運転者 未来を変える過去からの使者|あらすじと感想ポイント

レビュー

著者の喜多川泰さんのへの知識が無く、amazonのおすすめでこの書を手にした記憶があります。その後は完全に喜多川泰ワールドに引き込まれてしまいました。

他の著書を8割方読んでしまいました。更に本書は再読をし、感想を書く事にした次第です。

目次

作品情報

本のタイトル|運転者 未来を過去からの使者

出版社|ディスカヴァー・トウエンティワン

ページ数|239ページ

発売日|2019年3月28日

単行本(ソフトカバー)の他に、amazonのkindleやAudibleでも購入可能

著者

著者は喜多川泰さん。1970年生まれ。2005年の「賢者の書」がデビュー作。本作は、喜多川泰さん20作目の著書。いずれも読むべき本として紹介したい書籍が多いです。本書以外のおすすめは「手紙屋」「賢者の書」「ソバニイルヨ」です。

あらすじ

仕事のトラブルに、娘の不登校、そして実家の問題に、疲れ果ててへこんでいる営業マンが主人公。そこへ不思議なタクシーがやってきます。

不思議なタクシーの運転手との不思議な会話。色々なところへ連れて行かれ、思い込みの中で生きてきた主人公は気づきを得ていきます。

運転手から聞かされる、既に亡くなっている父親から託された「運」の残りポイント。母から聞く父親の想い。

不思議なタクシーの運転者は人生の転機となる場所へ連れて行ってくれるという不思議な存在。

主人公の人生の転機となる場面に運転者は現れ気づきを与えられ、タクシーのポイントは残り、この先も連綿と受け継がれていくようだ。

重要ポイント(書評)

この小説の分類は、一般の小説として分類されていまするが、amazonでは「自己啓発」で検索してもヒットします。つまり、小説のストリーリーの中に目立たぬように織り込まれていますが、この本は、自己啓発本です。

自己啓発というと嫌悪感を示す方が多いです。怪しげなサクセスストーリーの中に、埋め込まれている言葉に誘導されて、付け焼き刃のモチベーションアップや怪しい商材(DVD・書籍など)を買わされたり、等するからでしょう。

しかし、本書はヒントしか書かれていません。考えるのはユーザー各自です。この先は、それぞれが自分で考えなさいということです。

人生の一場面で仕事のトラブルで落ち込んでいる人、行き詰まり感を感じている人は、この本と出会ったことを契機に、先の人生についての気づきを得られる可能性が高いです。

・上機嫌でいないと運に気づけない。
・運にいい悪い悪いはない。貯めて使うだけのもの。運がないのは貯めていないから。
・自分の機嫌をとれるのは、自分だけ。
・報われない努力はない。短期間での結果を期待しすぎ。

言葉にすると、特別なことでは無さそうですが、言葉をかみしめると、深い納得感を得ます。

例えば、上機嫌でなければ、「運」に気づけない。これは確かに昔から言われることです。実は、毎日私たちの周りには、「運」が降り注いでいます。ところが、気づいて手を出す人と、自分には運なんて無いと眉間にしわを刻んでいる人がいるのです。気づいて手を出せる人は、上機嫌な人です。

そして、実は運にはいいも悪いもないことです。ただ貯めて、後は使うだけなんです。もし運がないとするなら、貯める以上に使いすぎている状態なんですね、裏返して考えると、運がないな、と感じているときは、運を貯めているときなので、もう少し貯まれば、運を使えるときがくるのです。

また、運を早く貯める方法があるのです。それは、誰かに何かをしてあげて、何もしてもらわないことの差が大きいときに、運が早くたまるのです。なるほど、と思います。

とてもおすすめの1冊です。

まとめ

複雑なストーリーになれてしまった人(私も含めて)が読むと、本書のストーリーは、そこまでの深さや巧妙な仕掛けがあるわけではありません。

しかし、仕事での落ち込み体験などある人、特に生命保険の営業の仕事については、取材力にリアリティを感じ驚かされました。ストーリーはファンタジーよりですが、保険営業の仕組みの詳しさには、驚きました。

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