小説を読むときは、最初から読んでいくタイプでしょうか。
小説にも様々な種類がありますし、読む方にも物語を楽しむ以外の読み方コツが必要な場合があります。
小説の読み方がわからない方にコツを紹介
小説の読み方は、どんなふうにされているでしょう。
ストーリーを楽しむ方もいるでしょうし、登場人物の誰かに感情移入をして読むのかもしれません。
また、小説のどういう部分に楽しさや面白さを感じていることによっても、小説の読み方は違います。
しかし、一方では、小説を読んでいて、何が面白いのか、楽しいのかが、よくわからないという人もいると聞きます。小説の読み方がわからないと言います。
小説の読み方がわからないという人はなんでも最初から読もうとしている
小説の読み方や楽しみ方は、人それぞれです、と言ってしまうと、話は終わってしまいます。ただ、気づいていただけれることがあるかもしれません。
また、本の読み方の種類には物理的な違いもあります。
読み方の種類を紹介していますので、参考になれば幸いです。
小説の読み方のおすすめ
本には沢山の種類があります。社会人になると多くの人が、実用書やビジネス書、また自己啓発本などの本が読まれるようになります。
それらの本と小説の大きな違いは、ビジネス書や自己啓発は、多くの場合、リアリティがあります。現実に基づいて、調査や研究されたことが、書かれていることが多いです。
対して、小説の場合は、登場人物がいて物語が書かれていることです。
もちろん、ノンフィクションや現実のことに基づいている小説もたくさんあります。人生の教訓を学べる小説もあり、自己啓発につながる小説もたくさんあります。
想像上の人であろうと、ノンフィクションであろうと、具体的な登場人物がいることです。そして、その人物が様々な物語の中で、活躍したり、悩んだりする姿に、私達は感情を揺さぶられながら共感したり、感情移入をして、追体験をしていきます。
選ぶ小説によっては、ビジネス書のような知識や勉強になることもありますし、今日からの自分の仕事の進め方に影響することもあります。それは、その小説に登場してくる人物に共感し影響されるということです。これも小説の1つの読み方です。
小説の読み方|国語の小説文を受験用に読む場合は感情移入はNG
小説は学生の方ならご存知の通り、大学受験・高校受験にも国語の科目では必須問題です。苦手な人も多いです。
大学受験・高校受験をする方にも、普段から小説は読んでるという方がいると思います。ただし、受験用に読む場合は、読み方が違うことを理解しているでしょうか。
試験問題では、文章を正確に読んで理解しているか、が設問になります。ですから、客観的に読む必要があります。感情移入をしないで、設問の場面について分析的に読むことです。たとえば、5W1Hに当てはめて読むのです。ここが受験用の読み方の重要ポイントです。
受験用の読み方でもう一つ重要なことは、普段の小説を読み方で、意味のわからない言葉を放置しないで調べているかどうか、です。
社会人になると、わかったつもりになっている言葉の意味を理解してないことが、原因となって、仕事で失敗するケースは非常に多いです。言葉の意味を理解しているのかどうかは、自分以外の人からは、分かりません。
ですから、理解が浅い言葉の意味は、普段小説を読むときから、調べるという習慣をつけるべきです。スマホで、電子書籍を読んでいる人は、瞬時に調べられるはずです。
小説の読み方のコツは目的や楽しみ方に合わせて読む
小説を読む場合、スタートは1ページ目でしょうか。自己啓発本やビジネス書では、目次から読みたい部分を探し出し、読みたい部分だけを読むという読み方があります。
実は、小説の場合も必要に応じて、本を読むという読み方は有効です。小説はストーリーだけを読むものという考え方を一度捨ててみるといいかもしれません。
必要に応じて、目的や楽しみ方に合わせる読み方もOKなんです。
小説の読み方のコツ|モノや言葉にこだわって読む
小説はビジネス書と同様に、著者は自分の空想で存在しないものについて、書いているわけではありません(そういう小説もときにはありますが)。
仮にフィクションであっても、かなり詳細な取材や調査を行っています。ですので、登場してくるモノや言葉にこだわって読むという読み方も小説の読み方として面白いです。
現在は高齢になってしまいましたが、片岡義男さんの小説では、映像や色や匂いなどが目に浮かぶように体感できました。
こういう読み方も小説の読み方の1つのコツです。
小説の読み方のコツ|映画鑑賞のように味わいながら
本の読み方には、熟読・味読というようなじっくりと味わいながら読むという読み方がありますあります。
当然、読書スピードとしては、とても遅くなってしまいます。一語ずつ言葉の意味を理解し、映画を鑑賞するように、言葉を鑑賞するように読んでいく読み方です。
小説の中の別世界のなかで、誰かに感情移入をしてしまうか、観客の一人として味わう読み方も小説にこそ合う読み方です。(ビジネス書ではほぼやらない読み方です)
小説の読み方は何かにこだわってみる
複数のこだわりのポイントを紹介いたしました。同じ本を読んでいたとしても、読み始める前に、「なにか」を決めて読み始めると、読み終えた時に自分の中に残るものには違いが生まれます。
一言で小説といいましても、題材によってビジネス書や自己啓発など、非常に幅広く網羅されています。なんとなく読み始めて物語としてストーリーを楽しむというだけでは、もったいないです。
読み始める時に、「何か」を意識して読み始めてください。
小説の読み方の本を紹介
小説の読み方は、目的や楽しみ方に応じて読む読み方がコツです。
ですので、状況によっては、できるだけ短い時間で読まなければならないということもあります。そんなときには、速読ができればよかったのにと思うかもしれません。
ただ、それぞれの読み方には、メリットがあればデメリットもあります。速読には読書速度が速くなるというメリットの代わりに、内容の理解が浅くなるというデメリットがあります。
そこで本の読み方についての本を紹介します。
小説の読み方
純文学からミステリーまでの11作品を具体的な題材として、深く味わうコツを解説してくれています。なんとなく読書を進めているが、読んだ後に記憶に残っていないと感じている人にはおすすめします。読み方の視点が解説されていることが面白く感じられるはずです。
(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
「なるほど」「こんな読み方もあるのか」などと気づきを感じると思います。筆者の予想外の切り口がとても面白いと感じます。なんとなく読んだだけの本を再読するきっかけになるかもしれません。
まとめ
小説の読み方は、ストーリーを読むというイメージが強いですが、読む目的や楽しみ方によっては、最初のページからきちんと読んでいくという読み方である必要はないのです。
受験用に読む目的の場合は、小説の一般的な感情移入を捨てる必要もあります。小説の読み方は、こういうものという先入観はなくしたほうがいいです。
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