良い本との出会いによって人生は変わります。しかし現実には、日本では人口の半分近くの人が本を読みません。諸外国と比べてもとても低い読書率です。さらに読書をするという人の半分近くが月に一冊程度の読書しかしていません。
そんな状況の中で、良い本との出会いで人生が変わると聞かされても、信じられない人が多いかもしれません。しかし実際に経験している人はたくさんいます。
当記事では、様々なカテゴリで「一生に一度は読むべき本」を紹介いたします。気になる本があれば、ぜひ読んでみてください。良い本との出会いには、現在の状況や人生が変わる可能性があります。
一生に一度は読むべき本|人生や人間関係や仕事が変わる
複数のカテゴリで、「一生に一度は読むべき本」を紹介いたします。本との出会いは人との出会いと同じです。たくさんの良書との出会いは、人生を好転させてくれる可能性があります。数千円の投資で、誰かの数年分の研究や思考について知ることができます。また良書との出会いは人との出会いにも似ています。
読書が苦手な方であっても、「一生に一度は読むべき本」の中から、自分にとっての良書と出会うことで人生が変わるきっかけになります。
一生に一度は読むべき本|自己啓発
自己啓発本は嫌いという方もいます。どの本を読んでも同じとか、本を読んでも何も変わらないとか、勝手にテンションを上げて巻き込まれるのが迷惑など、様々な理由があるようです。しかし本を読むか読まないかは別として、何かにチャレンジしてみることや頑張ってみようと思うことが既に自己啓発ですから、人間には必須のことでもあります。紹介する本から一つでもマインドアップになるヒントがあれば、それだけでラッキーなことなのです。
道をひらく
経営の神様と言われた松下幸之助氏の著書です。人生を良い方向に向けるための指南書です。いつでも読めるように手元に置いてパラパラと読むだけでも、気づきがあります。
道は開ける
「人を動かす」で知られるデール・カーネギーの著書です。80年も前に書かれたとは思えないほど、現代にも生かされる内容が書かれています。人には悩みは尽きません。どうすれば悩みを克服していけるのかが具体的に示されています。
7つの習慣
人生で成功していくための原理原則であり哲学が記されています。7つの習慣を一つずつ理解し磨いていくことで、人として成功に近づいていけるのです。成功といいましても、金持ちになろうという本ではありません。ページ数が多いので読了するにはある程度時間を要するかもしれません。しかし必ず発見や気づきがあるはずです。
LIFE SHIFT
人間の寿命が年々伸びていくことで、人生は100年生きるという時代が見えてきています。100年間をどう生きていくのかについての考え方(戦略)を示してくれています。働き方・健康・お金や人間関係などについてのヒントを学べます。
反応しない練習
7つの習慣の中でも取り上げられていますが、実は私たちは反射的に行動して生きていることが多いのです。思考より先に反応しています。さらに反応するときには他人の目を気にしています。そして承認されたいという欲求を持って行動するようになります。それらが悩みの原因になっていることが多いのです。本書では、反応しないことを学び、悩みの原因から解放されることを学ぶことができます。
一生に一度は読むべき本|哲学
哲学とは、人生や物事についての原理原則など、思考によって深く知ろうとする考え方です。例えば、なぜ働くのか、なぜ生きるのか、ということについて思考によって知的に探求していくのです。
武器になる哲学
経営コンサルがビジネスマンに向けて書いた哲学の本です。過去の哲学者の考え方を現代のビジネスマンの視点で解説しています。若いうちにこそ読んでおくべき本です。
史上最強の哲学入門
東洋哲学と西洋哲学の違いに始まります。ただ本書を読んで哲学が理解できるようになるのかといえば、そうではなさそうです。初めにあるようにむしろ西洋哲学のほうが理解しやすいのかもしれません。もちろん西洋哲学も難しいのですが、ロジックで書かれているのであり時間はかかっても理解はできると思われます。しかし、東洋哲学はロジックで理解することはできないとしています。東洋哲学が、インドから中国、そして日本へと解説されていることも興味深いものがあります。
超訳ニーチェの言葉
哲学者としてよく知られるニーチェの言葉の超訳です。ニーチェの言葉に元気と勇気をもらえるはずです。時々取り出しては読み込んでいくべき本です。
ソクラテスの弁明
哲学と言えば、多くの人はソクラテスやプラトンの名前を思い起こすのではないでしょうか。特にソクラテスは哲学の父とも呼ばれる存在です。本書では告発を受けたソクラテスの弁明から始まります。ソクラテスの有名な言葉に、「自分が無知であることを知っている」とあります。
一生に一度は読むべき本|小説
一生に一度は読むべき本として膨大な数の小説の中から紹介することは、かなり難易度が高いと感じます。「当記事で紹介する本」を見て、それは違うだろうと考える方は少なくないかもしれません。ですので、そういう考え方もあるかもしれないと、参考にしてくだされば幸いです。
アルジャーノンに花束を
アルジャーノンとはハツカネズミの名前です。脳の手術をしたことで、アルジャーノンは知能が高くなりました。知的障害のある主人公がアルジャーノンと同じ手術を受け天才的を知能を身につけます。しかし、その後アルジャーノンは脳に異常をきたしてしまいます。その主人公にも異変が現れ始めます。本書が書かれた当時はSF小説として紹介されていたようですが、今ではリアルにいつ起きてもおかしくない物語だと感じます。
人間失格
日本文学の古典的名作の一つです。読んだことがある人も少なくないと思いますが、大人になってから、全編を通して読んでみると以前読んだときとは違う印象を感じるかもしれません。心の動きに注目し、考えながら読んでみることをおすすめします。きっと新たな発見があるものと思います。
運転者
小説の形でありながら、読む人によっては自己啓発本に感じられるはずです。物語は、不思議なタクシーとの出会いから始まります。運がいいとか悪いとか感じている人は、ぜひ読むことをおすすめします。両親や祖父母とのつながりを考えざるを得ない気づきがあります。一気に読んでしまう人、あるいは読み直してみる人が多いかもしれません。是非一度は読んでみることをおすすめしたい一冊です。
一生に一度は読むべき本|ビジネス
ビジネス書もまた紹介したい書籍がたくさんあります。特に20代30代の方には一度は読むことをおすすめしたいと考えます。仕事においてビジネス書を読んでいるかいないかは、目的地に向かうのに地図を持って出発するのか、行き先だけを聞いて出発するのか、ほどの違いがあります。ビジネスにおいて結果として成功の場面を多く経験している人は、ビジネス書を読んで勉強しており、まさに地図を片手に旅行をしている状態です。失敗が多い人は、ビジネス書を読んで勉強するなどをせずに、地図を持たずに旅に出て旅先で迷子になっている状態が多いのです。
マネジメント
「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら)」2009年に出版され、その影響でドラッカーのマネジメントを知った方も多いかもしれません。マネジメントをすると言えば、労務管理と売上管理が仕事だと思っている方もいるかも知れません。ドラッカーが示すマネジメントを理解すると、まるで違うことに気が付きます。さらにセルフマネジメントという言葉があるように、成果を出そうとするとき自分自身をマネジメントすることが重要であることにも気付かされます。
イシューからはじめよ
社会人になって苦労する人は、論理的思考ができていない可能性があります。学生時代とは違い社会は年代や育ってきた環境が違う人同士が、同じ職場で仕事をするのです。互いの認識を共有するにはロジカルシンキング(論理的思考)が共通言語になります。また論理的思考ができていないと仕事上の問題を解決していくことができません。ビジネスマンは本書を一度は読んでおくべきです。(実際には何度も読むことになるでしょう)
エッセンシャル思考
仕事は緊急性と重要性で分けることができることに気がついているはずです。人はついつい緊急性に時間を使ってしまいがちですが、本来は重要度の高い仕事に注力すべきなのです。表面的には、どの仕事もやるべき仕事に見えてしまい、全部やろうと考えてしまいます。しかし本当に重要なことはほんの一部でしかありません。本書では大事なことを見極めることと、自分のリソースを効果的に配分し、最大の成果を上げる方法を解説しています。
一生に一度は読むべき本|エッセイ
エッセイとは、自由な形式で書き手が思ったこと・感じたことや考えたことを思うままに書いた文章です。筆者の考えや経験などが反映されており、共感を感じやすいものです。読書が苦手という方でも、読みやすい書籍と感じやすいです。テーマは多岐にわたります。旅行・動物・食べ物・日常・仕事・生き方など。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
たくさんの賞を受賞した作品であり、ご存じの方も多いと思います。まだ読んでいなければ一読してみてください。学校が舞台です。人種差別や貧困について考えさせられるでしょう。
わたしのマトカ
著者は俳優の片桐はいりさんです。「かもめ食堂」という映画を撮影した時に滞在したフィンランドの日々について書いています。映画をご覧になった方なら更に共感する事ができます。
もものかんづめ
「ちびまる子ちゃん」の作者であるさくらももこさんのエッセイです。短大時代のアルバイトとOL時代の日常について描かれています。人によっては大笑いをしてしまいます。ですので、読む場所には注意が必要かもしれません。
一生に一度は読むべき本|女性
女性向けの一生に一度は読むべき本を紹介します。日々の生活のためのヒントや女性として未来へ向けて勇気を持って踏み出すための気づきを与えてくれます。
わたしは私を諦めないことにした
起業コンサルの中山ゆう子氏が著者。なんとなく人生を過ごしてきていると感じている人には、気づきを与えてくれます。もっと自分にできることがあるかも、と気づくことがあればチャレンジです。
女性は話し方で9割変わる
本書の根幹にあるのは、話し方が変われば自分自身が変われるという考え方です。文字にすれば同じ文章でも、話し方によって、相手への伝わり方は大きく変わります。本書を読んだからといって、劇的に変化するものではありません。
ありのままの私を好きになる366の質問
タイトル通り答えていくだけで過去の自分も今の自分明日の自分も好きになれる。毎日少しずつでも質問の答を書いてみよう。きっと自分の良さに気づくことができます。ただし単に読み進めるだけでは効果がないかもしれません。書くことが大事です。
一生に一度は読むべき本|高校生・大学生
大人になる少し手前の高校生・大学生のうちに読むべき本があります。社会人になってから時がどんどん進んでいく感覚を味わうようになります。気がついたら社会人になって数年経過していたなんてこともあります。社会に出る直前の高校生・大学生のうちに読むべき本を紹介します。
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
よく言われることですが、日本では学校でお金についての教育がなされていません。むしろお金に関することを話すことは良くないくらいの印象があります。良しとされるのは貯めることくらいです。しかし現実には貯めること以外に、借りることや投資することの知識がなければ、大人になってから大きな苦労をすることになります。是非一読しておくことをおすすめします。
10代にしておきたい17のこと
著者の本田健さんは、20代からセミリタイヤの生活を始め、30代から執筆業を開始し、お金や生き方をテーマにした著書をたくさん出版されています。各年代のユーザーに向けて本田健さんからエールとして書かれているシリーズが有り、本書はその中の一冊です。とは言いましても、説教っぽいものではなく、著者自身が10代の自分に対して、「こうすればもっと楽しかった」という思いを綴っています。高校生・大学生である10代はあらゆる可能性に満ちている年代です。
一生に一度は読むべき本|中学生
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