くのが当たり前になってしまっています。上司や取引先とのメール連絡で、悪気がなく数文字だけの返信をしてしまいます。そのままでは近い内に、クビになります。

読書をしているだけでは、十分な読解力は身につきません。しかし読書をしない人で、読解力がある人はいません。読解力をつけるには読書は必須なのです。単純に読むだけではなく、内容について考えたり、感想文を書くことで、読解力がついていきます。

読解力がないとどうなるのか

読解力がないと困るのは仕事の上だけではありません。

普通に暮らしていても、保険の契約や不動産の売買や賃貸契約など、時々文章を読んで理解し何かの手続きをする必要があります。そして、何か読み間違えた行動であっても自己責任が問われる時代です。自分は専門家ではないから間違えたでは、取り返しがつかないこともあるのです。

ただ、日常的に困るのは、やはり仕事においてです。業種にもよりますが、一般的に会社員は社内でも社外でもたくさんの種類の書類や文章を読んだり書いたりする場面が多いです。それを苦手です、と逃げていれば出世もしないし給料も上がりません。

あるいは前述のように、仕事ができない人だと認識されれば、今の時代ではクビになることもあり得ます。最低でも仕事の指示内容を正確に理解出来るくらいには、読解力がないと困ることが多いです。

読解力がない大人が増えてる

読解力がない大人が増えているのは、現実でしょう。子供の読解力が世界と比較して下がっていると話題になった事があります(PISAの読解力テスト)。

確かに子供の読解力がないことは、未来に向けて不安な材料です。しかし、大人は目の前の問題として、社会人に読解力がない人が増えていることを対策すべきです。

今は取引先や顧客との商談は、メールの連絡で進んでいく時代です。読解力がないせいで、クレームに発展するようなメールがやり取りされています。昔のように「言った言わない」ではなく、メールの文章として証拠が残ります。

読解力がない大人が書いたメールによって、企業が損失を被る事が増えてるように思えます。

読解力がない人の特徴は自分と重ならないか

読解力がない人には共通する特徴があります。前述の「読解力がない人が発する言葉」もその一つです。

下記の記事では、読解力がない人に共通する特徴を紹介しています。自分のことは意外に気がつかないものです。読解力がない人の特徴が、自分に重なる部分がないかを確認しておくと良いです。

もし、その傾向を感じるなら、本を2〜3ページ読んだ後に閉じて、内容を紙に書いてみて下さい。もし、もう一度本を開かないと書けないという事なら、自分の読解力レベルはかなり低い可能性があります。

読解力がない原因はなにか

読解力は生まれつき持っている能力ではありません。後天的に身についた能力です。読解力がないとするなら原因は、これまでに文章や本を読んだ経験・内容について考えた経験が、少ない事にあります。

本や文章を読んだ経験が少ないので、漢字や言葉も知りません。ですので、語彙力もないでしょう。語彙力がないということは、知らない言葉が多いので、使える言葉はワンパターンになります。SNSで「ヤバい」「すごい」「かわいい」等の短い文でのワンパターン言葉を使っていると、職場でも使ってしまいます。

まとめ

読解力がない人が増えている時代ですから、もし読書をして読解力をつけようと頑張ってみると、数ヶ月で周りの人とは違ってみられるようになります。

違ってみられるということは、信頼できる人・仕事ができる人に変わってきたように見られるということです。逆に、「まあ、いいか」とスルーしていくと、仕事ができない人として確定し、不況の時代になれば仕事を失う可能性もあります。

自分の仕事は、書類や文章を読んだり書いたりは少ないという人は注意して下さい。上司や取引先との会話で話す文章も書いてる文章と同じです。正確に意味を理解しないと、仕事はうまくできません。

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