社会人になって自分の語彙力がないことであせる人もいます。上司・先輩が話している言葉の意味が理解出来ないことが、度々あるからです。その内に徐々に覚えると思う人もいますが、現実には30代40代になっても語彙力がない人はいます。
そして30代40代になっても語彙力がない人には、「仕事ができない人」という目に見えないレッテルが貼られています。
そうならないためには、努力して語彙力を増やす必要があります。
語彙力を増やすサイトで語彙力を鍛える
語彙力とは、理解語彙と使用語彙の2つから成り立っています。理解語彙とは、分かりやすく言えば、意味を知ってるだけの言葉です。使用語彙とは、話す言葉や書く文章の中で、使いこなしている言葉のことです。
一般的に語彙が多いといえば、知ってる言葉がたくさんあって、使いこなせる言葉も多いということになります。逆に語彙がないとか、ボキャブラリー(語彙の英語)がないといいますと、知ってる言葉の数が少なくて、いつもワンパターンの言葉づかいをしているということになります。
語彙がないと仕事で困る
語彙がないと、上司や先輩から仕事の指示を受けても、何を言われているのかが分からないという状態になります。
「言われてることは理解出来てるが、どうすればいいのかやり方が分からない」という状態であれば、「やり方を教えて下さい」と言えます。
しかし、何を言われているのかが分からない、となると、何を聞いていいのかも分からないという状態になります。頭の中には「?」が一杯になり、返事もできずに席に戻ります。
実は新入社員に限らず、あちこちで起きている現象です。当然、求められる仕事の成果を出せるはずもなく、「仕事ができない人」「理解力がない人」「頭が悪い人」などと、レッテルの数が増えていきます。
そんなことにならないように、語彙数を増やして語彙力を鍛える必要があるのです。誤解をしている人もいますが、語彙力がないのは頭が悪いのではなく、文章を読んだ経験が少なすぎて言葉を知らないのです。
語彙が不足していると表現がワンパターン|仕事の相手から浅い人と見られる
例えば、テレビ番組で食レポがあると、「おいしい」と芸能人レポーターが連呼します。
食レポのトークは3種類に分かれます。「おいしい」「うまっ」しか言わないケース、「おいしい」の後に抽象的でわかりにくいトークをするケース、「おいしい」の後に、食材や味や食感など分かりやすい言葉を使って話すケースです。見ている方に「おいしさ」が伝わってくるのは、3番目のケースだけです。
同じようなことが仕事でも度々あります。「すごい」「画期的」「斬新」「これまでにない」などの言葉は一度で十分なのです。次に、どの部分がどのように素晴らしいのかを、具体的にわかるように言ってくれないと、理解できないのです。
相手にとってかなり高いストレスになります。文章でも話す言葉でも同じです。文章でも言葉でも、その基本になるのは語彙力です。言い換える言葉や具体的な表現を持っているかどうかで、仕事の相手から信頼されるかどうかが決まります。
語彙力診断|サイトで自分の推定語彙数を知る
今の自分の語彙力がどの位なのかを知るには、まず自分の推定語彙数を知ることです。
これは理解語彙の数がどの程度あるのかを、サイトで質問に答えていくことで、知ることが出来るものです。
下記の記事内で推定語彙数を教えてくれるサイトを紹介していますので、チャレンジして、今の自分の状態を確認しましょう。
語彙力を増やすには
語彙力を増やすには、簡単に言いますと、本や文章を読んで分からない言葉に出会ったら、なるべく早く調べる。そして意識的に自分が話す言葉や書く文章の中に使っていくことです。
単に、言葉を聞いたことがある・意味は知ってるという状態では、語彙力にはなっていません。使って覚えることで使用語彙になる事が大事です。
使用語彙として使いこなすには言い換えを覚えることです。相手との関係性や場面に応じて、同じ意味でも表現が違う言い換えを覚えることです。
語彙力を増やすサイトを利用する
語彙を増やすには、言葉の意味を知ること・言い換えを知ること=類語を知ることです。そして、時々語彙力診断のテストをして、自分の成長を確認すると、励みになります。
辞書については、調べるときにも有益ですが、気になる言葉をついでに参考に見ていくことでも、語彙が増えていきます。
Weblio類語辞典
類語や言い換えの言葉を知りたい人が最も多く利用しているのではないかと思います。実際に使ってみると、日本語の数の多さにも驚くかも知れません。言い換えの言葉には、敬語も混じって表記されます。
IT用語辞典
現代においては、パソコンを使わない職種はほぼいません。パソコンを使うとIT関連用語やネット関連用語が日常業務の中にも混在します。使って損はありません。
漢字テストオンライン
日本語は発音が同じでも感じが違う表記のものもたくさんあります。当然意味も違ってきます。このサイトでは日本語能力試験をテストできます。難易度別に5段階あります。間違えたものを調べて覚えていくことで語彙力は鍛えられます。
社説を読む
社説とは、新聞社の論説委員が新聞社を代表して意見や主張を記載しているものです。毎日1,000文字程度の文章が掲載されています。新聞社によって、社説の名称は違いますが、現時点で世の中で話題になっている事にフォーカスして書かれています。文字数も短く、その時々に合わせた内容を読むことで、知識情報と共に語彙数が増えます。
まとめ
まず自分の現在の語彙数をサイトで確認してみましょう。人によっては、自分の語彙力が想像以下で驚く人もいるかも知れません。
繰り返しですが、語彙力がないと仕事ができない人・頭が悪い人として扱われてしまう可能性があります。
語彙力は個人差はありますが、努力すれば増えていくものです。才能ではありません。
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