語彙力を鍛える大人は言葉を知ることと使えることが大事

語彙力 鍛える 大人

大人になると、新米社員もベテラン社員も話す言葉は同じレベルになります。「新米社員なので、その言葉は未だ知りません」などは、当然通用しません。

顧客にしても、取引先にしても、言葉(語彙)について知っている前提で話しかけてきます。万が一、会社に戻って調べてから対応しますなどと答えれば、ビジネスチャンスはなくなります。

実際、中堅やベテラン社員で成績が悪い営業マンや、評価が上がらない社員は、大人になって語彙力を鍛える努力をしなかった人たちです。

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語彙力を鍛える大人は言葉を知ることと使えることが大事

語彙力 鍛える 大人1

大人になって語彙力を鍛えてない人は、言葉を知りません。知ってる言葉の量が不足しています。顧客や取引先や上司のが話している言葉が理解できていません。

そして自分が話す時や文章を書くときの言葉の使い方も知りません。使用できる言葉の質が低下したままです。いわゆるボキャブラリー不足の状態です。「ボキャブラリーがない」と、友人の間で言ったり言われたりした経験はないでしょうか。友人間では少し苦笑いで終わっていたかもしれません。

しかし大人になってからのボキャブラリー不足は笑えません。顧客や取引先との間であれば、交渉はうまくいきませんし、場合によってはこれまで続いてきた契約関係が中止になったりなどの影響が出る可能性があります。

上司や部下との関係性の中では、上司が何を言っているのか理解できない、部下に的確に指示を出せないなどの状態になり、早急に改善されなければ、役割を解任される可能性もあります。

大人が鍛えるのは理解語彙の量と使用語彙の質

語彙には、理解語彙と使用語彙があります。理解語彙は、知ってる言葉のことです。使用語彙は場面に最適の言葉を使えることです。

鍛えるべき語彙は、理解語彙の量と使用語彙の質です。単純に言葉を知ってるだけでは意味がないのは、その通りです。

しかし知らないと話にもなりません。ですから、理解語彙の量は増やす必要があります。その上で、相手との関係性や場面に応じた言葉の表現を覚えて話す必要があります。使用語彙の質を上げることです。場面に合わない言葉の使い方をしている痛々しい人もいます。

大人になったのに語彙力が鍛えられてないと

大人としての語彙力レベルに鍛えられていないと、大人の読み・書く・聞く・話すの能力が不足した状態になります。語彙力が低いということは、言葉の意味が分かりませんので、読解力・文章力・要約力も関連して低くなります。

相手に伝えられないし人の話が理解出来ない

取引先であっても、上司や先輩であっても、何かを伝える場面があります。要約力が低いと、相手にわかりやすく伝えられません。文章力が低い場合は、メール等で伝えることもうまくいかないです。

そもそも、相手が何を言っているのか、理解ができていない可能性があります。顧客が何を言っているのか、上司が自分に何を伝えているのかが、理解出来ていないのですから、良い成果を相手に返せるはずもないのです。

他の人が見えてるものが自分に見えない

相手が言っていることを正確に理解出来ていないと、表面的には共感してわかり合えているように見えても、実際に見えてる物事が一致していないこともあります。

その後のやり取りでやっと理解出来たときに、「そういう意味だったのですね」といっても、既にタイミングを逃している場合が多いです。

顧客や取引先との商談にうまくいっていない人は、まさにこのパターンですし、社内の人間関係に悩んでいる人も、自分の読解力と語彙力が不足していたせいで、相手のいっていることを誤解していることに原因がある場合は少なくありません。

大人が語彙力を鍛えるには

大人が語彙力を鍛えるには、基本的に地道な努力しかありません。基本的な方法で、語彙力を高めていく方法については当サイトの別記事でも紹介致していますのでご参照下さい。

当記事では、もう少し現実的な方法を中心に紹介いたします。

社内と社外で分からない言葉をメモしなるべく早く調べる

語彙力を鍛える大人に最も必要な事です。よくありがちで良くない方法は、分からない言葉に出会ったときに、周りにいる誰かに聞いて、その場をやり過ごし、知ってるつもりになる事です。

周りにいる誰かが、分からない言葉に関する専門家でない限り、聞くことは無駄になります。専門家ではない誰かから聞く言葉の意味はその人のフィルターを通って、その人が理解しやすいように変化している事があります。

必ず自分で調べることです。Googleや辞書を調べるか、専門家のところへ電話をして教えてもらう事です。なるべく時間をおかずに早めに調べることです。

調べた言葉を場面に応じて使う

調べて意味を知った言葉は、意識的に、場面に応じて使うことです。使わないと覚えたつもりの記憶は日に日に薄くなっていきます。薄くなった記憶は、気づいたときには、変化している場合もあります。

間違えた記憶になっているということです。

本を読む(マンガ以外)

地道な努力としては、毎日10分間でも本を読むことです。

そして分からない言葉に出会ったときに、なるべく早く調べるのです。

言葉を知らない大人、ボキャブラリーがない大人は、語彙力が不足していることが原因なのに、仕事ができない人・頭が悪い人と思われてしまいます。そういう印象が一旦強くついてしまうと、なかなか変えられません。

本を読んだらアウトプット

本を読んだら、読書ノートにアウトプットすることです。アウトプットで一番効果的なのは、行動です。その次に、話すこと。そして書く事です。アウトプットは、学んだ内容が今すぐに行動に置き換えられるのなら、すぐに実践することです。

すぐに行動出来ることがない場合なら、同じ本を読んだ人と意見を交わすことです。それが難しければ、ノートに書くことです。読書ノートの書き方には、ルールはありませんが公的な書き方は以下の記事で解説しています。

まとめ

大人になって語彙力がないのは、かなり大変なことです。

社会人になって半年経ってる人で、新米社員だと思っている人は、もしかすると自分しかいない可能性があります。

言葉づかいがおかしい、言葉を知らないという語彙力に関する失敗やミスは、大人になると許されない事になります。できるのが当たり前だからです。早く鍛えることです。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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