文章力を鍛えて、良い文章を書けるようになりたい人のニーズは、まず2種類に分かれます。
文章を書くことで生活をしていけるようになりたい人と、社会人になって必要に迫られて文章力をつけたいと考える人です。実は学生時代から読書をし続けてきた人は、良い文章の手本となる文章をたくさん読んできています。
しかし高校生以降に本を読まない人の割合が、50%に近づいているのが現状です。その結果、社会人となった時に文章を書けない状態となり、苦労をしている方が多いです。
文章力がない社会人は、頭が悪い人や仕事ができない人だと思われてしまいます。文章力を鍛えなければ、本当に仕事ができず、評価が低い人物になってしまいます。
文章力を鍛える方法は複数ありますが、当記事ではオンライン講座などを利用して文章力を高める方法を紹介します。
文章力をトレーニングする講座でビジネス力をアップさせる
社会人になって、読解力と文章力が身についていないことに、がく然としたり焦ったりしている人は、少なくないでしょう。
そうなんです。今の社会人には、文章を書く場面が非常に多くなりました。
特に今は、社員の行動管理や労務管理など、管理者はクラウドによって、簡単にできるようになったため、管理される側は、文章を書く場面はかなり増えていると思います。
さらにテレワークで会社に出勤する時間がなくなった代わりに、業務の節目ごとに、業務連絡や記録・報告をクラウド上に残していくやり方をとっている会社は多いでしょう。
文章力がない人は、自らの存続が危ういほどに危機的な状況だと思います。
文章力をトレーニングする講座
文章力を上げる方法はいくつかあります。おすすめするのは独学か、文章力養成講座です。(ちなみに筆者にはどちらの経験もあります)
文章力は独学でもトレーニングできる
コストがかからない方法を考えるなら、当記事のようなネット記事の中から、文章力を上げる方法や文章力がない人の特徴などの情報を集めて、セルフチェックをして、日常業務の中で自らを精査し改善していく方法です。
少しコストをかけて良いとするなら、文章力を上げることに関する本を2冊程度選んで、やはり自習することです。練習問題は、毎日の業務の中で、文章を書いていくことです。
ただし、これらの2つの方法はセルフチェックが基本となります。良い文章とは相手が理解しやすいことが基本です。ですので、書いた文章を相手がチェックしてくれるという仕組みがある方が、文章力をトレーニングしやすいことになります。
文章の書き方を学ぶには講座を受講するのもおすすめ
前述したような独学の場合は、コストは非常に少なく済みます。本を購入する費用程度がかかります。数千円のコストです。しかし文章力がアップしたと感じられるのは難しいかもしれません。
文章力は相手にチェックされた方が成長しやすいと考えると、有料の講座を受講することは有益です。講座のコストは差mざまです。オンライン講座や通信講座の場合、2〜3万円ほどのコストの講座が多いです。中には10万円前後の講座もあります。(もちろんもっと高い講座もあります)
調べると、あまりにもたくさんの講座があることに、驚かれると思います。また、選ぶのも大変かもしれません。
というのは、内容が非常によく似ているからです。
・期間は概ね2〜3ヶ月
・費用は2万円〜3万円
・基本的には、月に1〜2回の添削が中心
・月に1〜2回のセミナー形式(Zoomなど)の場合もあるが添削なし
・講師は現役ライターか元ライター
・主催は様々。個人・専門学校・新聞社・Web企業、など
文章力養成講座などを受講する方が上達しやすいかも
文章力あげるには、講座で教わるのが良いのか、独学でも良いのかは、個人の好みによる部分が大きいです。
独学と講座と、どちらの方が上達しやすいかは、好みはあっても大きな差はないと思われます。文章力は自助努力の成分が大きいからです。
「文章力」というスキルが、自分自身の努力でしか、上達するものではないからです。習字のように、先生が手を添えてくれるわけではありません。
添削が入ると言っても、おかしいとされる文章がチェックされて、こんな感じで修正してくださいと、指摘はされますが、具体的な文章を示されることはありません。(生徒が書く文章のジャンルはあまりにも多岐に渡るため、講師の方では具体例を示すことができない場合が多い)
文章力アップ講座のオンライン授業の良さ
オンラインの公開授業が「やってる感」があって、好きという人もいます。一緒に時間を共有している他の生徒の質問の声やチャットを見ていると、「やってる感」を感じることがオンライン授業の良さです。
しかし、文章力が向上するかどうかは、別の問題です。
文章力をトレーニングする社会人に向けた講座
いずれの講座も、情熱を持って取り組み、繰り返していくことで、少なからず文章力はアップするものと思います。
ただ、独学でやるよりも、はるかに上達します、とは言い切れないと感じます。文章力をアップさせることで、どうなりたいのかと、目指すことによっても違いはあるかもしれません。
文章力を高めるには単に講座に参加すればうまくなるということではありません。やはり相応の努力は必要ということです。
以下に紹介する講座は、筆者の経験(添削された経験・添削した経験・オンライン公開授業を受けた経験)とそれぞれの講座の特徴(公開されている講座の特徴から)から、おすすめするものです。
基準としたのは、文章力を仕事にするのではなく、社会人が毎日の業務の中で参考になると思われる講座を選んだつもりです。
「Z会の通信教育」のおすすめポイント
・メール・報告書編という講座が、社会人が日常で使う文章作成に活用できそうです。
・メールや報告書の事例は、応用性がありそうです。
・料金設定は一般的です。
ビジネス文章力トレーニング講座のおすすめポイント
・週1回の添削講座は、実際やるとそれなりに大変ですが、このレベルになると独学よりも文章力アップの効果は期待できそうです。
・主催する方が個人のためか、料金は低価格設定です。
・添削例からも、社会人の業務に応用できそうです。
リカレントの文章力研修のおすすめポイント
・4名以上のオンライン研修(6時間)
・料金設定は6時間で、一人17,900円(税別)
・カリキュラムの項目は魅力を感じます。
日経新聞のビジネス文章力養成講座
社会人の文章力を高めてくれるためのトレーニング講座です。日経新聞の記者経験者が添削してくれます。初級と上級がセットになった講座です。
取引先へのメールやレターの書き方に悩んでいる方や、上司への報告書がうまく書けないと悩んでいる方にぴったりです。
朝日新聞の文章力講座
朝日新聞社の文化活動として1964年から開始されているのが、朝日カルチャーセンター(看板として掲示されたのは1974年から)です。朝日新聞社の100%子会社としてスタートしています。
社会人が日常的にもハガキやメール、またTwitterなどの短い文章を書く場面が多いことを想定し、簡潔な文で要領良く文章を書く方法を教えてくれます。
受講の開始は毎月行われていて、6か月で期間が満了となります。毎月600程度の文章を提出し、修正と講評をして貰います。
まとめ
ビジネス文章力は、社会人の日々の業務、評価や出世にも影響する重要な要素です。その重要度に気づかないで、日々の業務にながされ、何年たっても評価も上がらず、給料も上がらないことに不満を持っている人は多いと思います。
少なくとも、自分の文章力に課題があるなら、改善をしてみることです。状況は変わるかもしれません。
そのために文章力の講座は良い選択ではありますが、人によっては、独学で得られる内容と大差ないと感じることも考えられます。
筆者の経験では、なかなか満足できるだけでの添削の頻度ではなかったことと、結局自分で気づきを持って何度も書き直すしかないのです。そうした繰り返しの結果、文章力が身についていく人もいます。
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