語彙力がない人の特徴と相手に与える印象

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これまでに読書をしてきましたか?もし本を読まない人生を選択してきたなら、ほぼ間違いなくあなたは語彙力がない人の可能性があります。本を読むというインプットをしない限り、知らない言葉を調べて覚える機会がないからです。

語彙力がない人の人生は厳しくなります。早めに読書を開始しましょう。

目次

語彙力がないとどうなるか?

なにかがきっかけで自分が語彙力がないと気づいたのなら、急いで身につけたほうがいいです。

語彙力がないと困ることは、社会人になるとかなり多いです。

語彙力がないとはどういうことなのか?言い換えると

語彙力がないとは、カンタンに言い換えると「言葉を知らない」「知らない言葉が多い」「使える言葉の数が少ない」ということです。

語彙力というより、ボキャブラリーのほうが慣れている人もいるかも知れません。語彙力がない原因は、とてもカンタンです。本を読まないからです。

生まれつき語彙力があるという人はいません。本や文章を読んで、わからない言葉や読めない文字に出会うと、調べて覚えます。何度か繰り返しているうちに、知ってる言葉の数が増えてきます。

いろいろな本や文章を読んでいることで、言葉の意味がわかるだけではなく、使い所も理解するようになります。語彙力がないと覚えた言葉の理解が浅いので、場面を間違えて使ってしまい、失笑をかいます。

語彙力がないとどうなるのか?

本を読まない人は、日本人は諸外国と比べても意外に多いので、語彙力のない社会人はかなり多いです。ただ、多いからと安心はできません。恥をかきながら、どんどん覚えていく人が多いからです。

学生の頃には、語彙力がないことは、ほとんど気にならないと思います。なぜなら、友人がほとんど同じだからです。しかし、社会人になると、年齢もキャリアも違う人が同じ職場の混在しています。語彙力がないのは、自分だけという可能性もあります。

語彙力がないとは、前述のとおり「言葉を知らないこと」です。ある意味、外国にいるような状態になります。部分的に分かる言葉をつなぎ合わせて理解し仕事をすることになります。いい仕事ができるわけがないですね。

いくつかの事例をあげると次のような感じになります。

・仕事を指示されても、何をすればいいのか、言葉の意味がわからない
・会議に参加しても、みんなが話してる内容が理解できない
・やり取りされる言葉の中に漢字が多すぎる
・敬語の使い方が間違えてると言われたが、どこが違うのかわからない
・メール文の言葉の使い方がおかしいと言われたが、分からない

これらは、ほんの一部です。一日中分からないことだらけの状態が続きます。そして考えるのは、「この会社はおかしい」「この職場は自分に合わない」「誰も教えてくれない」などなどです。

原因は言葉を知らない自分の方にあるのですから、仮にその会社をやめて、他の会社へ転職しても同じことが起きます。

語彙力のテストはオンラインで無料でできます。オンラインで問題を解いていくことで語彙数が推定されます。年齢に相応しい語彙数なのかがわかります。

語彙力がない人の特徴

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語彙力がない人には共通する特徴があります。もし自覚するような特徴があれば、早く対策しないと、辛いことになってしまいます。

語彙力がない人は読書をほとんどしない

語彙力がない原因の一番は読書をしないことですので、共通する特徴もそうなります。

マンガは読んでる、という人もいるかも知れません。マンガを読書に入れるかどうかは微妙なところです。ビジネス書をマンガ仕立てにしているものもあるからです。

一般的には、漢字の割合が少ないですし、表現の多くに擬音語が使われているのも問題です。文字が主体である本が最適です。小説は役に立たないと考えている人がいますが、そんな事はありません。ビジネス書や自己啓発本なども読んだほうが良いですが、小説にも人の心の表情などが表現されていますので、接客することが多い職種の人には役立つ要素はあります。

語彙力がない人の話には擬音語ややばいなどの形容詞が多い

語彙力がない人がよく使うのが、擬音語や擬態語です。「ざあざあ」「きらきら」など音などに例えて表現する言葉です。ビジネスシーンでは全く使わないのか、といえば、そうではありません。

やばい・すごいといった形容詞も多いです。

語彙力がない人は、これらの擬音語や擬態語や形容詞を使って話すことが多いです。しかしその瞬間に相手には、「語彙力がない人」「本を読まない人」ということがわかってしまいます。相手には稚拙な印象を与えてしまいます。社会人としては、痛い感じです。

語彙力がない人はボディランゲージが多い

ボディランゲージが多いといえば、外国人もそうですが、語彙力のない人のボディランゲージはちょっと違います。

外国人のボディランゲージは、感情的な表現で使われることが多いです。しかし、語彙力がない人のボディランゲージは、大きさ・速さ・深さなどの物事を表現したいのに丁度いい言葉が思いつかないために、身振り手振りで補完説明をしようとします。

語彙力がない人は意味を理解せずに言葉を使っている

過去に何かを誤解して覚えてしまったのか、言葉の意味を独自の理解で使う人が多いです。意味を確認すると、やはり理解していないことがわかります。

言葉の音の響きが気に入っているのか、連発されると、聞いている方が恥ずかしくなってしまいます。

語彙力がない人は敬語を使えません

尊敬語も謙譲語も丁寧語も、まぜこぜに使います。相手に対して尊敬語を使う場面でも、平気で謙譲語を使います。間違えながらでもいうだけマシなのかもしれませんが、部下が顧客に対して、やらかしている場面に同席すると、背筋が凍りそうになります。

語彙力がない人の話はとにかく長いです

話が長く、しかも同じようなことを延々と繰り返します。しかも話の内容は薄いです。上司がこのタイプだと部下は本当に大変です。話の途中から、何を言われているのか分からなくなってしまいます。

語彙力があって、頭のいい上司は、要点をまとめて、分かりやすく指示指摘をします。

語彙力がない人が相手に与える印象

言葉を知らないこと・うまく使えないことで、話をする相手や文章を読んだ相手からは、よく思われないです。もし、営業・販売など接客する必要がある仕事では、下手をするとクレームになる可能性があります。

語彙力がない人は頭が悪いと思われる

言葉の表現としてよろしくないのですが、語彙力がない人は頭が悪いと思われる傾向があります。実際には頭の良さ悪さではなく、言葉を知らないということです。語彙力のない人は相手の言う言葉の意味がわからない状態ですし、相手からすると思考停止しているように見えます。

特に専門用語を使っているわけではないのに、なんで分からないのだろうとなってしまいます。まずい展開になるのは、その後です。語彙力がないことをごまかそうとして違う話題を持ち出したりします。

商談の場面ではNGです。相手には、ほとんどバレています。ただ、原因は明確なので、本を読むことです。語彙力がないのは頭が悪い(IQが低い)のではなく、言葉を知らないだけなのですから。

語彙力がない人は相手をイライラさせてる可能性

仕事の場では、ことが通じることが最低限必要な要件になります。

4大卒でも語彙力がない人は少なくありません。小学校中学校とかなり本を読んでいたはずの人でも、高校あたりから本を読まなくなり、大学では月に1冊も読まない。マンガは読んでいる。

こういうタイプの人は、多いです。そして多くの人が、社会人になって言葉がわからず苦労をします。

上司や先輩が言っている言葉が理解できない部下と、仕事の指示を出したいのに言葉が理解できない部下を前に困り果てる上司との関係が出来上がります。仕事ができるできない以前の状況に、上司や先輩はイライラしています。

よくあるケースでは、OJTといって、面倒を見てくれる先輩社員がついてくれます。しかし語彙力をつける努力(本を読むこと・アプリなどで勉強すること)をしていないと、この先輩社員にも見放される可能性があります。

語彙力がない人はどうすればいい

「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ」というタイトルの本もあります。

語彙力がないことで悩みを持っている方もいると思いますが、気にしていない人もいます。問題なのは、気にしていない人です。また、どうせ自分は語彙力がないと開き直ってしまっている人も問題です。

なぜなら、働く上で難しい課題を抱える人がいる中で、語彙力がないという問題は、非常に解決しやすい問題だからです。世の中には、病気や障害(識字障害・学習障害)によって、文字を読むことが難しい人もいます。しかし、そういう人たちの中には、障害を乗り越えたり共存することで、本を出版したり、教育者になっている方々もいます。

もし病気や障害を持っていないのに、語彙力がないとするなら、本を読まないという悪しき習慣を断ち切ることです。読書をする人になれば、人生も変わるはずです。

語彙力がない人の対策方法|まとめ

本を読まない、面倒くさいという悪しき習慣を断ち切らない限り、語彙力が高まることはありません。本を読むということは、特に社会人にとっては、趣味ではなく必要な勉強です。

ゴルフを上手になるには、打ちっ放し練習場で練習をして、コースに出るはずです。楽器の演奏をする人も人前で演奏するには、その前に入念に練習をするはずです。それと語彙力がない人の対策も同じです。練習です。

相手の話す言葉を正確に理解できるようになる。相手が理解しやすいように言葉を選んで話せるようになる。文章を書いて(語彙力と文章力が必要)、相手にわかりやすく物事を伝えられるようになる。これらの社会人としての基本「読み書き話す」には、本を読むことや練習が必要です。

語彙力がないことを感じるのは、自分よりも相手の方が先に感じます。これまで本を読まない人生を歩んできたなら、ほぼ間違いなく語彙力はないはずです。

本を読むこと・語彙力アプリでトレーニングすることから、今日すぐに始めるべきです。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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