読書の後でノートにまとめるという読書ノートの方法を実践している人は多いと思います。
誰かに読書ノートの有益性を聞かされ、なんとなく始めた人も多いのかもしれません。
では、具体的な効果等については、知っているでしょうか。
やはり理由や目的を理解した上で、読書ノートを書く方が長続きしますし効果も出やすいです。
当記事では、読書ノートの有益性や効果についてまとめて紹介しています。詳しくは各項目の「詳しくはこちらから」をご覧ください。
読書の後でノートにまとめると有益な理由|まとめ
読書ノートは、読書をしてから、ノートにあらすじと感想、あるいは要約文と感想を記録しておくものです。
めんどくさいという声もありますが、管理上の効果や記憶やアウトプットに関する効果があります。
読んだ本を記録する理由
読んだ本を記録する主な意味は、以下の3つです。
1)読んだ本を忘れないため
2)読んだ本を整理し管理するため
3)要約を書くことなどで脳にインプットしやすくなるため
実は一度書くだけでは忘れてしまいます。後述しますが、このノートを後に復習している材料にするのです。
読書ノートは本当に意味ないのか?読書効果を最大化する方法
この記事「読書ノートは本当に意味ないのか?読書効果を最大化する方法」では、読書ノートの重要性と効果的な使い方が解説されています。読書ノートの一般的な誤解、なぜそれが「意味ない」と感じられるかについて詳しく掘り下げ、個々のニーズに合わせた効率的なノートの作成方法を紹介しています。さらに、記憶の定着、理解の深化、創造性と批判的思考を促すノートの書き方、デジタルツールの活用法にも焦点を当てています。記事全体を通して、読書ノートの真の価値を理解し、より充実した読書体験を得るための方法が提案されています。
記事の全文はこちらで読むことができます。
読書ノートはめんどくさいが効果がある
読書ノートを毎回書くのが面倒だという人がいます。管理の目的で記録している場合は、それほど負担にはならないと思います。しかし要点を書き出したり、要約文を書いているという人は、だんだんと面倒に感じてしまうこともあるかもしれません。
読書ノートは小説でも効果がある
ビジネス書や自己啓発本なら、読書ノートをあとで再読することもあります。しかし小説の場合には復習するような知識情報などは少ないのではないかと考える人は多いのかもしれません。
しかしビジネス書には書かれていない、登場人物の心の内側を想像するなどは、小説ならではのことです。頭の中でモヤモヤと考えてるだけではなく、ノートに書くことで整理もしやすくなります。
本の内容を忘れやすいなら24時間以内に読書ノートを書く
実は人は新たに覚えたはずの記憶は短期記憶として認識され、20分もすると4割を忘れ、翌日には7割を忘れるようになっています。一方で何度も繰り返し入力された情報や強い感情を伴って覚えた記憶は長期記憶として保存されます。長期記憶になると何ヶ月も何年も忘れない記憶になります。
読書ノートを後述する繰り返しの復習の材料とするため、読書が終わったら24時間以内に読書ノートを書くのがおすすめです。
読書ノートを選び方|おすすめポイント
読書ノートを選ぶときのポイントで大事なのは、継続しやすいか、整理しやすいか、読み返しがしやすいか、という点です。
サイズと厚さは持ち歩きがしやすいことと、整理がしやすいサイズにするといいです。ノートを開いた時のページがフラットになっているのが好みという方もいると思いますが、機能的な違いはないので、好みです。
罫線と紙質は、メインのペンを何にするのかによって違うかもしれません。万年筆、ボールペン(水性と油性)、シャーペン、加えてマーカーを使うかなど、ペンのインクによって裏移りしやすいものや、紙の上を滑る感じにこだわる人もいますね。
整理や管理以外は、好みになってしまいますが、マインドが上がる方が継続しやすいので、こだわって選んで良いのだと思います。もし読書量が多くなれば、コストの問題も出てきます。
読書ノートで復習すれば忘れにくい
先に紹介した短期記憶は、どんどん忘れてしまうようにできています。記憶を保持しておける時間は数分から数10分であると分かっています。全部を忘れるわけではありませんが、翌日には7割忘れてしまいます。
ただ繰り返し復習をすることで、忘れる割合が減っていきます。理想的には、翌日に一度復習、1週間毎1ヶ月後に、復習をすると記憶は長期記憶に移行し、忘れにくくなることが分かっています。
復習する際には、本や文章を再読しても良いです。しかし、再読には時間がかかってしまいます。有益なのは、読書ノートを使う方法です。読書ノートに書き込んだ内容を再読して復習すれば、数分から10数分の復習でも読み始めていくと、記憶が蘇るはずです。
手書きの読書ノートのメリット
読書ノートを書くには、いくつかの方法があります。最近だと、スマホやタブレットのアプリを使って入力する方法が増えているかもしれません。あるいはパソコンでワード系やエクセル系のアプリを使って入力する方法も愛用者がいます。そして以前からある手書きノートで書いていく方法です。
デジタルのほうが、管理上のメリットや検索できるメリットがあります。手書きのノートは、続けるほどにノートが増えていきますし、検索機能はありません。
しかし、手書きのノートは、指を使って手書きをすることで、脳に良い刺激を与えるので、情報が脳に定着しやすいと言われています。また手書きの利点を活かし、カラフルに記録をする方もいます。
再読し復習することを前提に読書ノートを作るのであれば、手書きのノートには、デジタルツールにはない大きなアドバンテージが生まれます。
読書ノートはアウトプット
読書をすることはインプットです。人はインプットするだけでは忘れてしまうように出来ています。また外から入ってくるインプット情報は脳で短期記憶と長期記憶に分けられます。ほとんどの情報は短期記憶に入れられて、数分から数時間後にはどんどん忘れるようにできています。
長期記憶に残ると数年レベルで記憶に残ります。脳はその情報が命に関わるかどうかを基準に短期と長期に分けていると言います。命に関わるどうかは、強い感情と共に入力されるか、何度もインプットとアウトプットを繰り返すことが基準となっています。
ですので、読書をして有益だと感じる情報については、インプットの後でアウトプットを繰り返し、短期記憶から長期記憶に移行するように、意図的に行動するのです。
アウトプットは、書くこと・話すこと・行動することです。
まとめ
読書ノートを書いた方がいい理由や、続けるべきメリットについて、まとめています。
読書ノートを書いた方が良いメリットは、明らかです。ただ人によっては求めるものではない可能性もあります。
自分にはあった方がいいのかと考えてみると良いです。また読書ノートを書かなくとも、毎回深く理解して読んでいく読み方をするという方もいるかもしれません。そして復習で再読するときには、本を飛ばし読みするという方法も有効です。
いずれにしもて自分がやりやすい方法で、読書の効果を深めるということです。
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