「読書はしなくてもネットで十分」には落とし穴がある

読書 ネットで十分

ネット環境が高速化し、スマホが電話ではなくモバイルパソコンとしての能力を開花させてきたことで、大変便利になりました。その進化の中で、読書は不要でネットで十分という発言をする人たちが増えました。

最近では影響がある著名人までが、そう発言することが目立つようになりました。

しかしそのスタイルは、部分的には正しいこともありますが、現実的ではない場面もあり、鵜呑みにしてしまうと落とし穴があります。

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「読書はしなくてもネットで十分」には落とし穴がある

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ネットで十分レベルが高いことができることは、確かにその通りです。

ただ読書をしていないために、相手の気持を想像することができなかったり、読解力や語彙力がない人が実在するのは、確かです。環境によっては、お荷物と断定され苦しんでいる人もいます。

読書をしなくてネットで十分というのは、一般論ではありません。例えば、その前に1000冊の本を読んだなどの前提があることを見逃すと危険です。そういう前提を持たずに、真似をすると、とても苦しい思いをすることになります。

読書は不要|ネットで十分とする主張

ネットで十分と主張する方が理由とするのは多くの場合、同じような理由を持っています。実際には、ネットで十分と主張する人にもそれぞれ個人的な理由の違いがあります。概ね共通するのが下記の2点です。

読書はしないネットで十分とする理由

1)読書をするとかなり時間がかかる

2)ネットの方が便利

読書をすると時間がかかるので、勿体無いというわけです。動画を見たり、ゲームをしている方がマシだと考えています。読書をつらくてつまらない上に時間がかかるので読めないと思っています。

またわからないことがあれば、ネットで調べた方が簡単で便利だと考えています。また小説の場合なら、ストーリーをまとめたサイトを見れば内容がわかるから十分としています。

読書で得られるのは知識だけと考える落とし穴

前述のような方の場合、例えば映画を見る場合なども、倍速で見たり、早送りしたりなどしてストーリーだけ見ているのだと思われます。しかし実際に小説を読むことや映画をアマゾンプライムやDVDで見ることは、ストーリーは大事ですが、楽しむ人はストーリーだけを見ているわけではありません。

表現の仕方や描写、そして登場人物に想像力を働かせ感情移入をしながら、物語の成り行きを見て(あるいは)読んで楽しんでいくものです。

同様にビジネス書などを読むことを、知識や情報をインプットするためだけのものとして、捉えている可能性があります。しかしビジネス書にしても、本を読むことは単に知識情報をインプットするためではなく、クリティカルに読み込んで、思考を深めたり、脳トレとして読むこともできます。

確かに課題解決のヒントや答えを探すために、ビジネス書を読み漁ることもあります。ネットで十分と言えるとすれば、そのようなケースに限定されます。

分からないことがあれば都度ネットで調べればいいは現実的ではない

「わからないことがあればネットで調べればいい。だから本は読まない。」という人は実在します。しかし、現実にはいつでもスマホを取り出してググれるわけではありません。

営業なら顧客の前ではスマホ検索は難しい(信頼度を下げずにスマホ検索するのは、ある意味上級テクニック)ですし、試験会場でスマホ検索OKは、今の所聞いたことはありません。

会議の席ではどうでしょう。わからない言葉があるたびに、会議の時間中ずっと、言葉の検索をしているのは現実的ではありません。その状態で昇進昇格をしてしまうと大変なことになってしまうかもしれません。部下から質問を受けたり、文章チェックをする必要があるからです。

立場によっては可能だと思いますが、一般社会人にとっては現実的ではありません。

またネットで簡単に調べたことは、忘れやすいということを知っているでしょうか。

調べただけの記憶は短期記憶でしかなく、数時間も立たずに忘れてしまいます。忘れないためには、感情を伴って記憶するか、繰り返し読むなど頻度を高めることでしか短期記憶が長期記憶になることはありません。スマホでネット検索して調べたことは、高い確率で忘れます。

読書の場合は、平均200ページ読む中で同じテーマのことが繰り返されます。ですので、記憶に残る可能性があります。それにしても、一度読んでそれきりだと、翌日には半分以上忘れるのです。同じ本を何度か読むや関連書籍を読むなどしなければ、長期記憶に移行しません。

「読書は不要だしネットで十分」といっている人が本を書いてる矛盾

著名人の中にも数人、「読書はいらない、ネットで十分」と公言している人がいます。

しかし注目して調べてみるとわかりますが、彼らは皆「読書はいらない、ネットで十分」と公言しつつ、一方では本を何冊も書いている人たちです。矛盾を感じます。

ですので、「読書はいらない、ネットで十分」と公言し、人目を引こうとするパフォーマンスをしているのかもしれません。

中には、「自己啓発本なんて意味がないが、読みたいという人がいるらしいので書いている」といっている人までいます。話すことを取り上げられることで注目され利益を上げている人たちです。鵜呑みにするのは、とてもリスクがあります。

まとめ

ネットで十分という声を全面否定するものではありません。

ただしネットがあるから、読書は不要だと言い切るのは、かなりリスキーです。頭の良さそうな著名人のトークは鵜呑みにしないことです。彼らはそう言いつつ、何冊もの本を出版しています。

読書は知識情報を得るためだけのものではありません。思考を深めたり、集中力や記憶力をつけるのにも有効です。

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