読書量の平均や適切な目安|読書量を増やすには

読書量

読書量は重要です。読書をすることは、新しいことを学び、語彙を増やし、想像力を豊かにすることができます。また、読書はストレスを解消し、リラックスするのにも役立ちます。

読書量が多い人は、読書量が少ない人に比べて、語彙力や言語能力が高い傾向があります。また、読書は問題解決能力や論理的思考能力を向上させるのに役立つという研究もあります。

目次

読書量の平均や適切な目安|読書量を増やすには

読書をするようになると読書量の適切な目安がどのくらいなのか気になるかもしれません。また知識の獲得には、普段どの程度の読書量が必要なのかも気になるでしょう。

自分の読書量が少ないと気づいた場合に、読書量を増やすための方法やコツ、そしてメリットや効果についても気になるかもしれません。

読書量の平均と適切な目安

読書量の平均は、個人や地域によって異なるため一概には言えません。しかし、一部の調査や統計によると、一般的な平均読書量は平均で10冊程度と言われます。ただし、1ヶ月に1冊の本を読まないという人が約半分近くいるという調査結果があります。

一般的に本を読むとされる人の中での平均と考えると月に1冊から2冊程度と考えると良いでしょう。

読書量が多い人は何冊読んでいるのか

読書量が多い人をどう規定するのかによって、大きな違いがあります。文化庁の平成30年度の「国語に関する世論調査」の結果から推察してみますと、次のように考えられます。

月に1冊以上の本を読む人の中で、3〜4冊以上の本を読んでいる人は約29%、さらに5冊以上読む人は12%、7冊以上読む人は6%という割合であることがわかっています。

この調査結果から、読書量が多い人は、月に5冊以上か7冊以上の本を読んでいると考えられます。

社会人の読書量は何冊程度なのか

調査対象者の年齢や性別、職業などによって調査の結果は多少差異があります。

マイナビフレッシャーズが2015年に実施したアンケートによると、社会人の平均読書量は月間2.2冊でした。また、読書をしない人は45%に上りました。

読書量が少ない理由としては、仕事や家事、育児に忙しい、本を読む時間がない、本を読む習慣がない、本に興味がないなどが挙げられます。

daigoの読書量

メンタリストDaiGoさんは、自身の読書量について、1日に10冊から20冊と語っています。

これは、年間で3650冊から7300冊の本を読むことになるため、非常に驚くべき読書量です。

DaiGoの読書量が多い理由はいくつかあります。まず、彼は常に新しいことを学びたいと思っています。彼は、読書は新しいことを学ぶための素晴らしい方法だと信じており、できるだけ多くの本を読むようにしています。

第二に、DaiGoは多忙なスケジュールにもかかわらず、読書を優先しています。彼は、読書はリラックスしてストレスを解消するのに役立つと信じており、一日のスケジュールの中に必ず読書の時間を設けています。

最後に、DaiGoは非常に効率的な読者です。彼は、速読テクニックを駆使して、短時間で多くの情報を得ることができます。速読は、一般に知られる速読の方法というよりも、目次から必要な部分や要点を拾って、その部分のみを読み取るなどのテクニックを活用しているようです。

子供の読書量|小学生の読書量は多い

子供の読書量については、全国学校図書館協議会の調査結果が参考になります。2022年の調査結果では、小学生で月に13.2冊、中学生が4.7冊、高校生では1.6冊というデータがあります。

ただし、不読率(月に1冊も読まない割合)が小学生で6.8%、中学生18.6%、高校生で51.1%あります。もし、それぞれの学年の平均読書量を本を読まない人も含めた割合を考慮すると、高校生の場合なら平均で1冊に満たないことになってしまいます。

このように小学生の読書量は、実は非常に多いのです。

小説家の読書量

小説家には読書家のイメージもあります。しかし小説家それぞれの読書量は別として、一般的なデータとして平均どの程度の読書をしているのかを示すものはありません。

読書の量は小説家によって異なります。中には年間1,000冊も読む小説家もいれば、100冊も読まない小説家もいます。読書量は個人の性格や好みによって決まるもので、正解も不正解もありません。

しかし、小説家にとって読書は、自分の作品を書く上で欠かせない要素です。小説を読むことで、さまざまなストーリーや登場人物に触れることができ、自分の作品のアイデアを膨らませることができます。また、小説の書き方や文章の表現方法を学ぶこともできます。

小説家を目指している人は、職業として小説家であり続けるなら、できるだけ多くの本を読むことは自己研鑽する上で必要なことでしょう。また逆に生涯に一冊だけの小説を書くということなら、小説家とは言えないかもしれませんし、読書量はなくとも構わないとも言われます。

漫画家の読書量は

漫画家の読書量もまた、人によって大きく異なります。読書を好む漫画家もいれば、あまり読書をしない漫画家もいます。また、読書をするにしても、漫画を読む漫画家もいれば、小説を読む漫画家もいます。

一般的には、漫画を読む読者は漫画は読むがテキスト(活字)は読まない印象が強くあります。しかし、漫画家は読書量が多い傾向にあります。これは、漫画を描くためには、ストーリー、キャラクター、設定、作画技術など、様々な知識が必要になるからです。そして、これらの知識を得るには、本を読むのが最良の方法だからです。

漫画家の中で、特に読書量が多いと言われる漫画家に、手塚治虫、鳥山明、大友克洋、浦沢直樹などが挙げられます。これらの漫画家は、数多くの本を読むことで、漫画の描き方を学び、独自の世界観を構築してきました。

また、漫画家は、読書を通じて、様々なジャンルの知識を得ることで、漫画の幅を広げることもできます。例えば、歴史小説を読めば、歴史的な知識を得ることができ、SF小説を読めば、SF的なアイデアを得ることができます。

このように、漫画家にとって、読書は非常に重要なものです。漫画家を目指す人であれば、できるだけ多くの本を読むことを心がけることがおすすめです。

齋藤飛鳥の読書量

齋藤飛鳥は、日本のアイドルグループ乃木坂46のメンバーであり、女優、モデルとしても活動しています。彼女は読書好きで知られており、年間100冊以上読むと言われています。齋藤飛鳥が好きな作家には、貫井徳郎、安部公房、澁澤龍彦、伊坂幸太郎などが挙げられます。

齋藤飛鳥は、読書は自分の人生に大きな影響を与えたと語っています。読書を通して、さまざまな世界や価値観に触れることができ、自分の考えを深めることができたと語っています。また、読書はリラックスやストレス解消にも役立っていると語っています。

齋藤飛鳥の読書量は、アイドルとしては非常に多いと思います。彼女は読書を自分の人生に深く取り入れていると言えます。

カズレーザーの読書量

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーは、年間500冊以上読む読書家として知られています。カズレーザーは、2016年11月放送のテレビ朝日系バラエティ番組「アメトーーク!」に出演した際、「年間200冊くらいは読むようにしています。でも最近あんまり読めていないので、週3、4冊くらい」と自身の読書量を明かしました。また、カズレーザーは、本棚を持っていないとのこと。本が20冊程度溜まったら、後輩に譲るか古本屋に売るかして、手放してしまうそうです。読み返したりしないのかという問いには、「もう一回読みたくなったら、もう一度買う。それで作者の人にお金が行くのが正しいと思うんです」と回答。作り手へのリスペクトを忘れないこの考え方には、たくさんの賛辞が集まりました。

カズレーザーの読書量は、お笑い芸人としては驚異的です。カズレーザーは、読書を習慣化することで、時間を見つけて本を読むことができるようになったと語っています。また、読書は自分の時間を自分のために使うことができる貴重な時間だと考えているようです。

又吉直樹の読書量

お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹は、2015年1月に発売された小説「火花」で第153回芥川賞を受賞し、小説家としても活躍しています。また、2018年には『第2図書係補佐』、2020年には『夜を乗り越える』、2022年には『人間』と、小説を3作発表しています。又吉は、幼い頃から本が好きで、読書が自分の人生に大きな影響を与えていると語っています。

又吉直樹は幼少期から読書家であり、現在も散歩や音楽鑑賞と並んで趣味として本を読んでいます。彼が所有する本は3,000冊以上にも及び、さまざまなジャンルの作品が含まれているようです。太宰治や芥川龍之介、古井由吉などの日本文学から、京極夏彦や中村文則、田丸雅智などのミステリーまで、読書の幅は広いようです。

読書量についてあまり気にしていないようです。インタビューで「1か月に10冊以上は読んでいる」と答えたことがあるが、それはあくまで目安であり、本を読むことに固執しているわけではないようです。

読書量調査は様々

読書量の調査は非常にたくさんあります。高校生以下の読書量であれば、前述の全国学校図書館協議会が毎年実施している「学校読書調査」があります。

また16歳以上を対象にしている調査では、文化庁の「国語に関する世論調査」がありますが、平成30年を最後にしています。

そのほかにも新聞社や出版社が実施している読書に関する調査もあります。

読書量の推移

全国学校図書館協議会が毎年実施している「学校読書調査」によると、小・中・高等学校の児童生徒の平均読書量は年々減少しています。

例えば、2014年の調査では、小学生は16.0冊、中学生は6.1冊、高校生は2.7冊でした。2022年の調査では、小学生は13.2冊、中学生は4.7冊、高校生は1.6冊でした。

同様に、文化庁の国語に関する世論調査においても、同様の傾向が見られます。月に1冊まで本を読まない不読率が、平成20年度には46.1%でしたが、平成25年度には47.5%と拡大しており、本を読まない人の割合が増えているのです。

読書量を増やすには

読書量を増やすことは重要です。読書は、視野を広げ、知識を増やし、新しいスキルを学ぶのに最適な方法です。読書はまた、ストレスを解消し、リラックスするのに役立ちます。つまり、仕事や人生のためだけではなく、心の安定のためにも読書は役立つということです。

目的や目標に応じて読書量を増やすと良いです。

読書量を増やす方法やコツについて

読書量や増やす方法やコツについて紹介します。以下の方法やコツを組み合わせて、自分が続けやすい読書のスタイルを見つけることがおすすめです。

1)読書の時間を確保する
忙しいスケジュールの中で読書時間を確保することが重要です。朝起きた後や寝る前の時間、通勤や移動時間などを有効活用することができます。また、スマートフォンやテレビなどのデジタルデバイスの使用時間を減らし、その時間を読書に充てることも効果的です。

2)目標を設定しましょう
具体的な読書の目標を設定することで、モチベーションを高めることができます。例えば、週に1冊の本を読む、月間で特定のジャンルの本を読む、年間で一定の冊数の本を読むなど、自分に合った目標を立てましょう。目標を達成するためには、計画を立てて読書時間を確保することが重要です。いきなり高い目標は挫折の原因になります。少し頑張る感じの目標がおすすめです。

3)興味を感じるジャンルやテーマを選ぶ
自分が興味を持つジャンルやテーマの本を選ぶことで、読書への関心を高めることができます。自分の趣味や関心に合った本を読むことで、読書が楽しくなり、積極的に取り組むことができます。

4)読書のリストを作る
読みたい本のリストを作成し、順番に読んでいくことで読書の計画性を持つことができます。自分の関心や目標に合わせて、リストを作成し、進行状況を追いながら読書を進めていきましょう。

5)本を読む環境を作る
自分自身が落ち着ける環境や読書に集中できるスペースを作ることも重要です。静かな場所や快適な椅子、読書灯など、自分が集中しやすい環境を整えましょう。また、読書の時間を楽しむために、お気に入りの飲み物や軽食を用意するのも良いアイデアです。

6)読書の習慣を作る
読書を習慣化するためには、毎日少しずつでも読書することが大切です。なれないうちは、毎日5分でもいいので、読書に取り組む習慣を作りましょう。少しずつでも続けることで、徐々に読書の時間を増やすことができます。また、読書をする際には、集中力を高めるために周囲の気が散らないようにすることも重要です。ノイズを避けたり、集中できる環境を作ることで、読書の効率が上がります。

7)徐々に多様性を追求する
同じジャンルやテーマだけでなく、徐々に幅広いジャンルの本に触れることも読書量を増やす上で重要です。小説、ビジネス書、自己啓発書、歴史書、エッセイなど、様々なジャンルの本を読むことで、視野を広げることができます。

8)楽しむこと
読書は楽しみながら行うことが大切です。強制的に読書量を増やすよりも、自分が楽しんで取り組める方法を見つけることが重要です。興味を持つ本を選び、自分のペースで楽しんで読書を進めることで、読書の継続がしやすくなります。読まなきゃ意識が強くなると、読書がつらくなるかもしれません。時に楽しいだけの読書も良いでしょう。

9)読書の時間を有効活用する
読書の時間を有効活用することで、読書量を増やすことができます。例えば、読書メモを取ったり、読んだ本の感想を書いたりすることで、読書の内容をより深く理解し、自分の考えを整理することができます。

10)読書関連のSNSや読書コミュニティに参加する
SNSやオンラインの読書コミュニティに参加することで、他の人と読書の情報や感想を共有することができます。読書に対するモチベーションを高めるだけでなく、新たな本や著者を知るきっかけにもなります。

読書量を増やすことの代表的な9つのメリットや効果

読書量を増やすことは、多くのメリットがあります。ここに代表的な9つの例を紹介します。

1)新しいことを学ぶことができます。 読書は、新しいトピックやアイデアについて学ぶのに最適な方法です。本には、歴史、科学、ビジネス、文学など、あらゆるトピックに関する情報があります。

2)視野を広げることができます。 読書は、他の文化や視点について学ぶのに最適な方法です。本は、世界中の人々の生活や経験について教えてくれます。

3)新しいスキルを学ぶことができます。 読書は、新しいスキルを学ぶのに最適な方法です。本には、料理、編み物、楽器演奏など、あらゆるスキルに関する情報が含まれています。

4)ストレスを解消できます。 読書は、ストレスを解消し、リラックスするのに最適な方法です。本はあなたを別の世界に連れて行ってくれ、日常生活のストレスから逃れることができます。

5)想像力をかきたてることができます。 読書は、想像力をかきたて、創造性を高めるのに最適な方法です。本は、あなたを想像力豊かな世界に連れて行ってくれ、新しいアイデアを生み出すことができます。

6)語彙を増やすことができます。 読書は、新しい単語やフレーズを学ぶのに最適な方法です。本には、さまざまな文脈で使用されている単語がたくさん含まれています。

7)集中力を高めることができます。 読書は、集中力を高めるのに最適な方法です。本を読むには、長い間注意を払い、ストーリーに集中する必要があります。

8)記憶力を向上させることができます。 読書は、記憶力を向上させるのに最適な方法です。本を読むには、ストーリーやキャラクターを覚えておく必要があります。

9)理解力を高めることができます。 読書は、理解力を高めるのに最適な方法です。本を読むには、ストーリーやキャラクターを理解する必要があります。

読書量を測る方法やツール

読書量は測る方法やツールにはいくつかあります。

最も一般的な方法は、本の数を数えることです。ただし、これは正確な測定とは限りません。本の大きさや複雑さは異なるため、短い本をたくさん読む人もいれば、長くて複雑な本を数冊読む人もいます。

もう一つの方法は、読書時間を測定することです。これは、より正確な測定ですが、それでも完璧ではありません。読書のペースは人によって異なるため、速く読む人もいれば、ゆっくり読む人もいます。

読書量を測定するのに最も正確な方法は、読書理解力を測定することです。これは、読書理解力テストまたは読書理解力クイズを使用して実行できます。これらのテストは、あなたが読んだ内容をどれだけ理解しているかをテストし、読書量のより正確な尺度を提供します。

読書量を測定するのに役立つツールはいくつかあります。最も一般的なツールは、読書ノートや読書日記です。読書ノートや読書日記は、あなたが読んだ本、読んだ時間、本から学んだことを追跡できる場所です。これは、自分の読書習慣を追跡し、進捗状況を追跡するのに役立ちます。

読書量を測定するのに役立つツールは他にもたくさんあります。オンライン読書追跡ツール、読書習慣を追跡できるアプリ、読書量を測定するのに役立つWebサイトなどがあります。

読書量の世界ランキング

読書量に関して世界を比べたランキングはありませんが、読書時間や読書の頻度に関する情報があります。

2021年11月16日、米国の調査会社OnePollが行った調査によると、フィンランド人は1年に最も多くの本を読む国で、2位はノルウェー、3位はデンマークです。米国は17位、日本は25位にランクされています。

また2017年、GfKジャパンは17か国、22,000人のインターネットユーザーを対象に読書頻度に関する調査を実施しました。調査によると、毎日またはほぼ毎日本を読む人の割合は、中国が36%で最も高く、スペインとイギリスが32%で続きました。最も低いのはオランダと韓国で、16%でした。日本の読書頻度は20%で、17か国中15位でした。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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