30代を無駄に生きるな|あらすじとポイント

レビュー

「30代を無駄に生きるな」は、斎藤一人さんの末っ子弟子と言われる永松茂久さんの著書です。(斎藤一人さんは10年以上長者番付にランキングしていた納税王と言われる人)

30代の貴重な10年間をどう生きるのかで、人生の9割が決まる。30代の10年間を有意義に生きるためのヒントが書かれています。

目次

作品情報

本のタイトル|30代を無駄に生きるな

出版社|きずな出版

ページ数|264ページ

発売日|2019年11月21日

単行本(ソフトカバー)の他にAmazonのKindleも購入可能

著者

著者は永松茂久さん。2001年に行商から商売を始め、ダイニング陽なた家を口コミを主に成功させる。実業家斎藤一人さん(納税王といわれる日本で有数の成功している実業家)の末っ子弟子。本書の他にも、自己啓発・ビジネス書の著作が多い。最近の主要な著作では「人は話し方が9割」「喜ばれる人になりなさい」

あらすじと感想

30代の10年間の生き方で人生の9割が決まるのだから、この10年間を有意義に生きろ、無駄にするな、というタイトル通りの永松茂久さんからのエール。

もうすぐ30代になる人、30代になって部下ができた人、仕事や家庭の関係性について考えている人、上司との関係に悩む人、40代になって自分の30代を考え直したい人たち他に向けて発信されています。それは自分の人生に問題意識を持っている人たち。永松茂久さんが考える30代の人達への生き方のヒントが書かれています。

あなたが30代なら、もうじき30代になるなら、ぜひ読むことをおすすめしたい一冊です。30代でリアルタイムで大きく変わる人もいますし、30代の経験が40代以降に大きく作用して変わる人もいます。

20代30代にいる間は、「人生」という言葉自体に現実感が薄いという人が多いのだと思います。しかし30代後半に入る頃には、社会人の中堅の存在として、世の中や会社へ関わっていることを実感することが増えていきます。

この本には、確かにヒントが書かれています。もし30代になり、自分のこれからを具体的に考え始めているのなら、「30代を無駄に生きるな」を読み、日々の自分の仕事・生活・生き方で検証してみるといいです。考え方・行動のきっかけになると思います。

一つだけ難点を言えば、自己啓発本の範疇を超えていないことです。つまりビジネス書的なエビデンスはありません。数字を拠り所として検証できる内容ではありません。自己啓発本は精神論だけじゃないか、という方にはなじまない可能性があります。

しかし、それでも30代という重要な年代に注目し、書かれている内容には共感し、30代の方が目の前にいればおすすめする一冊になるものです。

重要ポイント

本書に書かれている重要なポイント、つまり役立つポイントを紹介します。詳しくは本書を読んでみてください。

30代での考え方について

・自分を知ることから始める。棚卸しすることが大事。実は捨てたほうがいい無駄なものを持っている
・自分の強みに気づくことが大事。強みとは自分にとっては軽くできる普通のコトだが、他人からスゴイと言われたこと。
・ネット情報や周りの情報に流されないことを意識する。自分で決めることが大事です。
・人は失敗や負けることで学んで成長するものです。
・いちばん大事なことは行動することです。

人間関係について

・人間関係は変わっていくものと考えることです。
・人に頼ることから卒業し活かす事を考えるようになりましょう。
・社会人としての礼節をきちんとすることです。大人の年代だからです。
・メンターを見つけよ

仕事について

・起業すること、副業することを考えてみることです。
・仕事で質を目指すには量をこなすことです。圧倒的な量です。
・30代までを一区切りと考え、40代に備えることです。

人から好かれるには

・好かれる人でいることはとても大事なこと。そのためには共感できる自分を意識する。
・ビジネスは、話し方・聞き方・伝え方が重要
・好かれるためには、目上への配慮・酒との付き合いなども大事な要素

習慣について

・言葉の使い方はとても大事。見られています。
・読書の習慣を身につける
・人は外見で判断するものです。外見を整えましょう。

生き方について

・カンタンに成功できる近道はない
・徳を積むこととは、人に喜ばれること、人のために時間を使うこと、対価がないほど高い徳を積める

まとめ

もうすぐ30代という人、すでに30代の人、もう30代後半の人、本書はきっとあなたが人生を考えるヒントになってくれるでしょう。

独身という人、結婚したばかり、子供がいる人、残念ながら離婚した経験ある人まで、経験の違いが広がっていく年代でもあります。それぞれの方々が、自分に向けて書かれた本なのだと考えて、読んでもしっくり来ると思います。

読書をすることで、本の中に1つか2つ強く共感やヒントが見つかれば、良いホントの出会いがあったということになります。本書はそういう一冊になるはずです。

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