20代に読むべき本|本を読まない社会人は社内弱者になる

20代,読むべき本

当記事は20代で読むべき本を紹介するものです。あなたは、なぜ20代で本を読もうとしていますか。

心に強く残るきっかけがあったのであれば良いのです。しかしビジネス書や自己啓発本を読み始めると、難しい漢字や言葉が出てきます。その結果、途中で、読み続けていく気がなくなるかもしれません。

モチベーションとしては、負の側になるかもしれませんが、お伝えします。20代で本を読まないと、30代40代で社内弱者になる可能性が大だから、読むべきなのです。

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20代に読むべき本|本を読まない社会人は社内弱者になる

これから1〜2年で大学卒業し社会人になる人・既に社会人になっている人・20代で転職予定の人・本を読まないで社会人になってしまい社内弱者になりそうな人へ、今からでも遅くないので、本を読む人になって読むべき本を読んでください。

社会人歴40年の筆者がコレまでに接してきた多くの人との記憶から紹介します。本を読まない人は、中小企業でも上場企業であっても、入社後数年以内に、間違いなく社内弱者の立場になります。

社内弱者とは

ネットツールやデジタル機器等を使える人と使えない人との間に情報格差があります。使えない人のことを情報弱者といいます。本来は、ネット環境の整備状況が悪くてインターネットからの情報が入らないとか遅いということでした。

しかし、現在では、情報検索して調べる能力がなかったり、そのための知見がない人、またパソコンやタブレット・スマホなどの扱い方を理解していない人のことも「情弱」と呼ばれています。

実は会社の中にも、社内弱者の立場になってしまう人がいます。社内弱者とは、仕事的な弱者のことです。情報弱者と基本的に同じです。

仕事の基本的なスキルが不足していることで、業務に支障があり、任せられないと判断されてしまいます。結果、情報弱者の人にネットやパソコンを使ってする仕事は回ってこなくなります。

社内弱者の場合、仕事が遅い、とかできないということになります。その原因は知らない言葉が多すぎる・文章の理解力や相手の言うことの理解力が低い・メールの文章作成ができない、などの基本スキルの不足が原因しています。

なぜ本を読まないと社内弱者になるのか

社会人経験数年という人物でも、社内弱者になってる人やなりそうな人はいます。そして数は実際にはかなり多いです。おそらくはどこの会社にもすでに社内弱者になっている人が1〜2割いるはずです。さらに予備軍的な人が2〜3割です。

つまり、微妙な人も含めると4〜5割が社内弱者になる可能性があるということです。社会人の基本スキルである、「読み・聞く・書く・話す」の能力がまずい状態にあるということです。彼らには、明確な共通点があります。それは本を全く読まないか、月に1冊までも読書をしないことです。漫画は含めません。

本を読まない人は言葉を知らない

なぜ、本を読まないと社内弱者になるのかの理由は、決定的なのは言葉を知らないことです。30代40代になっても、学生のような言葉遣いしかできない人っていませんか。

コレは実際にヒアリングして確認した事実ですが、会社の朝礼で責任者やリーダーが話していることで、理解できるのは4〜5割だそうです。業界の専門用語は、覚えられる可能性がありますが、ビジネス用語は本や新聞などの文章を普段から読んでいないと覚えられません。

いわゆる語彙力がないという状態です。言葉をたくさん知っていて、使いこなせることを語彙力が高いといいます。業務中にやり取りされる言葉の何割かが理解できていないのですから、仕事がうまくいくはずはないです。

教えてもらえるのは最初のうちだけ

経験が浅いうちは教えてもらえるのではないかと思っている人がいると思います。ただし教えてもらえるのは、「仕事に関する専門的な要素についてのみ」ということに気づいていないのかもしれません。

また教えてもらえるにしても、基本的には、研修期間が終了し、実際の仕事に配属されれば、自分で考え行動しないといけないことが多くなります。

さらに、基本スキルについては、自分で努力しない限り覚えることはできません。

半年もするとラベリングが決まる

ラベリングとは、人や物事に対して、レッテルを張ることです。これが、社内でも起きます。たとえば、「半年前に入社したAくんは、こんな人」というラベリングです。

人は良くも悪くも必ずラベリングします。「Aくんは真面目で一生懸命仕事をする人」というなら、好感度に繋がります。しかし、「Aくんは悪い人ではなさそうだが、人の話を理解してないみたい。メールの文章の言葉遣いも子供のよう。」などとというラベリングでは、仕事を任せてくれる状況にはならないです。

社内弱者かそうではないかでは任される仕事の内容も違う

社内弱者と一旦思われてしまうと、再評価してもらえるまでには、相当な努力と時間が必要になります。また、上司から任せて貰える仕事も、かなり限定的になってしまいます。

どこの企業もおなじですが、会社は学校ではないので、ビジネスチャンスがあれば、成功率が高い人から順番に仕事を任されます。仕事ができる人というラベリングをされた人には、次から次へと仕事が増えていき、レベルも上がっていきます。

逆に、社内弱者=仕事ができない人というラベリングがされていると、仕事のチャンスは減っていきます。

数年しないうちに昇進昇給に差がつく

同時期の入社であっても、仕事ができる人とできない人と、ラベリングされたそれぞれの人の2〜3年後には、昇進昇給に差が付き始めます。

そして、その差はどんどん広がっていきます。企業にもよりますが、良い方にラベリングされた人は、毎年昇進昇給を続けて、年収ベースで毎年100万ずつ増えていく人もいます。

社内弱者になってしまうと、入社後20年経っても、入社時から20年間で100万円しか上がっていないという人もいるのです。

社内弱者にならないためには本を読んで行動する

社内弱者にならないためには、今が何歳だとしても、たくさん本を読んで学んだことを毎日実践することです。本をただ読んでるだけではダメです。行動することが秘訣です。

まず本を読んでください。知らない言葉があったら、スマホに感じアプリを入れておいて、調べてください。何回も繰り返していれば、必ず覚えます。良い文章をたくさん読んでいれば、文章の書き方も自然に身についてきます。

当記事では20代の方に気づきをお伝えしていますが、年齢に期限はありませんので、40代でも50代でも間に合います。

20代に読むべき本

当記事のタイトルでは「20代」としていますが、実年齢にこだわらず、これまでに読書をしてきていないのでしたら読んだほうが良いです。筆者も本格的に月に4〜5冊のペースで読み始めたのは、40代になってからです。

いきなり難易度が高い本では、脳の理解力がついていきません。

ですので当記事で紹介する本は、20代の方か、実年齢に関係なく、今までにあまり読書習慣がなかった方に向けて、本を紹介します。まずは、読んでください。後で役立ちやすいように、付箋を貼ったり、マーカーやペンでチェックしたり、ノートに書き出してもいいです。

まずは、やりやすいやり方で本を読むことになれてください。

読むべきビジネス書と自己啓発本

紹介するのは、いわゆる定番や名著と言われる書籍です。古い本もありますが、内容は今読んでも全く古さを感じさせません。基本として読んでおくのがおすすめです。

人を動かす

「人を動かす」はビジネス書を読み始める定番の1冊です。人の心の状態や、どういう言葉をかけるといいのかなど、人間関係についての学びもありますし、会社によっては営業マンに読ませる本として配布する会社もあります。書かれた時代はとても古いですが、人間の本質は全く進化していないので、今の時代に全く違和感なく応用できます。

経営者の条件

タイトルは経営者の条件とありますが、原題からすると「成果を上げる人の条件」の方が本の内容にあっています。経営のことではなく、成果を上げる人になるには、どうすればいいのかが書かれている古典的名著です。成果を上げる人に共通することは、才能や素質などではなく、成果を上げるための習慣を持っていることと書かれているのが印象的です。優秀と言われる人になりたい人は、必ず読んだ方が良いです。

嫌われる勇気

「嫌われる勇気」は、心理学の本ですが、人の悩みの原因は「人」から発生しているとあります。人によっては、この本を読むことで、長年の悩みから開放されたという人もいるようです。私たちは、人からどう思われるのかを気にしすぎていることに気づきます。

仕事は楽しいかね

本の表紙は絵本のような印象がありますが、きちんとしたビジネス書です。小説仕立てで非常に読みやすく共感を感じる人も多いと思います。仕事を始めてまだ数年という方が読むと、仕事に対する自分の考え方が整理されるかもしれません。

夢をかなえるゾウ

「夢をかなえるゾウ」は1作めが大好評で、その後シリーズ化され4作まで続きました。人によるかもしれませんが、やはり1作めがもっとも面白いし役立つことが書かれています。ファンタジー的な小説です。主人公のダメっぷりには、心のなかでダメ出しをしつつ、共感する人も多いではないかと思います。

さあ才能に目覚めよう

「才能に目覚めよう」は、自分は何の仕事をすればいいのか、自分の強みは何なのか、自分に才能があることなんてあるのか、などと考えてる人が読むといいです。ヒントが見つかる可能性があります。

7つの習慣

「7つの習慣」も名著の一つです。こちらも人間について書かれた本ですが、営業マンが読んで顧客との関係性を構築するために応用していると聞きます。また、自分を振り返る気づきをいくつか発見できるかもしれません。

影響力の武器

「影響力の武器」は販売責任者や営業の人が読むと仕事へ応用できるポイントが見つかると思います。行動科学と心理学について書かれています。人がモノを選ぶときに、合理性で選ぶはずなのに、現実はそうではありません。

伝え方が9割

社会人になって、「もしかして自分は上司に嫌われてるか」「なぜお客さんは自分ではなく他社と契約してしまうのか」などという経験がある人は、読むべきです。社内の人なら「何を言いたいのか、わからない」といってくれますが、社外の人は言ってくれません。メールにしても、口頭にしても、問題なのは、自分の伝え方の可能性が大きいです。

世界一やさしい問題解決の授業

社会人になって、「論理的に考える」「問題発見」「問題解決」などという言葉に出会うあたりで、分からないことが頭の中を一杯にするようになります。解決するために必要なことは、ロジカルシンキングと問題解決です。関連する本はたくさん出版されていますが、最も理解しやすいのがこちらの本です。

まとめ

20代で読むべき本を紹介していますが、本を読むことの必要性を理解するほうが先です。

学生までの読書は趣味としての読書だったと思います。しかし、実際には趣味で始めたはずの読書によって、文章の理解力や相手がいうことへの理解力などが身につき始めているのです。

そして社会人になると、社会人としてうまくやっていくために、本を読むことが勉強になります。社会人になっても本を読むことが大事なんだと気づかずにいる人は、そのうちに社内弱者のレッテルを貼られてしまいます。

本を読みましょう。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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