文章力は社会人の必須能力|12の気づき

文章力 (2)

知らないかもしれませんが、文章力がない人は本当に大変なんです。

実は本人は割と軽く考えている人って少なくないのですが、文章力がない人って、言葉が不自由な状態にあります。

つまり文章を書いたり話したりすることに、欠陥がある状態です。

受け入れる会社側としては「勘弁してください」という気持ちになります。

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文章力は社会人の必須能力|12の気づき

「すみません。文章力ないんです。(ヘラヘラと苦笑)」顧客に送ろうとするメールを見せてもらおうとしたら、先の回答と、ひどいメール文章を見せられ、何度も何度も書き直した経験があります。

おかしな日本語の文法と、間違えた言葉(熟語)の使い方。30歳の社員は、なかなか変わりませんでした。

日本には、本を読まない人が4割から5割近くいる(さまざまな調査結果により)とされています。実は、この割合は世界的に見てもかなり低いということ、ご存知でしょうか。

世界の15歳の子供たちがPISAという学力テストが3年後に実施(現在はコロナで中断)されています。を受けています。その結果が悪く、日本の子供たちの読解力不足が問題になっていますが、現実社会では大人も同じです。

社会人になってから「文章力」が大事だと気づく人

社会人になってから、知らない言葉が多すぎたり、文章を書けないことで、こんなはずじゃなかったと、感じたということを聞いたことがあります。

本を読んで勉強して、文字を書いて、読むという行動は、10代までなんだと思っている人が多いのだと思います。

現実はそうではないです。テストで何点取れたかということは、社会人にはありません。しかし、テストの代わりに顧客や取引先、社内では上司から、点数ではない評価をされます。

文章力がなければ、顧客と商談は進みませんし、取引先との交渉もできません。その結果、契約は取れないし、プロジェクトメンバーだったとしても、周りに迷惑をかけるので外されるかもしれません。その結果、上司に文章力が低いと評価され、先の仕事や昇進昇給にも影響が出ます。

この時点で、やっと「文章力がない」とまずいんだと気がつくのです。

かなり厳しく聞こえると思いますが、今時の社会人は文章力がないというのは、仕事ができない人だとみなされる傾向があります。なぜなら、顧客にしても、取引先にしても、やり取りはメールが基本だからです。ですので、メールを書けない社員だと上司に思われれば、次の営業のチャンスは回ってこなくなります。

取引先もほんの些細な会話や挨拶は電話でしますが、仕事に関する要件についてはメールで確認するのが一般的です。これは電話の場合の、言った言わない聞いてない、などの聞き落としなどの防止のために、今はどんな仕事も電話ではなくメールです。メール文が書けないと仕事になりません。

また文章を書くのが苦手だとしても、社会人として働くことを考えると、文章を書かないですむ仕事は選べる職種や業種はかなり狭い範囲でしかありません。文章を書くのが苦手でも、書き方を覚えればそんなに難しいことでもありません。苦手だと感じているのは、経験が少ないことと、書くための準備をすることなどの手順を知らなかったことに原因があるのかもしれません。

文章力のある人は、例えば、営業であればあったことも話したこともない相手でも、言葉と文章の力で契約に至ることもあります。魔法の言葉や何かではなく、読みやすくわかりやすい文章が相手に伝わると、そんなことも起きるのです。

文章力とはどんな能力なのか

文章力とは、辞書で調べると、文章を書く能力とあります。では、実際の場面で、文章を書くとは何をすることなんでしょう。ペンを持って文字を書く、パソコンのキーボードを叩いて入力するということは、文字を書く能力であって、文章を作成する能力ではありません。

文章力に自信がないなら鍛える

一昔前の営業であれば、電話と自分のトークだけで営業ができたかもしれません。しかし、今の時代では、電話で話せる機会はどんどん減少しています。また、営業ではない人であっても、計画書や稟議書や伺い書など、会社の中にはたくさんの書類を書く場面がたくさんあります。

自信がない人や、自分が書いた文章を他人から評価されたことがない人は、鍛える必要あります。

鍛えるといっても、理想となる形を理解しているでしょうか。良い文章とはどんなものでしょう。ここを理解していないと、間違えた方向に勉強してしまうことになるかもしれないので注意です。

「いい文章」「文章力が高いとされる文章」とは、相手にとって読みやすいこと・分かりやすいことが肝心です。もちろん、こちらの言いたいことが正確に相手に伝わることは必須です。

絵を描いたり、楽器を上手に弾けたりもそうですが、いい文章・わかりやすい文章を書けるようになることも技術です。技術を習得するのに1番の近道とされるのが、「手本をまねる」ことです。ですので、一番最初は、書写しから始まります。

その次には、自分が書きたい相手に合わせて、真似られる部分を応用して書いていくことです。顧客の名前だけを変えて、他の部分をパソコンでコピペするのではありません。これをすると最悪の評価を受けることになります。コピペは努力ではありません。

文章力をつけるには読書!それだけでは不十分?

文章力をつけるには、言葉を知らないといけないということで、本を読むことから始めます。

しかし、本を読んでいるだけでは知らない言葉が少なくなり、文章で使えるようになりますが、文書を書けるところまで行きません。文章力とは、一文の読みやすさだけではなく、1〜2ページの文章全体として、読みやすくなっている必要があります。

つまり、文章の流れや構成が、読みやすくないといけないのです。それを学ぶには、読書感想文を書くことが最適です。学校の授業や宿題で悩まされた読書感想文は、社会人の文章力につながっているのです。

また、文章力で悩んでいる人が多いせいだと思いますが、「文章力を身につけよう」という種類の本は、かなりたくさん出版されています。(Amazonで検索すると、8,000以上ヒット)どの本を読めば参考になるのか、役に立つのか、迷うと思います。また、何冊か書い直す人もいます。

当サイトから、文章力に関する本を紹介するなら、1冊だけです。社会人の文章力としては、この本を1冊読んで書くを繰り返していけば、十分なレベルが身につくものと思います。「新しい文章力の教室」です。

文章力をつけるためにトレーニングや講座も利用する

文章力を身につけるにはどうすればいいのか。個人によって、合う合わないがある部分です。本を読んで、独学でできるようになる人もいますし、スクールやオンラインで勉強する環境がある方がいいという方もいます。

文章力に関する本が多いことと同じように、文章力を身につけようとオンライン講座がたくさんあります。短いものは1〜2ヶ月、長い講座は半年ほどまで様々です。

文章力について軽く考えている人は、一定の年齢になったら、文章力なんてそれなりについてくるものだという幻想を持っている傾向があります。残念ながら、人間の脳は経験からしか学んでくれません。ある能力がゼロから生まれてくることはないのです。

しかし時間には限りがあり、全ての物事を自分の実体験として経験することは不可能です。だから読書をするのです。読書は追体験をさせてくれます。脳は実体験と追体験の見分けがつかずにインプットされていきます。

ですから、言葉についても、自然と覚えるのではなく、読んで意味がわからず、調べて覚えるを繰り返すうちに、調べる回数が減っていき、言葉をたくさん知るようになります。文章を書くときにも、それが活かされます。

オンライン講座に興味はあるが、時間が取れるか自信がない、という人はスマホのアプリを利用すると良いです。

文章力のレベルアップに必要な語彙力を上げるためのアプリがあります。文章をかいてWeb公開するという、少し緊張感があるアプリもあります。

文章を書いたらチェックも必要です。文法チェックや、書き方のルールチェックをしてくれる文章校正をしてくれるネットのサービスもあります。

そして文章を書き終えたら、提出や発信をする前に、校正チェックをすることです。

もし誤字脱字があれば、書き手の評価と信頼性が低下します。

まとめ

社会人になってから、多くの人が「しまった」と後悔しているのが、文章力を蔑ろにしてきたことです。あなたがこれから社会人になる方なのか、すでに会社員になっている人なのかは分かりませんが、想像してみてください。

文章を書けない会社員って想像できますか。努力しないと学べないことです。

すでに中堅社員となり、そのままのスタイルでやって人は、文章力を身に付けないと、給料は上がらないし、出世もしないですが、理解しているでしょうか。もし課長や部長になったら、覚えることと思っているのなら、順序が逆です。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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