読書ノートはビジネス書や自己啓発本を読むときに、書くものと思っている人がいるかも知れませんが、小説を読む場合でも、読書ノートを書くメリットがあります。
本の内容を忘れにくくなります。
読書ノートは小説でも書くメリットがある
読書ノートは、記録管理の他には、勉強する目的の意味合いが強いツールです。その為、読書ノートはビジネス書や自己啓発本を読んだときにこそ、意味があるとされています。
では、小説を読むときの読書ノートにはどんな意味や目的があるのか確認をしておきましょう。
読書ノートを書く目的|小説とビジネス書では違いがあるのか
ビジネス書は、主に知識情報を得ることが多い書籍です。ビジネス書を読み読書ノートに書く内容は、知識情報についての気づきやアウトプットが増えます。
では小説を読んで読書ノートを書く場合の目的は何でしょう。
小説の場合は読書ノートの目的はアウトプットとインプットを併用か使い分け
ビジネス書の場合、記録管理する読書ノートの他に、読みながら抄録してインプットを強める読書ノートと、読み終わってから要約や感想文をアウトプットする読書ノートの書き方があります。
しかし小説の場合、ビジネス書のように知識情報を得るために、読むことは少ないです。
物語を楽しむこと以外に、登場人物の心の動きから想像力や発想力が刺激される事が多いです。また読書量が増えることで社会人の基礎能力が高まる効果もあります。語彙が増えることで読解力が高まり、良い文章の手本を数多くインプットすることになりますので、文章力も高まります。
ですので、小説を対象とした場合、読書ノートの目的は本の内容を忘れないためという意味が強くなります。
ただビジネス書ほどではないにしても、読書の途中で心に響く文章に出会いがあるかも知れません。そんな時は、読書ノートに抄録(原文のまま抜き書き)しましょう。
中心となるのは、アウトプット式になると思います。読み終わったら、あらすじ(要約でもOK)を書いて、感想文を残すと、本の内容が残ります。
ビジネス書の場合の読書ノートの目的は明確
ビジネス書は、学生にとっての参考書に近いものです。社会人となったら、人生と仕事で悩むことが増えたり、ビジネススキルを高める方法として、ビジネス書を読むのです。
読書ノートは、勉強としてビジネス書を読むことを補完するものです。
アウトプットが良いか、インプットが良いかは、自分の目的で変わります。
読書ノートの書き方|小説の場合
最近の小説は、ビジネス書によった本や自己啓発本によった本もあります。ですので、一概に、決めつけることはしない方が良いと思います。
またビジネス書のように、読み始めるときに、本を読む目的を考えて読むことは少ないと思われます。ですので、読了後に書くアウトプット式のスタイルが中心になると思います。
ただ読んでいく途中で、心に響く文章に出会ったら、読書ノートに抄録しておくことも併用して良いでしょう。
読了後には、あらすじか要約を書いて、自分の感想を残すと、本の内容を忘れにくくなります。
・本についての情報(タイトル・著者名・出版元)
・読んだ日付
・あらすじ(要約)
・抄録(心に残った文章)
・感想
小説の読書ノートを書き始めると忘れないだけではなく
読書ノートをはじめる効果は、本の内容を忘れにくくなるだけではありません。
読書量が増えてきていますので、語彙が増えていますし、言葉の理解が深まる事で読解力も高くなっていきます。
そして、あらすじや要約と感想を書いていくことで、文章力と要約力がついていきます。
語彙力・読解力・文章力・要約力は、社会人の基本スキルとして最も重要なスキルです。そして、小説の場合、登場人物の心の変化を想像することも多くなり、想像力も高まるのです。
読書ノートをめんどくさいと考える人もいますが、続けることで社会人の基本スキルが高くなっていきますので、おすすめです。
まとめ
読書ノートは、読書の後で本の内容や感想や気づきについて、書き残すものです。ビジネス書や自己啓発本のイメージがあるかも知れませんが、小説の場合も有効です。
毎月2〜3冊以上読むことが増えてきたら、読書ノートをはじめると、本の内容を忘れにくくなります。
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