文章の表現力をトレーニングするには語彙を増やすこと

文章 表現力 トレーニング

文章力がない人には、文章の表現力が乏しいという特徴があります。

表現力がないとは具体的にどういうことなのか、なぜなのか。社会人として、なぜまずいのか。そして、文章の表現力を高めるにはどうトレーニングをすればいいのかを解説しています。

文章の表現力がないということは、言葉の修飾的な技術が不足しているということではありません。理解しやすい言葉が使われていないということです。

目次

文章の表現力をトレーニングするには語彙を増やすこと

文章 表現力 トレーニング1

文章の表現力がないとはどういうことなのかと言いますと、結論を言えば語彙力(ごいりょく)がないということなのです。実は世の中にたくさんいます。

あなたの周りに「かわいい」「すごい」を連発する人はいないでしょうか。文章の表現力がない人とは、その人のことです。

文章の表現力がない人

若者に限らず、大人の年代でも「かわいい」「すごい」という人はたくさんいます。テレビで芸能人の食レポを見ていると、「おいしい」しかコメントできない人もいます。

文章の表現力がない人同士の会話を聞いていると、「かわいい」「すごい」「おいしい」と言った後、どのように「かわいいのか」「すごいのか」「おいしいのか」を話していることが少ないです。

もしかすると、お互いに感じていることは違うのに、表現力が乏しいために共感しあっているように見えているのかもしれません。

しかし、社会人の文章力の場合、自分と相手が言葉を通じて感じていることに違いがあると困ったことになります。理解が一致していないので、物事が進んでいく途中でトラブルやクレームに、発展することが度々あります。

多くの場合、「そういう意味だとは思わなかった」という言葉が飛び出してきます。

文章の表現力がない人すぐに形容詞と副詞を使いたがる

文章の表現力がない人は、形容詞と副詞を使いたがります。実はビジネス文章に使うのは、とてもリスクが高いのです。相手と自分が同じ意味として、理解し合えていない可能性があるからです。

それが仕事の重要な部分に関係している場合、先ほどの「そういう意味だと思わなかった」となります。営業と顧客の関係だけではありません。仕事の指示をした上司と受けた部下。取引の打ち合わせをしている取引先担当と自社の担当窓口社員。電話をかけてきた(メールで問い合わせをしてきた)相手と電話を受けた社員(メールを受けた社員)などなど。

これらの関係性の中で、会話の中に形容詞と副詞が含まれるほどに、互いに誤解するリスクが高まります。

形容詞は、物事の状態を表現する語です。副詞は、他の言葉を詳しく説明する語として使われます。

互いに誤解しやすい形容詞

・「い」で終わる形容詞=嬉しい・楽しい・丸い・四角い・青い・赤い、など

・「な」で終わる形容詞=親切な・対照的な・効果的な・イージーな・ハードな、など

意味を共有してない可能性がある副詞

・ゆっくり・とても・なるべく・あいにく・まさか・わざわざ・もっと・決して、など

形容詞と副詞の表現だけでは自分と相手に温度差がある|共感した気になってるだけ

形容詞と副詞には、物事の状態や伝えたいことを表現するときに、少しやわらげて表現する効果があります。直接的すぎない印象になり、関係性を円滑にするのです。

通常のコミュニケーションでは有益なのですが、仕事となると大問題に発展する可能性があるのです。一時的にわかり合った気持ちになっているだけという可能性があります。

上司が「なるべく早く頼むよ」

上司から部下に仕事の指示がなされます。その時に、上司が部下に「なるべく早く頼むよ」と言います。よくあるケースです。表現力がある上司なら、例えば「明日の朝9時までにレポートにして提出してください。」と追加します。

部下は、これで期限と依頼された仕事の形態を知ることができます。部下の現状抱えている他の仕事の関係によっては、「明日の朝9時のレポート提出は無理です」となるかもしれません。

前述の状態で、上司から追加の言葉もなく、部下からの確認の言葉もないまま、次の朝を迎えると、上司から「レポートはできた?」と言われるかもしれません。どちらに非があるのかは別として、発信側の表現力が不足していたことに最大の原因があります。

実際には同じような状況はどこの会社でも起きています。上司と部下ではなく、会社と顧客という場合もあります。顧客側の表現力不足があったとしても、責任を問われるのは、会社の担当者です。

文章表現が不足している原因は|語彙力が不足してる

文章の表現力がないというと、言葉の修飾を意識する人が多いかもしれません。それはビジネス文章の求める表現力とは逆行するものです。ビジネス文章で求められる表現力は、前述のケースのように、理解しやすい言葉で表現するということなのです。

文章の表現力が不足している原因はいくつかあります(他のビジネススキルの欠如)が、文章力に原因を求めると、答えは語彙力が不足していることにあります。

前述のケースなら、「なるべく早く頼む」ではなく、「明日の9時までに頼む」と表現すればよかったのです。「なるべく早く」という曖昧な表現に問題があるのです。ビジネスの場では、たとえ電話の受け答えであっても、曖昧な表現をしてしまったら、言い直すことが必要です。相手の言葉の中に、曖昧な表現があった場合は、具体的な表現に置き換えて確認をする必要があります。

ただ形容詞と副詞を一切排除した文章や話し方にしようとなると、コミュニケーションはきついものに感じてしまうでしょう。現実的には、従来通りの形容詞と副詞を使った上で、数字を使った表現を追加する方法が有効なのだと思います。

文章の表現力を高めるトレーニング

文章の表現力を高めるために必要なことは、使える言葉を増やすことと、形容詞と副詞で表現してきた言葉を論理的な表現に置き換えることです。

トレーニング1)言葉の意味を調べて使える言葉(語彙)を増やす

知ってる言葉、使える言葉が少ないこと、つまり語彙力がないことが大きな原因になっています。

よく言われるボキャブラリーがないという状態です。スマホに漢字のアプリをインストールして、わからない言葉に出会うたびに、調べてください。調べて意味がわかったら、話し言葉や文章を書く際に意識的に使うことです。

トレーニング2)今使ってる形容詞と副詞を論理的な表現に言い換える

形容詞と副詞を使うことは、話し言葉や文章の中に染み込んでいるはずです。使わないことにするという選択は、難易度が高すぎるでしょう。

ですので、「かわいい」「すごい」と言ってしまった時には、すぐに具体的で論理的な表現に言い換えることです。数値で表現できるものは、数値的表現にして付け加えてください。表現力を高めるトレーニングだと意識して続けることです。

まとめ

文章の表現力がないばかりにクレームになったりトラブルに発展することがあります。

「そういう意味だと思わなかった」ということが、自分か相手の心の中に生まれます。

文章の表現力がたりないのは、語彙力不足に原因があります。

語彙力を増やすことと、今まで使ってきた形容詞や副詞を論理的表現に言い換えるトレーニングをしましょう。

可能な限り、数値的に表現することです。曖昧表現は、トラブルの元です。

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