読書効果が高い本のジャンルは何?求める目的によって違う

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読書効果が高い本のジャンルはあります。但し、求める目的・期待する効果によって、最適なジャンルは異なります。

目的によっては、どのジャンルでも良い場合もありますが、望む効果に合わせてジャンルを選ぶ方が、効果を感じやすいです。

目次

読書効果が高いジャンルは何?求める効果目的によって違う

読書で得られる効果が高い本のジャンルは何なのか、気になる人も多いと思います。

しかし実際には、読書によって頭の回転を速くしたいと考える人もいれば、読解力・語彙力を高めたいと考える人もいます。あるいは、今起きている問題の解決のヒントを探している最中なのかも知れませんし、単純に、知識を増やし教養レベルを高めたいと考えているのかもしれません。

当然ながら、それぞれの求める効果や目的によって、最適なジャンルは違います。

読書のジャンルと語彙力・文章理解力への影響について研究論文

語彙力・文章理解力の発達に及ぼす読書のジャンルの影響」という研究論文が2017年3月に4名の研究者の連名によって発表されています。

研究によれば、2009年のPISA(学習到達度調査、OECD)の内容について調査研究が行われています。本の種類を、フィクション、ノンフィクション、新聞、雑誌、コミック(漫画)の5つのジャンルに分けて、読解力に関する調査が行われました。

調査は日本の高校1年生に対してと、OECD加盟国の対象者(15歳)に対して行われています。結果、読解力が高いと判断されたのは、フィクション、ノンフィクション、新聞を読んだグループでした。この結果は、日本の高校生とOECD加盟国の対象者にも共通の結果でした。ついで雑誌と漫画については、日本ではどちらも低い結果になりました。しかし、OECD加盟国の対象者の結果では、雑誌を読む方が読まない人より高く、漫画は読まない人が読む人より読解力が高いという結果が出ているのは、興味深い部分です。

またアメリカの小学6年生を対象とした調査では、フィクションの読書習慣がある人の読解力や語彙力が正の相関関係があることがわかっています。さらにイギリスの7年〜11年生を対象とした調査では、フィクション・雑誌・新聞・デジタルテキストで調査を行ったところ、フィクションのみ正の相関関係があったとしています。

読書効果の確認

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一般的に読書をすることで得られると言われる読書効果と目的には次のようなものがあります。

・脳を活性化したい〜頭の回転を速くしたい

・ビジネスで使われる知識レベルを上げたい〜仕事をする上で分からない言葉や事柄を減らしたい

・読解力を上げたい〜相手との間の文書・メールを正確に理解し、相手が言うことを理解したい

・コミュニケーション力を上げたい〜職場の人間関係(上司との関係、部下との関係)をよくしたい

・思考力を付けたい〜考える力がほしい

・集中力を高めたい〜集中できない自分を改善したい

・自信をつけたい〜自分自身への不安を改善したい

・一般的な知識力を高めたい〜誰とでも話せる話題が豊富な人になりたい

・文章力を高めたい〜書類や文章をもっとスマートにかけるようになりたい

・要約力を高めたい〜上司から何を言いたいのか分からないといわれたくない

・問題発見と解決力をつけたい〜現状の困難を解決できるヒントが欲しい

この他にもまだあるかもしれません。読書で得られる効果や変えたいこと改善したいことの目的も様々です。

また読書をしない人は、本を読む事でそんなことが出来るのかと思っている人が多いでしょう。読書を娯楽だと考え自分には意味が無いと考える人が多いからです。

例えば筆者は、現場営業責任者だった時に、「まったく人気が無い商品をどうしたら完売できるか」「未経験業種で大手に対抗する方法はないか」というかなりの大問題を解決してきた経験の中で役に立ったのは、本の中から見つけたヒントでした。

かなりの大問題でも、本の中に書かれている先人の言葉や考え方が解決のヒントになることがあるのです。

求める読書効果からジャンルを選ぶ

どんな読書効果も得られるという本のジャンルはありません。

今自分がどのジャンルの本を選ぶのが良いのかは、求める効果や目的から選ぶのが良いです。その点にズレがあると、読書をしても意味が無いと思い込んでしまうことになるのかも知れません。

当記事では、スペースの関係もありますので、求める読書効果は主だったものを紹介してまいります。

特に目的は無い・色々なことに関心を持っておきたい

会社経営者などに多いですが、いつどこで誰と会うか分からない、誰とでも共有共感できるよう知識レベルを上げておきたいという人がいます。こういう方は、オールジャンルです。本の読み方で言えば、乱読です。

手当たり次第に何でも読むと良いです。過去に、マイクロソフト日本支社長だった成毛さんが「本は一度に10冊読め」という書籍を書いています。10冊がハードルが高ければ、3〜4冊でも良いので、家の中や会社のあちこちに置いておくのです。そして、その場所でそれぞれの続きを読んでいきます。そんな方法も有ります。

広く浅く色々なことを知っている、という人になります。

ビジネスで使われる知識レベル・読解力を上げる

業界専門用語でなくとも、ビジネス現場でしか使われない言葉が、職場で使われていることは多いです。それがいわゆる公用語的に使われている場合、言葉を知らないと仕事が出来る以前の話になります。

この目的に最適なジャンルは、ビジネス書全般です。古典的な書籍と新刊が良いです。ビジネス書の中には50年以上、あるいは100年以上前に書かれたような古典的書籍の中に、今でもその原理が通用する書籍があります。

知識・言葉のレベルと考えると、新刊の中から選んでも良いです。ジャンルとしておすすめするのは、古典的名著と新刊です。

人間関係をよくしたい

人間関係について興味深いのは、上司との関係性について悩んでいる場合、実は相手の上司の方も悩んでいるというケースがあることです。上司と部下と同じように、先生と生徒、親と子の関係も同様です。

多くの場合、相手も悩んでいるとは思っていません。中には、何か感じてはいるものの、具体的には考えていないという場合もあります。おすすめするジャンルは、コーチングのジャンルです。コーチングというと、上の者が下の者へのイメージがあるかも知れませんが、部下が上司を誘導するコーチングもあります。

他には、心理学の本もかなり読みやすい書籍(アドラーなど)が増えましたので、おすすめのジャンルです。また、ビジネス書と自己啓発の間に位置するようにして、人間関係に関する名著(人を動かす・7つの条件など)があります。

コミュニケーション力をつけたい

コミュニケーション力は、先の「人間関係をよくしたい」のジャンルでも応用可能です。もう少し分かりやすいのは、小説かもしれません。

コミュニケーション力を高めるには、相手の心理状態へむけて想像力を働かせる必要があります。相手が顧客や取引先であれば、はっきり言葉に示してくれない場合も多いです。相手の声色や表情の変化、言葉の変化などの少ない情報をよく観察して、想像しなくてなりません。

小説は、ビジネス書と違って、ストーリーを楽しむだけではなく、心象風景や情景など、細かな描写を読み味わうのが魅力です。ストーリーだけを追求して読むのは勿体ない読み方です。

顧客や取引先の人とは面談の場合もありますし、メールや電話だけということもあります。想像力を働かせたコミュニケーション力をつけるには、小説が最適ジャンルです。

語彙力(ボキャブラリー力)を上げたい

語彙力が高いとは、沢山の言葉をしっていて使いこなしている状態です。自分の居場所によって最適なジャンルは変わります。一般的には、小説を中心にオールジャンルとなります。

但し、職場での語彙力となれば、さきの「ビジネスで使う知識レベルを上げる」のジャンルが優先されるとおもいます。

俗に言われるボキャブラリーが不足しているといわれるのは、仕事面というよりは、日常面においてのことと思われますので、もしもその様な指摘をされた経験があるのでしたら、最適なジャンルは小説となります。

但し、「君の話は何を言いたいのか分からない」というのは、ボキャブラリー不足がゼロではありませんが、要約力がないという問題があります。その場合は、本のジャンルではなく、要点をまとめる練習をする必要があります。

例えば、読書感想文を書く練習をすることで、要約力は身に付けることが出来ます。

問題や困難を乗り越える

全てのビジネスマン・ビジネスウーマンは、仕事を進めていく上で、なんらかの問題や困難を乗り越えて成長していきます。残念ながら成長できずに、逃げる人もいますし、思考停止したまま誰かが解決してくれることを待つ人もいます。

問題や困難の乗り越え方は様々だと思います。自分が主体となって乗り越えなければならないことが多いはずですが、うまく乗り越えられると、次には高評価という場面になる事が決まっています。ですからある意味正念場とも言えます。

おすすめするジャンルは、ビジネス書の中でも、問題発見と解決に関するジャンルです。殆どの場合、どうやったら解決できるのかに集中してしまいがちです。しかし、重要なのは、問題発見なのです。そして本当の問題点は、少し見えにくく隠れている場合が多いです。売れないお店や売れない営業にも、必ず問題点があります。

時間がかかる問題点もありますが、多くの場合は、解決可能なものです。

脳を活性化して、頭の回転を速くしたいなら

この読書効果を得るには、ジャンルではなく、読み方に注目して下さい。脳トレのイメージです。既に読んだことがある本でも良いです。少し難しいと感じる本を最適です。出来る範囲で速く読むことです。声に出して素読して下さい。途中で意味が分からない言葉が出てきても、スルーしてドンドン声に出して読み進んで下さい。

脳がトレーニングされる読み方です。出来れば、何度か繰り返すと更に効果は上がります。

まとめ

読書効果が高いジャンルは求める目的によって異なります。

また小説を読んでも娯楽だから意味が無いと思っている方は、小説を読むことにもきちんとした読書効果があることがお分かり頂けたと思います。

他に、頭の回転をよくしたいとか、滑舌をよくしたい等の場合は、ジャンルではなく読み方で解決していけます。本を読む事自体が脳を鍛えることだからです。少し速く読むこと、声を出して読むこと、沢山読むことで、記憶力や集中力についての効果も期待出来ます。

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