人間関係の本|何歳でも悩みの原因は人間関係

人間関係 本

心理学で知られるアドラーさんが「人間の悩みはすべて対人関係の悩み」であるといっています。まさにその通りであります。ですので他に人がいない世界、もし無人島で生きることができれば、現在の悩みの大半はなくなるのかもしれません。

しかし無人島に生きることなど当然現実的ではありません。仮にそうなったとしても、今度は一人でいることに悩みが生まれす。つまり人間には悩みは尽きません。

当記事では、人間関係の改善等に関する本を紹介します。

人間関係の悩みは尽きるものではありませんが、少し楽になることができるヒントはあります。当記事で紹介する本の中に、役に立ちそうな文章を見つけたら、ぜひ実践してみてください。「なるほど」「まあ、そうかもしれない」などと感じたら実践してみてください。

他人にどんなに期待しても変わることはありません。自分自身が何らかの行動を実践すると、何かはかわります。

目次

人間関係の本|何歳でも悩みの原因は人間関係

人が2人以上いれば、仕事の上では「組織」になります。組織には良くも悪くも人間関係が生まれます。また仕事以外でも夫婦や親子などの関係性の中にも人間関係があります。さらに言えば、若い頃にも、大人になっても、何歳になっても人間関係の悩みは尽きることがありません。

人間関係については、結論から言えば悩みの完全解決はかなり難しいかもしれません。他人の心は操作できないからです。しかしラクになるように改善する考え方は出来ます。当記事では、読んで実践することで人間関係改善のヒントとなる本を紹介いたします。

人間関係を改善し悩みを軽減する本の読み方

人間関係の本の読み方についてコツがありますので紹介します。

人間関係の本の読み方のコツ

1)漠然と読まないこと。改善したい悩みを目的にし意識して読む。

2)物語ではないので、自分に必要と思う部分を目次から見つけて読む。

3)「なるほど」と思えるヒントを見つけたら必ず実践する。

本のタイトルや帯の情報・口コミなどから、読みたい本を見つけて読むケースが多いのだと思います。読み始めるには、なんとなく読み始めると理解度が浅くなる可能性があります。「◯◯についての対策を見つける」などと、目的を具体的に意識して読むことです。この意識がないと、読んだ内容は短期記憶として処理されます。翌日には半分以上記憶から消えています。

また小説のように物語を読むのではないのです。自分に必要なことを読んで理解する必要があるのです。また複数冊読むとすれば、近いテーマで本を選べば内容に重複している部分がある可能性もあります。ですので、目次を見て自分に必要な項目はどこにあるのかを確認してから読むのです。全ページを読む必要はありません。

そして短期記憶として処理され記憶が消えてしまうことの対策として、すぐにアウトプットすることです。実践するのが一番効果的です。ヒントを得たと思ったら、まずノートに書き留めても良いです。しかし行動に移さなければ、ただの知識で終わってしまいます。改善するには行動することです。

人間関係の本|おすすめから改善のヒントを読み取る

前述したように人間関係・対人関係の悩みはつきません。人生や仕事で、多くの人と出会い関わりを持って生きているからです。その関わりの中で、関係性に悩むこともあります。

人間関係については、沢山の本が書かれています。それだけ人間関係に悩んでいる人が多いことの証でもあります。それらの本の中で人間関係や対人関係の改善についてのヒントを見つけられる可能性があります。おすすめの本を紹介いたします。

嫌われる勇気

説明の必要もないほどによく売れた本です。すでに読まれている方も多いです。手元にあるのであれば、人間関係の改善に意識をおいて再読してみると良いです。内容は、アドラー心理学の視点から人間関係を中心に青年と哲学者が議論しています。正しいかどうかと言うよりも一つの考え方です。アドラーの考え方がよく知られる以前は、現在の悩みの原因は過去にあるというフロイトの理論(原因論)が一般的でした。しかし原因論には矛盾もあります。アドラーは目的があって今の状況があるという目的論を提唱しています。非常に評価が高い代わりに強い反発もあります。

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

選択理論とは、良い関係を築くための心理学といわれます。全ての行動は自らの選択であると考えます。行動を選択できるのは自分だけです。本書は選択理論の入門書です。反射的な行動を抑えて、何かの刺激に対して反応の仕方を選択できるのです。行動は最善と思ったことを選択した結果と考えます。反射的な行動は人間関係を壊してしまいがちです。

自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術

「私は」「私の」など「私」が会話の中心になっている人は、注意すべきです。人間関係を悪くしているのはそのせいかもしれません。自分の話をやめるだけで、仕事も人間関係も劇的に良くなると書かれています。代わりに話すのは「相手のこと」です。気がついたら自分だけ話している人や、相手が話をしてくれないと感じている人には特におすすめの一冊です。

ブッダが教える人間関係の極意

ブッダ(お釈迦様)の知恵の中から、人と付き合うときの心構えについて、ヒントを教えてくれます。第1章は「いちばんつきあいにくい動物、それは人間です」から始まります。わたしたちは自分のわがままを通そうとするから、イライラしてしまうのです。

仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン

元ANAのCAでチーフパーサーを務めた著者の気遣いに関する秘訣の本です。気遣いの力を使って人間関係のギクシャクを変えていけるということなどが書かれています。具体的な方法とエピソードがまとめられています。

人間関係に疲れた時に読む本

人間関係がうまく行かないと感じる時、ストレスを感じ始めます。どうすれば良いのかと考え、気持ちが伝わらない分かりあえないことへの苛立ちなどが積もると、疲れ果ててしまいます。そんな時に読む本を紹介します。

大人になってからの人間関係

相手との関係性を構築するために、「こうしたほうがいい」と柔らかめに書かれています。人によっては、抱えている問題の大きさや深さによっては物足りないと思うかもしれません。人との関係性の捉え方で得るものが違うかもしれません。目新しい事が書かれているわけではありませんが、2度3度と読み返してみると、ヒントを感じると思います。

人間関係で「うまくやる人」と「つらい人」の習慣

著者自らが敏感気質であがり症で対人恐怖症という方だからこそ、分かることが書かれています。一時は薬に頼る生活をしていた方が完全に克服したという方法について解説しています。同じ状態を持っている方には、通じる内容だと思われます。

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

敏感気質を持っているために生きにくい思いを感じている方におすすめです。今のままで十分であること、背伸びをしなくてもいいんだということに気がつく本です。

妻のトリセツ|夫のトリセツ

夫婦でそれぞれに読んだ方がいいです。実に見事に解明されています。夫婦が互いに「なぜうちの夫(妻)は」と思っていたことが、どこの夫婦間でもあることなのだとわかります。「なぜ」では、そういうものなのだと理解することで、ストレスはかなり軽くなるはずです。男女それぞれの思考の癖によって余計なストレスを感じてきたことに気がつきます。本書に書かれている内容を知っていれば、離婚は減ったのかもしれません。

私を振り回してくるあの人から自分を守る本

どこにでもいるものです。嫌なやつや困った人です。先輩や上司やママ友や親戚のおばさんやおじさんなど。接点を減らしたくても、なかなかそうもいかないケースもあります。本書では主に距離感の取り方について解説されています。

人間関係の本|ベストセラー

人間関係の改善の本を選ぶ時には、よく売れているベストセラーの中から選ぶのも良いい方法です。人間を取り巻く環境は、デジタル機器やネット関連など日進月歩のスピードで進化変化しています。しかし人間の悩みは今も昔もそう変わっていません。人間関係の悩みに対する本は、100年以上も前からあるからです。

ゴードン博士の人間関係を良くする本

アメリカの心理学者トマス・ゴードン博士によって書かれた本です。「聞き方」「話し方」によるコミュニケーションを改善するヒントを見つける本です。相手に対する自分自身の反応の仕方が、いかに自分軸であったかについて気づかされるかもしれません。相手の言葉に対して、相手のためと思い発している自分の言葉がいかに自分の都合や想いにフォーカスしているかがわかります。相手が発した言葉から、相手の思考や感情に思いを巡らせた言葉を発することがかなり少ないのです。

タテ社会の人間関係

日本の特徴でもあるタテの関係性の人間関係について書かれた本です。1967年刊行ですので、かなり古い本でもあります。

タテの関係性は日本独自なのかもしれません。世界にもタテの関係性はありますが、日本ほどの強さはないようです。年齢や職歴や職位などで、すぐに自動的にタテ関係ができ、重要視されています。この面倒な関係性について書かれています。

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

この世界は天才と秀才と凡人でできていて、互いにすれ違い、殺し合うことがあると書かれています。「なぜ、あの人はわかってくれないのか」に答えています。

反応しない練習

ブッダの言葉を解説してくれています。私たちは毎日誰かの言葉に反応しています。しなくてもよい無駄な反応なのです。反応することを止めることで、ラクに生きられるようになるのです。まずはできることから試してみることです。反応や反射的な行動が自分の中でいかに多いのかに気づくかもしれません。

人は聞き方が9割

2022年によく売れていると評価されている「聞き方」の本です。「聞き方」は人間関係の基本でもあります。本書でいう「聞き方」とは「話のさせ方」であり、話を聞いた直後の「自分の話し方」でもあります。人間関係に悩んでいる人や、接客業や営業の人は、ぜひ読むべき本です。

職場・仕事の人間関係の本

社会人の人間関係といえば、圧倒的に職場や仕事の相手との人間関係となります。同僚との関係や上司との関係、取引先との関係などたくさんあります。また上司と部下との関係でいえば、部下が上司に対する関係性と思われがちです。実際には、上司も部下との関係性に悩んでいる場合が少なくありません

職場の人間関係は自己肯定感が9割

本書は自己肯定感に注目し書かれています。人間間の悩みは。自己肯定感が強く関係しており、自己肯定感が高まると人間関係の悩みは軽減すると言っています。自己肯定感とは、自分自身について、好意的に肯定的に受け入れる感覚です。逆を考えると、人間関係に悩みが多い状態とは、自己肯定感が低下している状態ということなのです。

仕事は人間関係が9割

仕事に悩む社会人は、人間関係に悩んでいるということなのです。産業カウンセラーという経験から、相談内容を振り返り著書としてまとめられています。

究極の人間関係改善術 職場の「苦手な人」を最強の味方に変える方法

「無茶な命令をする上司」「いうことを聞かない部下」。不思議なもので、互いに苦手な相手だと感じています。苦手な相手のことを性格が合わないという人もいます。本書ではエニアグラムで9つの性格タイプに分類して、対策を解説しています。職場での人間関係は仕事の成果に直結してしまう可能性が高いので、ぜひ参考にされると良いでしょう。

部下を持つ人の職場の人間関係

精神科医が書いた本です。職場での人間関係といえば、職場での同僚・先輩・上司との関係性をイメージされる方が多いと思います。本書では部下を持つ人、つまりリーダーや管理職について書かれています。

リーダーといえば、マネジメントについて書かれた本が多いです。しかし現実には本書に書かれている部下との人間関係が、チームの成果を決めてしまうのです。

職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

産業医・精神科医の経験から、書いた本です。めんどくさい人を5つのパターンに分けて解説しています。苦手な上司や困った部下、そして同僚や理不尽な顧客や取引先も対象です。彼らへの対処法が解説されています。

人間関係について心理学の本をおすすめ

人間関係について深く考えて対処を考える時に、避けて通れないのが心理学です。心理学を理解した上で、人との関係性を考えると、ラクに考えられるようになります。

人間関係をリセットして自由になる心理学

メンタリストDaiGoさんの本です。メンタリストといえば、まさに心理学に基づいて暗示や錯覚を利用してい暗示や錯覚を利用してさまざまな現象を表現します。

本書では、自分で誰と付き合うのかを選び、良い人間関係を築くためのことが書かれています。待っていてはダメです。人間関係は自分で選んで変えていくものとして解説されています。

ギスギスした人間関係をまーるくする心理学

TA(交流分析)は崩れた人間関係の修復に役立つ心理学と紹介されています。本書はTA101(TAの入門講座)としての2日間のセミナー内容をまとめてものと解説されています。ワークがいくつも紹介されています。

人間関係のイライラがゼロになる!個性心理学

個性心理学とは、かつて流行した動物占いの基礎ともなった心理学です。名前の通り、人にはそれぞれ「個性」があります。個性には生まれ持っての個性と、育った環境によって形成された個性があります。そして人の個性がわかったら、そのままに受け入れるのです。本書では「アキラメル」と表現されています。人間関係にイライラする原因は、「なぜそんなことを言うのか」「なぜそんなことをするのか」と考えることから始まります。しかし個性心理学で、個性を知りそのまま受け入れると決めると、不思議とイライラする気持ちが消えていきます。

女性の人間関係の本

人にはそれぞれ個性があります。しかし特に女性には、すぐに感情的になる人や群れたがる人や、やたらと張り合う人がいて、めんどくさいと感じることがあります。めんどくさい相手が女性の場合は、少し対応を考える必要がありそうです。

女子の人間関係

対人関係療法では日本で第一人者と言われる著者による本です。女性はもちろんですが、パートナーに振り回されていると感じている男性も読んだほうが良い本です。

なぜ人と比べたがるのか、張り合おうとするのか、などの感情についての理由が解説されています。どう対応すれば良いのか、などのヒントが得られます。

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読むべき本

読むべき本のまとめ

疲れた時に・何もしたくない時に読む本は脳を癒してくれる

寝る前に読む本は面白すぎない本を選ぶのが秘訣

高校生へおすすめする本|勉強時間を削っても本を読むべき

中学生におすすめする本|週に1冊は読んでおきたい

辛い時に読む本|逃げたい・消えたいと思うなら読んでみて

死ぬまでに読むべき本|名作には読まれる理由があります

人間関係の本|何歳でも悩みの原因は人間関係*当記事

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一生に一度は読むべき本|人生や人間関係や仕事が変わる

人生に行き詰まったときに読む本|きっと気づきがある

人生で読むべき本:人生を豊かに彩る、変える一冊

読みたい本を見つけるためのヒントとおすすめジャンル

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