要約力を学ぶ本|おすすめするのは一冊だけ

要約力 本

なぜ要約力が必要なのか。

それは相手にわかりやすく伝えるために、必要なスキルだからです。

特に仕事の関係においては、伝えるべき情報の中から、重要度の高い要点を伝える必要があります。

要点をまとめ、さらに簡潔化することで、相手にわかりやすい言葉や文章になるのです。

当記事では、要約力を学ぶ時に参考になるおすすめの1冊の本を紹介したいと思います。

目次

要約力を学ぶ本|おすすめするのは一冊だけ

要約力を学べる本は、たくさん出版されています。

その中でも特に理解しやすい一冊について紹介します。

その前に、要約力について確認が必要です。

要約する力とはつきつめると削る力

要約力とは、本や文章を要約する力のことです。

著者(あるいは文章の発信者)が最も伝えたい意図である要旨を見つけ、要旨に関連する重要ポイントを抽出します。それが要点になります。要点をまとめて、わかりやすく整理し不要な部分をなるべく削り取って文章化したものが要約文になります。つまり要約力とは、要旨から考えて、不要になる情報を削る力ということになります。

例えば、上司からの質問に答える場面で、要約文として書面で伝える場合には、わかりやすく整理する(削り取る)時間があります。しかし上司からの質問が急な場合や、あるいは取引先や顧客へのミュニケーションの中では、事前に予測していたこととは、違う方向へ進んでいく場合もあります。

上司から「□□□について聞きたい」と、要望を受ければ、外出予定でもない限りは、「明日まで待ってください」というわけにはいきません。もちろん、上司の方も急なことで、詳しい話を聞こうとは考えていません。

上司が今聞きたいことは、まさに要点であり、要約です。この時に要約力が必要になります。詳細については、改めて別の場面か書面で良いのです。

相手の質問に答える前に、「それは□□□についての○○○のことですね」などと確認をした方が良いです。せっかく上手く答えられても、「聞きたいのはそのことではなくて・・・」と聞かれるかもしれないからです。これは要約の要旨にあたる部分ですので、大事なポイントです。

良い報告・伝わる説明は要望に応じて骨だけになるまで要約する場合も

良い報告や伝わりやすい説明とは、相手が聞きたいと考えていたことに、一番近いことです。上司や顧客を喜ばせようと、事実を曲解した説明ではありません。

もしもプロジェクトの推進状況が不調なのであれば、その事実と対策をするために知りたいのです。計画とのずれがあるのなら、どこがどのくらい違うのかを知りたいのです。

どのくらいの詳細レベルまで、答えを求められているのかが分からないと良い報告・わかりやすい報告にはなりません。

求められている詳細レベルが分かったら、要約力を使って、骨になるまで削り取るのです。一般的には、5W1Hなどのテンプレに収まるように、削るのです。

つまりは骨子は何かということです。ただし求められているのが、結論と根拠である場合もあります。あるいは、具体的な内容報告を求めているのかもしれません。常に骨子にするのではないことに注意してください。ポイントは、どこまで求められているのか、にあります。

要約力は才能ではなく後天的に身につく力

仕事に関する国語力(要約力・読解力・語彙力)でありがちなのは、上手くいかないと「才能がない」ことを根拠にしてしまうことです。しかし上司は要約力がないのは、本を読まないからであって、才能には関係ないことを知っています。

ですので、深く考えずに、「自分には才能がないので・・・」という話し方は、絶対にしないことです。自分の評価を下げてしまうだけです。今後のチャンスをなくしてしまいます。

要約力は、本を読むことと・書き出してみることなど、練習することで身につきレベルアップするからです。もし、「自分には才能がない」と言ってしまうと、「この人は努力する気がない人」という理解をされてしまいます。

要約力を学ぶ本をおすすめ|「9割捨てて10倍伝わる」

著者の山口拓朗氏は、出版社で編集者・記者の経験を重ね、26年間もの執筆経験を持っている方です。文章を書くことについてのプロフェッショナルと言える方です。

本書はタイトル通り、要約力について詳しく書かれており、要約力がないことで失敗をした経験ある方には、胸に刺さるのではないかと思います。

タイトルである9割捨てることで、会話も文章も伝わるようになるということは、当サイトで要約に関して記事の中で再三述べていることとも一致します。

要約に関して、話し手や書き手が最も失敗するのが、詰め込みすぎることです。相手にわかりやすくなるようにと考えながら、ついつい余計な情報を足してしまう傾向があります。いい話し方やわかりやすい文章とは、究極的には「5W1H」に収まる程度の分量です。

タイトルの後半にあるように、要約された伝え方が上手くできるようになれば、上司や顧客との関係性がよくなり、成果が最大化することも期待できます。

どこまで削っていいのかを学ぶ本とも言えるかもしれません。

要約に関する本をこれまでに読んできた方であれば、目次から目指すポイントを拾い読みするのも良いでしょう。

もし読書経験が月に一冊以下の方であれば、第1章の要約ができれば人生が変わるという部分から、読んだ方が理解しやすいでしょう。

要約力の本を読めば

もちろん、文章を削りすぎてしまえば、著者の主張と意味が変わってしまうリスクがあります。

また、冒頭に紹介したような口頭による要約を話す場面では、元になる本や文章がある訳ではありません。

ですので、著者の要旨にあたるものが分からなくなる人がいるかもしれません。口頭で説明や報告等をする場合の要旨にあたるものは、相手が知りたい・聞きたいと考えていることです。

相手が何を聞きたい・知りたいと考えているのかを、前半で紹介したように相手に確認してください。この点にずれがあっては、要約力を使って良い説明ができたと思っても失敗してしまいます。

まとめ

当記事では、要約力に関しての本を一冊だけ紹介しました。

特に著者と何らかの関係性があるのではなく、要約力に関することが、的確に表現されている良書だと思うからです。要約力は、時代と共に変化するものではありません。

自分の気がすむまで何冊も本を読むという方もいるかもしれません。しかしビジネス書や実用書の中には、ある意味で普遍の法則について書かれている書籍は、何冊も読む必要ないでしょう。

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