読書で脳はキレキレに変化|血流が増加し活性化する効果

読書 脳

読書をすることは趣味の一つという認識の人が多いのだと思います。

日本人で読書をしない人の割合が世界諸外国と比べても多いのは、読書が趣味であること以外に、脳を鍛え活性化させることが認識されていないせいだと思われます。

実際には体の筋肉と同様に、脳も読書などのトレーニングをすることで鍛えることで、脳の前頭葉の体積が増えるのです。このことはMRIで確認されているのです。

読書による負荷は前頭葉を中心に血流を増加させ、脳を活性化する効果があるのです。

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読書で脳はキレキレに変化|血流が増加し活性化する効果

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多くの人が本を読んで勉強する必要があるのは、10代までという認識を持っているようです。これは平成30年度の文化庁による「国語に関する世論調査」の結果から、「Ⅳ読書について」の問11「人が最も読書すべき時期はいつ頃だと考えるか」の解答で明らかです。

「年齢に関係なくいつでも」と回答している人は21.8%しかいません。59.5%の人が「10代以下」と回答しています。この回答は、「1ヶ月に何冊の本を読むのか」という問10に対して、47.3%の人が「読まない」と回答していることと一致しているように思えます。

読書が脳に与える変化についての研究|脳科学

脳に関する様々な分野で、読書が脳に与える影響について研究されています。例を挙げれば、認知神経科学・発達心理学・言語脳科学など、多くの学者によって研究されています。

それら複数の研究によれば、「脳は文字を読むことで変化し、成長してきた」ことがわかっています。

読むことを繰り返すことで、「頭が良くなる」「思考の処理が速くなる」も解明されています。

読書をすることで脳の血流がアップし活性化する|脳科学

東北大学の川島教授の研究では、読書をすることで前頭葉の前頭前野を中心に血流が増えて、活性化することが確認されています。

特に音楽をしているときに血流アップの状態が顕著になり、計算をしたりゲームをしたりしている時の脳の状態よりも血流が増えて活性化している状態を確認しています。

また川島教授の研究データによれば、高速音読を続けた結果、前頭葉の体積が増加したことを、MRIで確認したことも明らかにされています。

読書が脳に影響する効果

体を鍛えるために、筋トレをおこなったり、有酸素運動をする人は多いです。週に1回以上の筋トレを行う人の推定人口は、2020年には1380万人を超えています。週に1回以上のジョギングやランニングを行っている人も500万人を超えています(参照:笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査報告書」(1998〜2020))。

更に、年々増加傾向にあります。しかし冒頭に紹介した文化庁の読書に関するデータを参照すると、読書に関しては単なる趣味の一つとしての認識が高く、20代以降について読むべきと答えている人は、少数派でしかありません。

しかし脳や言語に関する様々な研究により、前述のとおり読書が脳に良い影響を与えることが分かっています。

読書が脳を鍛える脳トレになる|キレキレに高速化

脳は読書をすること・文字を読むことで、前述したとおり活性化します。脳の神経細胞のつながりが強化されます。繰り返すうちに、脳のつながりは更に強化され、キレキレに高速化されていきます。頭の回転が早くなり、キレキレになるという現象に表れます。

つまり、繰り返し読書をしていくことは、脳トレを続けている状態なのです。読書することで脳は鍛えられます。脳の部位では、言語を司る前頭葉を中心に刺激し、記憶力や集中力などをアップされていきます。

逆に言えば、読書や文字を読むという行動が少ないとすれば、学生の頃から脳の成長が止まったままになっているかもしれません。中高年の年代になっているのに、学生のような言葉遣いを続けている人の事例で、明白です。

読書によって記憶力がアップするには読み方のコツがある

自分は読書をしているが、「読んでから何日かすぎると本の内容についての記憶が曖昧です」という方がいると思います。

それは本を読んでいるつもりになっていますが、文字面だけを流して見ている状態と考えられます。つまり「正確に読めていない」「考えながら読んでいない」という読み方になっている可能性があります。

状況が改善するまでは、読書スピードに意識をおかず、理解することに注力することをおすすめします。これは読解力にもつながることです。本や文章を読んだあとで「そんな事書いてあった?」ということが多い方は、「読んだつもりになっているだけ」の可能性が大きいです。

また読書量が少ないかたは、読み慣れていない状態ですので、速読法などを覚えても記憶に残りません。まずは速読よりも精読(細かい部分まで正確に読む)することです。

また、そもそも人間は新しく覚えた記憶を短期記憶として処理します。大事な本や文章を読んだあとであれば、翌日と1週間後などに、再読するなどの復習をすることです。再読は大事な部分を拾い読み(飛ばし読み)でも効果があります。

この復習を何度か繰り返すと、短期記憶から長期記憶に移行され、忘れにくい状態になります。また長期記憶については容量の上限はありませんので、覚えておきたいことは、復習する習慣をつけることで長期記憶に定着します。復習は、「読む・書く・話す」です。ノートに書いても、誰かと話しても復習になります。

適度な読書は脳疲労を軽減

仕事中に小さいミスが増えたり、集中力が落ちてる状態などを感じている場合、それは脳疲労といわれる状態の可能性があります。読んで字のごとく、脳が疲れている状態です。体を動かすことが一定レベルを超えると筋肉疲労を起こしますが、脳を使い過ぎることで脳疲労が起こる可能性があります。

テレワークによるパソコンの仕事が急に増えたことや、スマホやゲームに長時間夢中になりすぎたことなどが原因と考えられます。脳疲労を起こすと、前述のように小さいミスの増加・集中力の低下のほかにも、記憶力の低下・ぼんやり時間の増加・目の疲れ・起床が辛い・原因不明のイライラなどの様々な症状を起こしてしまいます。

それらの症状に自覚を感じたら、大きな症状にならないうちに脳疲労を軽減する必要があります。脳疲労を軽減するには、良い睡眠を取ることが重要です。

良い睡眠をとるには、寝る前の過ごし方が鍵になります。「寝る前の適度な読書は良い睡眠へ」と導いてくれます。そのための読書は紙の本を姿勢よく読むこととブルーライト対策のされた電子書籍を読むことです。寝る前の読書が目を悪くするのは姿勢に原因があります。姿勢が悪いことでほんと目の距離が近過ぎになってしまうことが原因なのです。

またスマホやタブレットではブルーライト対策されていないので、寝る前の時間で電子書籍を読む場合は、Kindleのリーダーなど対策がされているデバイスで読書をしましょう。寝る前にブルーライトを浴びている状態だと、脳は活動時間であると勘違いをして、良い睡眠のためのホルモン分泌を抑えてしまいます。

結果、睡眠は浅くなり、十分な睡眠は不足し脳疲労は軽減されないままになってしまいます。

良い環境で、適度な読書をすることで、ストレスは軽減し、脳疲労も軽減するのです。

まとめ

読書することは、脳を鍛えるトレーニングになります。読書をたくさんすることで脳の回転は早くなり、考えて読むことで記読解力・思考力が高くなっていきます。

なぜか読書に偏見を持ってしまい、社会人として成長するチャンスを自ら無くしている人もいます。読書を単なる趣味の一つだと思っている人ももったいない事をしているのです。社会人として働く約40年間に、どれだけの数の読書をするのかで、人生が変わります。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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