読書の効果を上げる方法を紹介します。
ただし、読書の効果は、例えば頭の回転を早くするという効果と、語彙力の効果を高めるのでは、やり方が違います。やり方を再現することは、具体的でカンタンなことが多いです。
どんな読書の効果を上げたいかに沿って読んでいただくと、役立つヒントが見つかりやすいと思います。
読書の効果を上げるのはカンタンにできることばかり
当記事で紹介する読書効果を挙げる方法は、カンタンなことばかりです。
ですので、セミナーに通ったり、オンラインスクールで学ぶことをお奨めするのではありません。今日からでもすぐにできることです。
ただし、いつでもカンタンにできることは、自分でルールづくりや仕組みづくりをして始めていくのがおすすめです。カンタンにできることは続けるのが難しいからです。
例えば、毎日のスケジュールとして、紙に書いて壁に貼るなり、スマホにスケジューリングする形をした方が良いです。
読書の効果は大きく分けると2つ
まず、読書の効果には何があるのかを再確認することがおすすめです。目標や目的をスケジュールと一緒に決めるのが、実現できる方法でもあります。
実は読書の効果について考えていきますと、2つに分かれることにお気づきでしょうか。一つは、脳の基本能力が上がる効果です。もう一つは、読書によって得られた知識情報によって効果が得られるということです。
読書によって脳の基本性能が上がる効果がある
読書は娯楽としてゆっくりと読んでいる場合は、知識情報を穏やかにインプットしている状態にあり、脳の基本能力(思考力・記憶力・集中力など)に、大きな変化は期待できません。
脳に対し負荷がかかる読み方をしていくことで、読書は脳をトレーニングする方法になります。いわゆる脳トレです。少しだけ体を鍛えることと似ています。
体に対して、ストレッチや筋トレをしていくと、体は筋肉がついたり、可動域が広くなったり、速く動かすことができるようになったりします。
脳も脳トレをすることで、思考力が速くなったり、記憶力・集中力が高くなったり、します。身近なことでは、学校の試験や、大人の場合なら資格試験などで、深く記憶するために何度も本を読んだり、同じ問題を何度も解いたりします。
ですので、頭の回転を良くするためや、集中力を高めたり記憶力を高めようと、多くの方はすでに体験済みなのです。
インプットした知識情報から得る効果
一般的に読書の効果といえば、知識情報を読み込むことでインプットし、様々な効果を得る方が知っていることかもしれません。
読書をすることで、よく言われるように、読解力・語彙力・文章力などの能力が上がるという1次的効果があります。そして1次的効果が身に付いてくると、その後2次的効果に発展します。それは、人から評価されるようになり、仕事の役割が変わり(出世)、給料(年収)が上がっていくということです。
読書の効果の基本性能を上げる方法|カンタンだが継続の難易度はある程度高い
読書効果で脳の基本能力を上げる方法は、脳トレとして読書をするということです。方法はカンタンなことが多いです。以下の通りですので、今日からでもできることです。
・早く読めるように意識して読む
・声を出して読む・・・一般的には音読ですが、素読も効果的です
・朝イチで読書する・・・目が覚めたら、なるべく早く読み始めます
・毎日読書する・・・週に何回というより毎日が効果的
・たくさんの本を読む・・・色々な本をたくさん読みます
・同じ本を繰り返し読む・・・少し難しいと感じた本は何回か読むことです
脳をトレーニングしている印象を持たれたのではないでしょうか。脳トレの方法は読書以外にもあります。計算をしたり、ゲームで鍛える方法もあります。
しかし、脳トレとしては、読書が一番おすすめです。脳を鍛えながら、知識情報のインプットもできるからです。体をトレーニングするようにして、脳をトレーニングすることで、脳の中の神経細胞のつながりが増えたり太くなって高速になったりと変化しますので、基本能力(思考力・集中力・想像力など)効果が上がってきます。
少し難しいと感じた本は最初はすらすら読めないと思いますが、2度3度と読むうちに、脳の中に発生した神経細胞のつながりが太くなり、早く読めるようになっていきます。不思議なことに、早く読めるようになっていくと、難しいと感じていたはずの内容の理解もできるように進化していきます。頭の回転が高速化していきます。
読書の効果はアウトプットすることで上がる|インプット情報から効果を得る
一般的に言われる読書の効果とは、読解力・語彙力・文章力の能力が上がることです。本の内容を理解して、仕事などに活かすということになります。よく言われるように、本を読んでるだけでは効果がないという部分です。
この効果を上げるには、内容を理解し、行動に刷り込んでいく方法が効果的です。
・行動で実践
・ノートに書く
・読んだ内容について話す
よく言われるアウトプットするということです。アウトプットすることで、脳にインプットされた知識は、自分の行動に再生されるようになります。
そのためには、覚えたことを行動で実践してみることです。もし、今日明日に行動で再現できないことでしたら、専用のノートを用意して、読みながらノートに書いていくことです。
心に響いたことを原文からに抜き書きするだけでも効果はあります。また、「自分の仕事や人生に活かすとしたらどうするか」と考えて、「こうやって仕事に応用する」と書いてもいいです。
また、同じ本を読んだ人がいる場合は、その人と本についての意見交換をするのも良いです。自分の感じたことと、違う気づきを発見することがあります。
まとめ
読書の効果を上げる方法は、目的によって使い分けると良いです。
脳の基本能力の効果を上げたい場合と、知識情報を活かした効果を上げる場合は、方法が違います。
ときに本を読むだけでは意味がないという言い方をしますが、脳トレ的に考えると、音読をしたり高速に読むことで、脳が活性化しますし、同じ本を何度か読むのはつまらない感じがするかもしれませんが、脳トレとしては有効です。
ただ読むだけでは、知識量を生かした効果は少ないですが、頭の回転は速くなり、集中力がアップするなどの効果を上げることができます。
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