本を読まない人のままで、社会人になっていると、なかなか辛いことが多くなります。また企業の年功序列の傾向は少なくなったものの、一定のキャリア(社歴)と年齢によって、お試しで昇進する場合もあります。
しかし本を読んでいないので、言葉や文字を知らないことで、恥を書くことも多いです。世の中には、露骨に馬鹿にする人もいます。部下に、小馬鹿にされる中間管理職は辛すぎます。
当記事では、本を読まない人に関しての記事をまとめて紹介しています。詳しくは、それぞれのリンクページからご参照ください。社会人になり、数年後に係長・課長・部長へと昇格していく前に本を読む人になれるようにお勧めします。
お試しで昇進昇格をした後、勉強する間も無く、上がった仕事レベルについていけず降格になる事例もあります。
本を読まない人は昇進しても知らないことばかりで辛い
本を読んでいない人が、社会人になって最初に衝撃を受ける(個人の感じ方によります)のは、いかに自分が言葉や漢字を知らないでいるかだと思います。
最初の数ヶ月は、新人だからと甘く見てもらえる場合もありますが、甘く見てもらえる期間はほんの数ヶ月で終了します。
本を読まない人のままで、なんとか数年やり過ごした人は、次にお試し昇進をすることがあります。昔のような年功序列がないとしても、一定の年齢とキャリアになると、そういうチャンスが巡ってきます。(お試し昇進とは、務まるかどうかやらせてみて判断しようということです)
しかし、中身が成長してない(ビジネススキルの基本=読解力・語彙力・文章力・要約力がない)のに、昇進するとかなり辛い体験が増えます。本を読んでレベルアップしないと、いずれ降格されることになるでしょう。(俗に言う仕事ができる人とはビジネススキルの基本レベルが高い人のことを言います)
社会人は言葉や漢字は知っているのが当たり前
本を読まない人は、本を読んでいないのですから、当然知っている言葉や漢字が少ない(語彙力がない)はずです。
しかし会議やミーティングを行う際には、その場に参加する人(社員)が言葉や漢字を理解しているかどうかを確認するような場面はありません。理解しているのが当然だからです。
当然理解しているものとして、会議やミーティングは進んでいきます。普段の上司とのコミュニケーションや社外の相手(取引先や顧客)とのメール等の打ち合わせでも同様です。
会議用に配布されたレジメや資料、上司からの業務指示、取引先や顧客とのコミュニケーションもそうです。言葉や漢字を知らないことは前提にはなっていません。
言葉や漢字の意味を知らないと自覚した場合には、自力で速く覚えるしかありません。そのまま成長がない場合は、職場で冷遇されたと感じることが増えるはずです。一般的にはリスクのない仕事に配置換えです。(中間管理職なら降格になります)
会社とすれば、言葉や漢字がわからない状態のままで、本人の努力もない場合は、リスク回避のために、言葉の意味がわからなくても大きな問題のない仕事に配属されることになります。
本を読まない人の割合は意外に多い
もしかすると、本を読まない人の割合を知って、一安心してしまうかもしれません。それぐらい本を読まない人の割合は多いのです。
しかし、本を読まない人は、言葉の意味がわからず、文章の読み取りや文章を書くことが苦手です。考えてみるとわかると思いますが、これらの作業をたくさんする人は、課長や部長という管理職の人たちです。
そして管理職は全体から見ると少数しかいません。つまり、完全に約束されたものではありませんが、社会人になっても本を読んで勉強を続ける人は、いずれ管理職になって、収入も上がっていきます。
一方で本を読まない人たちは、本を読むことの重要性に気づかないままに、年齢だけが増えていき、定年間近になっても平社員のままで仕事を終えることになります。ちなみに、係長や主任は管理職ではありません。
本を読まない人は「浅い人」だと思われる傾向がある
本を読まない人は、「思慮が浅い人」と思われる傾向があります。
実際には、本を読む人にも思慮が浅い人はいますので、一概に本を読まないからと知って、イコール思慮が浅いとは言い切れるものではありません。ただし、ごく一般的に言えば、本を読んでいない分だけ、知識や情報が少ないことは否めません。
ですから、会話の途中で「えっ!知らないの?」と言われてしまう瞬間は多いです。そこで、奮起をして読書家と言われるほど本を読む人に変わる人もいます。
ビジネススキルの基本は言語能力に関すること(読解力・語彙力・文章力・要約力)は、ビジネスマンの「読み書き」にあたる部分です。読み書きの原点にあるのが、読書です。
社会人として働く約40年間の基礎にあたるものです。もちろん、本を読めば全てOKではありません。練習など努力が必要です。しかし、読書がなければ基本スキルが身につく見込みはないでしょう。
本を読まないわけではないがかなり遅いという人
本を読むことは嫌いではないが、読むのが遅いという人がいます。
本を読む速度は、特に速くなければならないということは、ありません。ただ速く読む必要があるとき(資格試験の問題文を読む時・契約書などの重要書類を読むときなど)もあります。
本を読む速度が遅くなっている原因について2つ案内しています。本編で詳しく解説しています。2つとも「読み癖」が原因となっています。
本を読む速度が遅い人は、熟読しているとも言えますが、あまりに時間をかけると内容を忘れるというリスクがあります。人間の記憶には短期記憶と長期記憶があります。通常本を一度読んだだけの記憶は、短期記憶として認識され翌日には約7割の内容を忘れます。残った3割の記憶も徐々に忘れていきます。
長期記憶の方は、なかなか忘れない記憶として認識された記憶です。長期記憶で覚えるためには、何度も復習することが必要になります。試験勉強では何度も同じところを読んだ経験があると思います。ちょっとしたスキマ時間でも、何度も資料を取り出し復習した経験があると思います。
本を読む人が相手だと自分が読書をしているかどうかはバレてしまう
人は、普段インプットしている情報(テレビや本や漫画など)から、話す言葉が形成されています。漫画ばかり読んでいる人の会話には擬音が多く、書く文章には句読点がありません。漫画には句読点がないからです。また、ビックリマークが多い傾向があります。漫画ばかり読む人のメールには句読点がなく、ビックリマーク(!?など)だらけになります。
テレビは番組によりますが、情報量は多いものの、報道系の番組以外で新しい言葉や文字を知ることは、ほとんどありません。クイズ系の番組以外では新たな教養が増えることは期待できません。
本を読むということは、インプットされるのは文字情報だけです。映像や音声がないので、想像し考えることになります。それが普段の会話や文章の中に現れます。
ですから、使う言葉を聞き、書く文章を見ていると、普段本を読んでいる人なのか、漫画ばかりの人なのか、本を読んでいない人なのかがわかってしまうのです。
読む本は幅広く読むのが良い|ビジネス書ばかり読むのは良くない
自分は仕事のために本を読むのだから、ビジネス書しか読まない、という人がいます。またビジネス書ばかり読む人は、小説をランク下の本と考える傾向もあります。
しかし、ビジネス書と小説では、文章構成も違いますし、使われている言葉も違います。実際の仕事の現場には、たくさんの人がいて、コミュニケーションも仕事の重要な要素になってきます。あるいは、取引先担当者や顧客との関係性にもコミュニケーション力が必要になります。
ビジネス書ばかりを読んでいても、コミュニケーション力が成長することは期待できません。ビジネス書では、論理的思考や戦略などたくさんの仕事に役立つ情報を得ることができますが、人の心がどう感じて、どう行動するのかは心理学の本を読まなければならなくなります。
心理学の学術的な文章を読むよりも、小説を読んでいる方がわかりやすく感じるはずです。相手(上司や先輩、顧客や取引先担当)が何を感じているかを想像することもできるようになっていきます。(もちろん100%当たるわけではありません)想像できるようになることが重要です。
それにビジネス書は読んで行動しなければ意味がありません。
本が読めない人が増えてる
本を読みたいのに読めないとしたら何が原因と考えられるのか。昔は本を読んでいたなどという人は、加齢のせいかもしれません。年齢とともに睡眠時間が短く浅くなっているのかもしれません。そのために睡眠不足が起きているのかもしれません。
あるいはビジネス書ばかりを読んでいる人は、必要な部分だけを拾い読みする読み方が染み込んでいる可能性があります。読書を楽しむ漢字の読み方ではないですね。
他にも知的好奇心が減少している可能性も考えられます。
本を読まないは頭がいい人は知識ではなく記憶力か思考力
本を読まないのに頭がいいのは、知能指数が高いのかもしれません。他には、最近は本は読まないがという人です。記憶力が非常に高い人もいます。
そもそも頭がいいとは何を指しているでしょう。日本では知識が多くて、学校のテストの点数が高い人という認識がありますが、諸外国では少し違います。
思考力や判断力が高い人が、知性がある頭がいい人という認識が強いようです。テスト形式に自由記述式(日本人は苦手)があることでもわかります。
ただ知能指数が非常に高い人は、暗記力が低い事例が多く、頭の良さが何を指すのかで、違いがあります。
本を読むのが苦手
本を読むのが苦手という人もいるでしょう。本を読むこと自体は難易度が高いものではないので、苦手になってしまったのはこれまでの習慣に原因があるのかもしれません。
可能性があるのは、本を読むことに面白さを感じることができなかったことにあるのかもしれません。社会人になり、本を読むことは必要なんだと気づいて、読書をしようと思ったが、さまざまなハードルができてしまった可能性があります。
ハードルとは、読めない漢字や意味がわからない言葉、活字を読み続けるストレスなどでしょう。
現実的には、読書をせずに仕事をしたり人生を生きることはできないことではありません。ただ思うように仕事ができない、人間関係がうまくいかない、税金や行政などが理解できず損をするなどのことが起きてきます。
本を読まない理由
本を読まないとする人には理由があるようです。
その理由を見ると、学生時代に本を読まずに過ごしてきた人たちと変わらない理由なんです。根幹には、読書することには価値がないと思っている可能性があります。一方では、読書によって仕事がうまくいくようになる人や人生がうまくいくようになる人もいます。
実は読書をするほどに、見える世界が変わっていきます。広く大きくなっていきます。逆に言えば、読書をしない人は見えてる世界は狭いことになりますが、本人にはその世界が全てなので問題はないのです。
同じ会社に勤めている社員に注目しても同じことが言えます。仕事がもっとできるようになって、高みを目指す社員もいますし、現状で満足する社員もいます。
しかし読書については、本を読まないことであえてイバラの道を進むことにもなります。
まとめ
当記事では本を読まない人に関連する記事をまとめています。詳しくは、それぞれのリンクからページをご覧ください。
「本を読まない人の割合が多いのだから、読まなくてもなんとかなるでしょ」と考える人はいると思います。そして、現実にもそういう人は多いです。40代や50代になっても、出世も収入も特に求めていないという考えであれば良いと思います。
また本を読む人の中には、読まない人を小馬鹿にして「浅い」と見る人もいます。実際、話したり、書いた文章を見ると、本を読んでない人はすぐにわかります。漫画ばかり読んで人の話す言葉は、漫画のセリフのようですし、書く文章には句読点がないので、すぐわかります。
仕事ぶりで評価を受けたり、仕事ができる人と見られるには、本を読まずには達成できるものではありません。
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